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太陽は昇る  作者:
26/34

番外編 最たる異端と黒き十字架 終編

 今までで最長です。

そしてぎゃあああああああ!!!!



ジュランは蝙蝠のような巨大な羽を広げ、一回大きく羽ばたいた。

するとジュランの体は一メートルぐらい宙に浮かんだ。

その後今度は小さく何回か羽ばたきながら少し後ろに下がったかと思うと、飛びながら一気にシークとの距離を詰めていき、シークの首を掻っ切るために右手の爪を振り下ろした。

 シークは反応するのがやっとで右手を上げ、首を切られないよう防ぐだけで精一杯で、防ぐのに使った左腕が深く切り裂かれた。

 シークの左腕を切り裂いた後、一度シークのいるところからさらに五、六メートルほど飛んだ後、上空に上がりシーク目掛け急降下した。今度は避けようとしたがそれでも左肩のあたりを少し切られた。

「ははは!!!どうだねシーク君、これが我輩のロードとしての能力だ!!」

「くっ・・・“高速飛行”と言ったところだね。」

「その通り!!」



 吸血鬼は700〜800歳ほどになると人間の個別能力・技巧のようなものを発現する。なおほとんどの吸血鬼はその年齢になる前にエクソシストに殺されるので、これらを発現できた吸血鬼はそれだけで偉大で吸血鬼たちからは敬意を、エクソシストたちからは畏怖をこめヴァンパイアロードと呼ばれる。



 どうする?正直相性は最悪だ。僕は力に特化しているだけであの速さに対応できるだけの能力がない。


 ライムならどうする?おそらく“エレクトル・ゾーン”で動きを鈍らせて攻撃するだろう。でも僕には出来ない。あれはライムレベルの魔法制御があって初めて出来る技だ。それ以前に僕は雷属性ではない。


 リィならどうする?リィならあの能力でジュランの動きを読んで、それに対応するだろう。あの能力は後天性のものだから僕にもできる可能性があるけど都合よく発現しないだろう。ていうかリィはかなり特殊な環境にいたからあの能力を得たのだし・・・


そうだ。僕にしかないこの力を使えばいいんだ。この方法ならジュランを倒すこともできるかもしれない。



シークはジュランのほうを向いて少し微笑み、背負っていた剣を鞘にしまい、捨てた。

「なっ・・・!?どういうつもりだ!!武器を捨てるとは!!」

「簡単なことだよ、僕は素手で戦った方が強いからね。」

「・・・・・!」 

そう言われ、ジュランは言葉を止める。

(確かに今までよりもプレッシャーが違う。)

 そうしてしばらく睨みあっていると、ふとシークが口を開いた。

「来ないの?」

 そう問い、しばらく間をあけて挑発的に、

「怖いの?」

「なっ・・・!!?そ、そんなわけがなかろう!!!」

 シークの挑発にジュランは声を荒げている。

「じゃあ、来なよ。怖くないんならね。」

「ふ、ふふふ・・・よかろう、その言葉存分に後悔するがいい!!」

 シークの挑発は見事に決まり、ジュランは最初の時のようにゆっくり後ろに飛んだ後、一気に速度をあげシークに突っ込んできた。

 シークは何もしない。

 ジュランがシークの心臓めがけて右腕を突き出す。

 シークは何もしない。

 そうしてジュランはシークの心臓を貫いた。

「はは、はははは!!なんだ!!ただの強がりだったか!!」 

「捕まえた。」

 心臓を貫かれ死んだとおもっていたシークがジュランの右腕を左腕で血が出るのもお構いなしに握り締めた。

「な、何故だ!!?何故生きている!!!?」

 ジュランは狼狽する。その時さらに、

「な、ない!!?何故心臓がないんだ!!!?」

 ジュランは自身の右腕が心臓を掴んだ感触も貫いた感触もないことに気づいた。

「あぁ、そういえば昔はあったね、そこに。」

「?・・・!!?まさかお前・・」

「そう、僕は堕ちたサタンだ。」

 そう言った後、シークは空いている右腕でジュランの左翼を引き千切り、体を貫いているジュランの右腕を抜き、深く腰を落として全力で腹を打ち抜いた。

「ゴフッ・・・」

 殴ったところには風穴が開いた。

「最後に一つ聞きたいんだけど・・・なんでこんなことをしたの?食事にしては明らかにやりすぎだよ。」

「くっ・・・簡単なこと・・だ。最たる異端の力を・・・狙っていた・・のだ・」

 ジュランは苦しそうにそれに答えた。

「何故?」

「ふっ・・・すべては・・・奴を殺すため!!!真のロードと呼ばれていたにも関わらず人間に味方した裏切り者、吸血鬼王“セツナ”を殺すため!!!」

 よっぽどその“セツナ”が憎いのであろう。あまりの激昂に痛みを忘れている。

「・・・だいたい分かった。じゃあ、お別れだ。」

 そうして頭を握りつぶそうと右腕をジュランの頭に近づける。

「ちょっと待ってほしい。」

「何?」

 ジュランの言葉にシークは右腕を止める。

「できれば全力で殺してほしい。どうせ死ぬなら、派手に逝きたい。」

「分かった。」

 その請いに応えるためシークは捨てた十字架を拾い、天に逆さに捧げ、

「堕天。」

 そう呟いた。するとシークの全身が服や持っている十字架も変わっていく。

 その後十字架を、両端を持って横に構え同時に腕を後ろに下げながら剣を抜いた。

 その姿を表すなら・・・



ジュランはシークを見た時少し疑問に思っていた。シークの二つ名も知っていたのだが、何故“黒き十字架”などと呼ばれているのだろうか。十字架を持ってはいるがその色は白い。しかしその疑問は今解けた。シークの今の姿はまさしく、

「黒い、十字架だ。」



そしてシークは右腕で剣を真上まで振り上げ、そこで左腕も添え、全力で振り下ろした。

それによりヴァンパイアロード・ジュランの生涯は終わった。後に残ったのは人ぐらいの大きさのクレーターのみ。

「さて、リィは終わったかな?」




「リ、リィさん?それじゃまるで私が吸血鬼みたいじゃないですか。」

 エミリアはまだ白々しく演技を続けている。でも今あんたの焦りすごいよ?

「みたいじゃないわ、そのものだって言ってんのよ。」

「な、しょ、証拠はあるんですか!!?」

 その発言と、焦りが強くなっただけで十分証拠になるけど、まぁいい。話してやるか。

「ではまず疑惑レベル1。まぁこれは30パーセントぐらいだけどね。」

「ど、どんなことですか・・・?」

「さっきの吸血鬼たちの襲撃、あの家の中にいるのは正直わたしでも身震いした。それをあんたが二日も耐えられるとは考えられない!!」

「!?」

「まぁでも、人間追い詰められるとわかんないし、30パーセントほどにしたけどね。」

「そ、それだけで私を・・」

「まずって言ったでしょうが、それでは一気に疑惑レベル3。これは80パーセントほどね。」

「いい加減にしてください!!わたしは小さいころからこの村に住んでるんですよ!!吸血鬼なわけ・・・」

「はい、あんた墓穴掘った。」

「なっ!?」

「ねぇ、あんたが私たちにした話覚えてる?」

「え、えぇ。」

「その話には三人あんた以外の村人が出た。宿の主人、誰か二人。」

「・・・!?」

「ねぇ、なんで小さいころから住んでるはずなのに村人の名前が一人も出てないの?」

「そ、それは・・・・み、見えなかったんです!!その時は夜だったんですよ!!」

「ふぅん・・・」

 反論しようと思えばできるけどまぁいい。これで止めをさそう。

「それじゃあとばしていた疑惑レベル2。50パーセントといきましょうか。」

「な、なにを・・・」

「あんたはずっとなにかに怯えていた。それは吸血鬼への恐怖が抜けきっていなかったと考えれられるけど、こうも考えられるんじゃない?」

「・・・なんですか?」

「吸血鬼は銀を恐れる。」

「!!」

「そう、あんたはずっと吸血鬼たちではなくシークのい持っていた“銀”製の十字架を恐れていたんじゃないの?」

「・・・・・」

「これはただの予想、でもこれに私の能力を足すと、確信に変わる!」

「能力?」

「私は感情が分かる。どこからどんな感情があるのか。」

 まぁそれだけじゃないんだけどね。

「それでさ、あんたの一番恐怖が強かった瞬間を教えてあげようか?」

 もう、エミリアは答えない。それでも言おう。

「それはシークに護身用として銀を投げられた時、そうまるで銀を恐れる吸血鬼のように!!」

「・・・・!!」



 その後しばらくの静寂。エミリアは俯き、それなりに長い髪で表情は分からない。ふと一陣の風が吹き、エミリアの顔を隠していた髪が舞い上がる。その時見えたエミリアの口元は、歪に吊り上っていた。

「ふふ、あは、あはは、あはははははははは!!!!!」

 急にどこまでも届くのではないかと思わせるほど大声で笑った。

「そうよ、その通りよ、“ミリ・ムツキ”!!!」

「!?」

 なんで、なんでその名を知っている!!!!

「私の真の名は、ヴァンパイアロードが一人、ラミア。」

 ヴァンパイアロード?・・・まぁ後でシークに聞いてみるか。そんなことよりも・・・

「さぁ、ミリ・ムツキ!!“最たる異端”と呼ばれるその力を・・・」

「わたしはあの時誓った。」

「?」

「私はムツキを全員殺す。」

 私はあいつらを許さない。私の力を恐れ、私を殺しかけたあいつらを。

「そして、私をその名で呼んだものは魂一つ残さず殺す!!!」

 あいつらと同じ血が流れている。そう思い出されるから・・・

「現れ、雷!!“神鳴・大蛇”!!!」

 雷を纏った刀を振ると雷が蛇の形になりラミアに向う。

「!!?」

ラミアはそれを避けようともせず、まともに受ける。

粉塵が上がり、視界が途絶える。

煙がはれた後、ラミアがいた場所には何もない。でも

(エミリアの感情が消えない。この感情は・・・嘲り。)

 ふとラミアがいた場所に霧のようなものが集まり、ラミアを構成する。

ただし両手、両足がない。その付け根は霧のようになっていた。

「撲殺舞踏会。」 

 そうラミアが呟くと後ろから殴られた感触が、それにより前に倒れてしまう。

倒れる途中足だけのラミアの足があった。

それは私を蹴り上げる。それにより私は宙に浮かぶ。

その時私はさっきとは反転した形になっていたから見えた。

私に向って振り下ろされているラミアの左腕が、その腕は私を捉えた。

そうして私は地面に叩きつけられた。

されにラミアの足が地面と垂直になるよう私に向って落ちて来た。

私はかろうじて刀を振った。闇雲だったが何とか捉えその足を斬った。しかしすぐに足は元に戻り、結局私はその足に踏みつけられた。

「かはっ・・・」

 内臓が何個かつぶれたかもしれない。その呻きとともに血を吐いた。

それでもなんとか立ち上がる。

 ラミアの方を見るといつの間にか両手両足が戻っていた。

「はははははは!!!どう私の能力“ミスト・ボディ”は!!」

「霧の・・身体・・?」

「そう、私は自身の体を霧にすることができる。その時の私はどんな方法でも傷つけることなどできない!!」

「くっ・・・」

「ふふふ、打つ手はないわ・・・でもただのこのまま吸血鬼化させるのもつまんないねぇ・・・そうだあのシークっていう奴を吸血鬼化させてやるか。あっ、でもジュランにやられているか。」

「そんなわけない。」

「・・?」

「シークは絶対負けてない!!!」

「あら、言っとくけどジュランは私ほどじゃないけどかなり強いわよ?」

「そんなものは関係ない!!だって・・・シークは私に信じることを教えてくれた。」


 私は忘れない。あの時受けた痛みを、抱きしめられたあの温かみを、初めて流した涙の感触を・・・


「だからこそ私の信じるは凄いわよ?」

だからこそ・・・・

「私がシークは絶対に負けないって信じてる、それだけで十分だ!!!!」

「美しい愛情ねぇ、じゃあ・・・私が砕いてあげる!!」

 ラミアがそんなことを言うでも、その通りにはならないわよ。だって、

「私も負けない。だってこれからも私はシークを信じ続けるから、ここで終わらない!!」

 そうして、私は持っていた刀・・・“八紡星”という・・・を鞘に収め、もう一つの刀を抜く。

「煌け、陽光。」

 抜かれた刀はまるで太陽のように朱金に輝いていた。

 私は左足を引き、陽光を左の腰辺りに居合い抜きをするような格好で、両手で構える。

「さぁ・・・来い!!!」

「じゃあ、お望み通り逝かせてあげるわよ!!撲殺舞踏会!!」

 ラミアの手足が離れ飛ぶ、ただし三つは私を狙ってない。

おそらくまたさっきのようにするつもりだろう。

 でもそうするのは愚策だよ。


だってこの刀はあんたを斬れる。


 私は左足を前に出しながら私に真っ直ぐ向ってくる右腕を斬り上げる。

 斬られた右手は元に戻らず、霧散する。

「なっ!!?」

 後ろからも殺気がする。

右足を後ろに回し左足が前に来る様な位置にしながら振り返る、さっき斬り上げた刀を頭上まであげ、右足で前に踏み込みながら刀を振り下ろした。

その刀はラミアの左腕を捉えた。

 今度は左右両方から両足が、私は跳ぶために両膝を折った。

その時激痛が奔った。とても痛かったでも、


あの時受けたライムの魔法のほうがもっと痛い!!


手加減してたけどあの時のシークの平手打ちのほうがずっとずっと痛かった!!!


私は跳ぶ。ちょうどラミアの両足が重なったところで纏めて斬る。

その後地面に着地する。その時も痛かったがもう私には関係ない!!

「さぁ次はあんただ!!」

 そして私はラミアに向って駆け出した。

「く、来るなぁあああ!!!」

 手足がない今のラミアに私と戦う手段はない。

なので飛んで逃げようとした。でも、

「遅い!!」

 私も跳び、真っ直ぐラミアの心臓を突き刺した。

それによりラミアの身体も霧散する。

しかし首だけは残りどこかへ逃げようとする。ならば、

「我に流れし“聖”の魔力よ。今、邪を捕らえ、滅せよ!!“サンクチュアリ”!!!」

「えっ?」

 私から流れ出た白き魔力が四つに分かれ、ラミアの頭の囲み、閉じ込める。

 そして白き光を発するとそれに照らされたラミアは苦しみだす。

「あああああああ!!!!何よ!!?何よ、これえええええ!!?」

「それが私の“最たる異端”としての力よ。」

「こ、これが異端の力?これってただの・・・」

「そう、私は異端の中で異端として生まれた。故に私は“最たる異端”。でも私はただのカードの裏の裏。それはただの普通。」

 まぁそれがよりによってムツキに仇なす聖魔法だったから私は殺されかけた。

「まぁとにかく、吸血鬼であり、恐れが強い今のあんたには聖魔法はよく効くわよ?」

「くっ、うぅ、あああああああああ!!!!」

 だんだんとラミアの存在は希薄となり、ヴァンパイアロード・ラミアの生涯は終わった。後には何も残らなかった。


「さて、シークのところに行くか。」




 リィが時々よろめきながら歩いていると前方に人影が、

「シーク!」

「リィ!」

 二人はお互いに名を呼び合いながら強く抱きしめあった。

 そうしているとリィはあの時のことを思い出した。


   

どこかの草原でのことだった。

私は始めて受けた優しさに耐え切れず暴走した。

ほっとけばよかったのに二人は、ライムとシークは私を止めようとしてくれた。



「轟け、破壊の象徴。今我が“友”を止めろ“ライトニング”」

 止めて止めて止めて、私に優しくしないでええええ!!!!

「うわあああああああ!!!」

 左手に持っていた陽光で“ライトニング”を切り裂き、ライムに向って駆けだし、右手の刀を突き出した。

 しかし、その前にシークが立ち塞がった。

 ライムへの攻撃に集中していた分対応できずそのまま突っ込むだけだった。

やられると思った。

 でもそうではなかった。

刀はシークを貫いた。

シークは何もしなかった。

「えっ・・・?」

 私は驚きで何もできなった。

「“ボルト”」

 いつの間にかライムが近づいていて、“ボルト”をくらった。

 でも手加減のしすぎのようでかろうじて動けはした。

 だがそんなことは今はどうでもいい。私はシークの顔を真っ直ぐ見て、

「なんで、なんで黙って受けてんのよ!!?あんたならどうにか出来てたでしょう!!!?」

「うん、そうだね。でも僕の方法じゃリィを殺しちゃうからね。」

「なっ、殺せばいいでしょうが!!!」

 そう叫んだ瞬間頬に痛みが奔った。

平手打ちをされたのだろう。

しかしかなり手加減されている。

なのに今まで受けてきた痛みの中で一番痛かった。

「痛い?ごめん、でも君を殺したら、その痛みなんかよりずっと痛い!!」

「なん・・で・・?」

「だって僕たちは仲間でしょ?」

「うそ・・嘘だ!!だって私を仲間だって思ってくれた人なんて・・・」

「じゃあ僕が最初の一人目になる!!!」

「そ、そんなこと・・・口ではなんとも・・・」

「僕を信じて。」

「信・・じる・・・?」

「うん。」

「信じていいの?仲間だって信じていいの!!?」

 ムツキにいたころはずっと裏切られてきた。

優しい態度をとってた人もいたがそれにも裏があった。

だから私は誰かを信じちゃいけないって思ってた。

「うん。」

 その言葉でなにかがはじけた。

「うわああああああ!!!!!!」

 いつのまにか私はシークに飛びつき泣いていた。

今まで泣いたことなんてなかったのに。

いやずっと溜まってたのかな?そう思えるほど私は泣いた。

いつの間にかシークは私をギュッと抱きしめてくれた。

その身体はとても温かった。




 そんなこともあったなぁ・・・

「シーク。」

「何?」

「大好きだよ。」

「なぁああああああ!!!!?」

 おやおや、大をつけただけで顔真っ赤だよシーク。

ん、ちょっと待て、もしこれライムに見られたら・・・

「にゃああああああ!!!!?」

「リィ!?」

「よし、シーク早くセルス地方に行くわよ!!!」

「えっ、ちょ、待ってよ!!」

 まぁ待て、見られるわけがない。でもやっぱ、にゃああああああ!!!!

 恥ずかしさのあまりリィは走り出す。

 それに追いつこうとシークも走りだす。


 こんな風に毎回ドタバタしながらも“最たる異端”と“黒き十字架”は今日もともに行く。


 番外編 最たる異端と黒き十字架 終了


 ちなみに


「ライムさん、ライムさん。」

「?ハルシオン?どうしたんだ?」

「これあげます。」

 そう言ってハルシオンはライムに水晶を渡す。

その水晶には先ほどの光景が記録されていた。音声も。(ここ重要)

「ハルシオン。」

「はい。」

「グッジョブ!」

「喜んでいただいて何よりです。」

 

 しっかりライムに見られてました♪



  ぎゃああああああああ!!!!!

フウガ「どうした作者!!?」

ライム「おそらく自分でも書いてとてもとても恥ずかしかったのだと思う。」

 にゃああああああああ!!!!!

フウガ「今度はリィバージョン!!?」

ライム「あんなこともあったなぁ、本当。」

 ぐわああああああああ!!!!!

ライム「次からは後書きはしばらくリィ、シークに戻るぞ。」

フウガ「なんでお前そんなに落ち着いてんの!!?]



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