番外編 最たる異端と黒き十字架前編
今日はいつも後書きに出ているリィ+シークの話です。
後書き読んでいる人は、やっ。
読んでない人は久しぶり。
私は小柄だというのに不思議とスーツが似合うクールビューティな女、リィよ。
え、自分で言ってる時点でクールビューティじゃない?
黙りなさい、それが無理なら死になさい。
まぁいいわ。今は機嫌がいいから見逃してあげる。
え、何で機嫌いいのかって?
よくぞ聞いてくれたわね!!何故なら・・・
「リィ、どうしたの?さっきから立ち止まって明後日の方向を向いたりして。具合でも悪いの?」
突然、白銀の髪を肩まで伸ばして一つにしばっていて、白い銀製の子供ほどの大きさの十字架をせよっている彼が心配そうに、私に話しかけてきた。
「いや、なんでもないわ、シーク。ちょっと読者と会話(?)してるだけ。」
そおおお!!!今私はシークと二人っきりなのだ!!!
え、シークって誰かって?
爪一つ一つ丁寧に剥がされて、剥ぎ終わった指を・・・中略・・・そして最後に両目があった場所から同時に二本の刃物で脳を刺されて死にたい?
“中略の部分はご想像にお任せします。”
「なんだ。頑張ってね、リィ。」
シークは会話の内容も知らずにとても優しい笑顔を浮かべている。
あぁ、もう可愛い!!そこも好き!!!え、他にもあるんだって?もちろん。聞きたい?寝かせる気ないけど。
もう、本当神に感謝よ!相手が六神王だったらしないけど。
まさかこんなにも早く“偶然”再会できるなんて!!私が木から落ちたら、そこに“偶然”シークがいたんだよね〜
・・・い、言っとくけど偶然だからね、再会したの!けして最初からシークを尾けてた訳じゃないからね!!
“尾けとったんかい。”
うるさい、駄作者。
“駄作者!?なにそれ!?”
もちろん“駄目人間で駄文書きな駄目作者”を省略したものよ。
“うわあああああんん!!!!”
はぁ・・メンタル弱いわね、作者。
まぁいいわ、今はあんな奴!ライムがもうリンって子見つけたらしいからこの時間もそう長くは続かないんだし、今のうちにいっぱい甘えとかないと・・・
「た、助けてください旅の方!!」
当然、なにかに怯えたような女がシークに抱きついてきた。
シークに抱きついてきた。
シークに抱きついている。
シークに抱きついている。
・・・私が今しようと思ってたのにいいいいい!!!!
「人の恋路を邪魔する奴は、私に斬られて死ねぇぇええええええ!!!」
「ちょ、リィ!?」
「きゃああああ!!!?」
私は刀を抜き、その女に斬りかかる。
それに気づいたシークは女を抱えて後ろに跳ぶ。
そう、抱えて。いわゆるお姫様抱っこで・・・
「私もやってもらったことないのにいいいいい!!!」
殺す!絶対殺す、あのアマぁぁああああ!!!
「リ、リィ、落ち着いて!!」
「だって、だって!!シークに・・・お姫様抱っこだなんて、羨ましすぎる!」
それを聞いたシークは女を抱えていた腕から力を抜き、女を落とす。
「きゃっ!?」
「痛かった?ごめん、怒ってもいいよ。でも、僕はリィに嫌われたくないんだ・・・」
そこでシークは一度言葉を切り、リィを真っ直ぐ見て。
「だって、僕はリィのことが好きだから。」
「シーク・・・」
「リィ・・・」
そうして二人は見つめあう。
今、リィの目にはシークしか映っていない。シークだけが今のリィの世界の全て。
今、シークの目にはリィしか映っていない。リィだけが今のシークの世界の全て。
“おーい、そこのバカップル。”
それでも二人は見つめあう。
“駄目だこりゃ。”
「あ、あのう。私はどうすれば?」
“あぁー中編まで待って。”
「えっ!?」
“ついでに中編に入る前に本編の話あるから。多分二週間後(現実時間)”
「えぇぇ!!?」
“それではちゅうーへんにー続く。”
「ちび○こちゃん風!?」
リン「いつも後書きにいるリィとシークがいないので変わりに私、リンと!」
ライム「俺、ライム。おまけに作者が後書きをお送りするぜ。」
俺、おまけ!?
リン「にしてはさ〜リィ、後書きからじゃあ考えられないほどシークLOVEだったね。」
無視!?
ライム「まぁ、ずっと後書きだけだったからな。」
そう考えれば本当この番外編書いてよかった。
リン「あれ?作者いたの?」
懐かしいネタすんな!!
ライム「そういや、ジジィ元気かな。」
なんなら師匠の話いつかかこうか?
リン「?師匠って誰?」
リリリリンは気にすんな!!
ライム「お、おいどうした作者?」
と、とにかく次の次にまた載せる中編ではシークが主です。是非読んでください!!
リン「作者!?いったいど・・・」
それではまた次話!!!