にの二話 ナルシス〜
二日で三話更新じゃああああああ!!!!!
やっほー♪みんな、リンだよ!
正直ライムの方が主人公っぽいけど主人公だよー。
あっ、ライムと言えば、聞いてよ。
フウガと戦ってるときにライムがさ、『そいつは俺が狙っとんじゃあああああ!!』って言ったんだよ。
みんなやっぱ恋愛関係思いつくよね、ね?私もそうだったんだけどさ。
でも、別の意味があったりするかもしれないから一応聞いたんだけどさ。
まぁさすがにちょっと恥ずかしかったけど・・
“まぎわらしいなぁ、おい。”
?なんか聞こえたような。まっ、いいっか。
そうだよ、ライムひどいんだよ。そのこと聞いたらいつの間にか逃げちゃったんだよ!
まぁ、ウィルが追いかけてくれてるんだけど・・・そういえばなんでウィルは“グラジエル”出してたんだろう?
とにかくライムにはおしおきだね、ふっふっふ。
“する必要ないと思う”
あれ?また。ん〜空耳かな?
にしては暇だな〜
「おや、これは美しいお嬢さんですね。」
ん?なんだろう。なんかキザそうでナルシストっぽい人が話しかけてきた。まぁ、とりあえず、
「ありがとう、キザオ・ナルシヤマ。」
「誰!?」
あれ?なんか褒められたからお礼言っただけなのに。
「ま。まぁいいでしょう。どうしたのですか?こんなところに一人で。」
「ちょっと仲間を待ってるんだよ。」
「そうなのですか、でしたら待っている間少しお茶でも一服ご一緒させていただけませんか?」
「え、でもいつ帰ってくるかわかんないし。」
「まぁまぁ、少しぐらいいいじゃないですか。」
あぁ。もうしつこいなぁ・・・
そうしてどうやって追い返そうかと考えると、
「・・・あれ?君は確か。」
「なっ!?お前は!!」
ちょっと女っぽくて、青い髪で右目が隠れている人が話しかけてきた。
その人を見て、キザオは様子が変わった。何でだろう?
しかし、どっかで見た・・・あぁ、
「久しぶり、マオウ。」
確かこうだった。
「いや惜しいけど違うぞそいつの名前!!」
え、違うの?
「・・・かっこいい。」
「いんかい!!?」
なんか一気にキャラが変わったなキザオ。
「・・・まぁ、それは置いといて、久しぶり、リンちゃん。あとナルシストも。」
「違う!ナルシスだ!!」
な、なんというネーミングセンス!!?も、もどかしい!!あの一文字を加えたい!!
「・・・自分に素直になりなよ。」
「そうだね!!というわけでナルシスト!!!」
「止めてえええええ!!!!結構コンプレックスなのそれえええ!!!!!」
「・・・コンプッレクス?はっ!!愚か者め。」
「そうだよ、立派な個性じゃん!!」
「強すぎるんだよ!!!」
「・・・強いだと?いいことじゃあないか!誇るべきだろ!だからお前はナルシスなんだ。」
「関係あんのか!!?」
「あるよ!半端ものなんだよ!だから一文字たりないんだよ!!」
「足して欲しくないんだよ!!!」
「「(・・・)うるさいナルシスト!!!」」
「うわあああああんん!!」
そうしてナルシストは去っていた。きっとナルシストはこの屈辱を乗り越えて、一回り成長するだろう。ナルシストのためにやったんだよ?面白かったからじゃないよ?
「・・・ねぇ、リンちゃん。」
読者に弁明しているとマオウが近づいてきた。
「・・・君とは気があいそうだんね。」
「うん、私もそう思う!」
「・・・そういえば自己紹介ちゃんとしてなかったね。」
「そうだね。私はリン・トウノだよ!あと呼び方はリンでいいよ。」
「・・・分かった、リン。僕はマオ・サキモリ。またの名マオウ・サキモリだよ。」
“気に入ったようだな、おい。”
またなんか聞こえたけど、とりあえず無視して私たちは強く握手をした。
“ここにまた、一つのボケコンビが誕生した。”
「そういえばなんでここにいるの?マオウ。」
その呼び方が定着したようで。
「・・・ここは僕と姉さんの故郷だからね。近くを通りかかった時に、寄ってもらったんだ。」
「へぇ・・・あっ!そうそうもう泥棒しちゃだめだからね!」
「・・・うっ。うん、もうしない。もうする必要もないし。」
「?なんで?」
「・・・えっ、あぁいや。ちょっと目的があってね。それでお金が必要だったんだ。」
「ふぅん・・・まぁ、フウガたちにもよろしくね!」
「・・・うん、言っとく。あっ、後僕たちしばらくはこの町にいるから。」
「分かった!」
そうして泊まっている宿屋を教えてもらい、マオウと別れた。
その後しばらくすると、なぜかボロボロのライムがウィルの肩を借りて現れた。
お仕置きどうしようかな・・・まっいっか♪
「いやぁ・・すまない、ライム。」
「はは・・・気にすんな。俺もまぎわらしかったからな・・」
ついでにあの後説得に成功した。
「しかし、誰なんだろうな、依頼人。」
「あ、あぁ本当な。(天使っぽいやつです)」
内容はレンジャーの依頼でリンを探すよう頼まれて見つけたが、フウガに以下十四話 日の出参照。
ちなみに依頼人が不明という設定。
「あっ、もしかしてリンの父親かもな。」
「あぁ、そうかもな。」
話が依頼人は誰なのかということになっていった時、
「おーい!!」
リンがライムたちに手をふりながら、近づいてきた。そして、
「ライムー!話聞かなかったお仕置きだよー!!聳えろ〜守りの象徴〜」
私刑を執行しようと変換コードを唱える。
「いや、待て待て待て!!リンそれには理由が・・」
「ていうかリン!地魔法じゃ俺まで巻き添えに・・」
「問答無用♪今、あいつらを懲らしめろ〜・・」
「あいつ、ら!?俺はなにもしてないよね!?」
「に、逃げるぞ、ウィル!!」
「遅い!“ストレス〜”」
「「ぎゃああああああああ!!!」」
前回と同じオチでした〜
魔法は〜マキVerに〜してみました〜
リィ「そういえばあの人そういう口調だったよね。」
シーク「後半は普通に喋ってたけど。」
リィ「ところでマキの魔法の発動コードって・・・」
もちろん狙ったよ?
シーク「“ジンセイ”は?」
人生という名の大きな壁。
シーク「“ストレス”は?」
現代社会で生まれるストレスは時として人を死に追いやむほど強烈なんだよ?多分。
リィ「・・・なんか他のマキの魔法見たくなったわ。」
頑張る。