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太陽は昇る  作者:
14/34

十二話 ただ彼の為

あっ、タイトル間違えた……

「はぁぁぁああああ!!!」

ウィルがウルフを三匹ほどまとめて切る。・・門から三匹ウルフが出てくる。


「はぁ!やぁ!てい!」

リンの素早い三連打によりウルフが三匹絶命する。・・門から三匹ウルフが出てくる。


「おおおおおおお!!!」

 今度は横薙ぎ、そこから上へ振り上げ、振り下ろし、そこからの力強い回転切り、それによりウルフを十二匹切る。・・門から十二匹ウルフが出てくる。


「進め、侵略の象徴!今、我が敵を打ち砕け、“バースト”!!」

リンの放った火柱がウルフを三十匹ほど灰に化す。・・・門から三十匹ウルフが出てくる。


 一匹一匹はリンたちの敵ではない。だが倒してもまた同じ数召喚されるのでは勝てるわけがない。

 新たなウルフがリンたちに飛びかかろうとする、しかし。


「スットプ!!」

「!?」

 そのフウキの声でウルフたちは動きを止める。


「なぁ、自分らさ・・」

 フウキは本当に不思議そうな声で

「なんでそんなに頑張るん?戦っても意味はないやろ!このままじゃ負けるって分かるやろ!」



「確かにそうだね・・」

 あぁ、その通りだ。このままじゃいずれ負ける。

「そうやろ。別に逃げてもいいんやで?お前ら殺したいわけやないし。」


 あぁ、できれば逃げたい。でも、

「自分のことしか考えてなかったら、そうしてるよ。でも私たちが戦わなかったらこの村は誰が守るの!?」

 魔術師こそいるけど私たちがいなかったらこの人たちに村の人たちは勝てない。

「な、何言うとんや、自分!?わいらこの村のことに事前に調べとったけどな、あいつらに命かけて守る価値なんてないで!?」


「はっ!」

 私はその言葉を鼻で笑う。

「守る価値なんてない?あぁそうさ。私もウィルも大分ひどい目にあった!でも、それがどうした!だったらこれから変えてやる!」


 いままではどうせ変わらないって諦めてた。でもそんなことない。やる前から諦めてたら何も変わらない。何度だってやってやる。ライムには悪いけどやっぱりもう少しここにいよう。この闇は私が払う、私が太陽になったやる!ていうかさ・・

「それ以前に人を助けるのに理由なんているの!?」

「!?」


 思い出すあの時のことを小さいころ、暗殺者だったころ任務に失敗して死に掛けていた時、

 自分よりも小さいのに、必死で俺を背よっていたあの人に言われたことを。


『な、何で俺を助ける。君と俺は赤の他人だろ!』

 それに対しあの人は、本当に呆れたように、

『あんた俺より年上なのにバカだな。』

『なっ!?』

『人を助けるのに理由なんて必要なのかよ?』

『・・・』



「聞かんかったらよかったわ・・」

「?」


「気にせんといてぇなぁ、改めて名乗らせてもらうわ。元カエデ家直属部隊疾風の四番隊である亜風副隊長、そして現盗賊団亜風副団長フウキ・カエデ。・・・じゃあ、再開や!!」

 ウルフの群れが再びリンたちに向かう。



 あれからどれくらい経ったのかな、

 腕が重い、意識が疲れで朦朧としてきている。


「ま、まだや!!!」

 でもフウキも大分疲れてきている。自働で召喚しているとはけど、魔力は消費しているみたい。それに前に比べて大分門に近づけてる。


 あと、もうちょっと。もって!!


 ウルフを倒しながら少しずつリンたちは前に進んできている。しかし、


 あっ・・・

 ついにリンは限界に達し、膝をつく。


「もろた!!」

 もちろんウルフたちがその隙を見逃すわけがなく、ウィルは大分遠くにいる。


『ウォォオオオン!!!』

 その牙がリンに襲いかかる。


「リン!!!」

 血がまた一つ湧き出る。



「・・勝負を決める前にな。」

「あ、あはは・・それはもちろん私の勝ちでね!!!」

 そしてゴーレムの攻撃の合図である動作をしようと左腕を振り上げようとする。が、


「なっ・・!?」

 その腕は途中でだらりと落ちる。ゴーレムは動かない。


「どうやら、自分の意思で動かさないと、指示は出来ないみたいだな。」

「(う、動かない・・)何をした!!」

 マキはもう一度左腕をもう一度振り上げようとするが、一切動かない。

「魔法の自主分解。」

「なっ・・・」


「姉さん!!」

「助太刀しよう!!」

 驚愕するマキ。そしてその危機を悟ったマオとアスがライムに駆けていく。

「来るなぁ!!」

「もう遅い。」

「なっ・・!?」

「動けない・・」

 マオとアスも急に動かなくなり、その場に倒れる。


 いい加減ライムのやったことを説明しよう。

 ライムは毎回ゴーレムに魔法を無効化されるぎりぎりで魔法を分解・・・変換コードの時点に戻した。“雷”そう電気に、それを繰り返されることによって今この空間には電気が充満している。それをまた操り、マキたちの回りに集めることによってマキたちの体を麻痺させたのだ。

「それじゃあ、あっちに助太刀するか。」

 そうしてライムは村の方に振り返り、歩みだす。


 何も・・・できない。私があいつを圧倒していたと思っていた。でも違った。

 私はただあいつの手のひらで踊らされていただけだった。

 無様だ・・・こんなことではフウガ様にも見捨てられてしまう。

 それだけは嫌だ!!

 あの時、初めて会ったときから私はフウガ様の下僕。

 我が力はフウガ様の為のみに奮う。我が存在意義はフウガ様を満足させる事のみ。

 体が動かなくても意識はある。ならば・・・


「開け、西の門・・・」

「!?それは!」

 突如魔法ともマキの能力とも違う詠唱が、


「西より出でて、全てを蹂躙せよ。秘技、蒙虎破軍走破!!!」

「サキモリの力か・・」

 マキの前方の地面が盛り上がり、巨大な虎の姿をとった。


「轟け、破壊の象徴!」

「行け!!」

 ライムの手にこれまでとは比較にならないほどの電気が現れる。

 マキの造った土の虎が駆け出す。


「今こそ審判の刻、神と崇められし雷・・・!?」

 コードの途中、それを中断するほどの驚愕が、

「どうせ、相殺されんのは目に見えてんだから!!」 

 虎はライムを無視して跳び、ライムの後方で着地する。


「昇華せよ!!」

 虎の周りの大地・・ゴーレムも、虎に吸い込まれていく、そしてどんどん虎は大きさを増す。

「何をする気だ。・・・?」


 ふとライムは違和感に気づく。

何で虎の下からは一つも集めないんだ?・・・いやたいしたことじゃないか。

マキは土の虎を強化するのに虎の足元。情けないことに説明できてなかったが、村へ続く両側を壁に囲まれている。・・ついでに村は盆地にある。ちょうど道幅だけの土を使ってない。


「・・・!?まさか!!」

「あはは、気づいた?もう遅いよ!!」

 マキの狙いに気づいたライムはマキのほうへ駆け出し、

「“ボルト”!!」

「きゃっ・・」

 マキに電撃を浴びせさせる。それによりマキは気絶する。

それとともに土の虎は瓦解する、大量の土に。

「クソっ!!」

 それにより村へと続く道は塞がる。ちなみに村に入る道はここしかない。だが、ライムにかかれば、土を破壊しきるのも可能だ。しかし、


「これを破壊したらもう魔力尽きるぞ・・・」

 マキの“ジンセイ”を破壊した時や、電気を充満させるのに大分魔力を使っている。

「最後まで苦しませてくれたな、お前。」

 気のせいかライムにはマキの顔がほほえんでいるように見えた。


「まぁ、いい。轟け、破壊の象徴!」

 雷をさらに出現させる。

「今こそ審判の刻、神と崇められし雷よ。今こそ判決の時、愚か者に死の裁きを!!“ジャッジメンボルテクス”!!」

 そして辺りに轟音が響く。


 ライム対マキ・サキモリ(マオ・サキモリ、アスも)

結果ライム勝利。マキ気絶、マオ・アス体が麻痺している。ただしライムも戦闘不可能に近い。



 よっしゃああああああ!!!!

リィ「前も同じこと言ったけど何行き成り!?」

 アクセス数見たらユニーク数1000超えた。

シーク「へぇ・・・良かったね。」

リィ「てか、やっと?」

 グハッ!!!

シーク「ちょっ、リィ!?止めなよ、本当のことだからって。」

 フォローになってねぇぞ!!あぁ、そうだよ!やっとだよ!どうせ感想なんてもらえないような駄文だよおおおおお!!!!

???「まぁ、気にすんなよ。大事なのは読者数や評価じゃなくて、どれだけいい小説を書くことだろう?」

う、うん・・・

???「それにいい小説書けるようになれば読んでくれる人も評価も増えるって。」

 そうだな!俺頑張る。

???「たっく、世話焼かすなどいつもこいつも。」

リィ・シーク「「つうか、あんた誰!!!?」」

???「これを読んでいる奴、あと二話は読めよ?」

リィ・シーク「「聞けええ!!!」」             


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