第十一話 ネクロマンサーとサモナー
少し専門用語(?)が出てきますけどお気になさらずに
また、場所は変わって村の入り口。そこでライムは、大量のゴーレムに囲まれて、倒れていた。
時を少しばかり戻そう。
「フウガ様と同等だと!?」
フウガ?それって確か・・・
まぁ、いいか。今はあいつらに集中しとこかねぇとな。
ウィルほどじゃないけどあの“二人”はかなり強そうだし・・・
「ねぇアス〜それって本当〜?」
「うん、そうだよ。間違いない。僕が相手の力量を測るのが得意なのは君も知ってるだろ?」
「そうだよね〜じゃああの人はフウガ様と同じぐらい強いんだ〜じゃあ〜・・・殺さないとね。」
「!?」
急に女の雰因気が変わる。
「最強はフウガ様のみにふさわしい。その地位を脅かすであろう者はフウガ様の下僕である私が殺そう。マオ、アス下がってて。」
「ちょっ、姉さん!危険だよ!!」
「あはは〜マオはいけない子だね〜。」
女の口調が元に戻る。・・上辺だけ。
「隊長の命令が聞けないのか。」
「ひっ!!」
やっぱり、あいつは別格だったか。
「あの子たちには嘘ついてたね、正式に名乗るよ。元カエデ家直属部隊疾風の四番隊である亜風隊長、そして現盗賊団亜風団長マキ・サキモリ。」
サキモリ!?それにカエデ家に属するものかよ!
「つう事はやっぱりフウガって「死ね。」・・!?」
いきなりマキとか言う女は俺に向けていくつかの岩を飛ばしてきた。
「ねぇ〜」
もう、予想できんな。
「お前如きがフウガ様を呼び捨てにしてんじゃねぇよ!!」
あっはっはっは、そう怒鳴るなよせっかくの美人が台無しだぞ〜・・・うん、怖ぇぇええ!!!
「あはは、お前もう死んでいいよ。」
最初の面影全然ねぇな。
マキは地面に手を当て、
「豊穣なる大地よ。今我マキの下、我が敵打ち砕く下僕となれ!!」
それとともに地面から大量のいわゆるゴーレムが現れる。てかこのコードに依らない発動方法は・・
「あははは!!どう!?私の、全ての無機物に命を与え操る能力“ネクロマンサー”は!!」
能力者かよ!?
能力、魔法とは違い、コードがなく決まって魔法よりも強力な奴ばっかだ、ただし能力を使えるのは偶然目覚めた奴か、人外ぐらいだ。
「こんなの・・轟け、破壊の象徴。審判の雷よ、今、裁きを下せ。“ジャッジ”!!」
ウィルの時とは違って普通に放つ。
それに対して、マキは自分自身を抱きしめる。するとゴーレム達がマキを守るように並ぶ。
そして、ライムの雷とゴーレムたちが衝突する。
その衝撃で土が舞い上がり、視界を奪う。
粉塵が消えた後、ライムは驚愕する。
「無傷・かよ・・」
マキはおろか直撃したゴーレム達でさえ傷一つなかった。
「あはは〜いい事教えてあげるよ〜私の人形はね、魔法を無効化するの♪」
「なっ・・雷槍“シャリージュ”!」
ライムはゴーレムのもとに駆け出し、槍を突き出す・・が槍は先端から分解されていった。
「武器でなら大丈夫だと思った〜?それも魔法でしょ。」
そしてマキは左手を振り上げ、勢いよく振り下ろす。
するとゴーレムは左手でライムを殴り飛ばす。・・少し滑稽なのはライムを殴った以外のゴーレムも同じ動作をしていて何体か転びかけている。
「ごふっ・・」
「あはは!!何本か折れちゃったかな♪・・ん?」
かなりのダメージを喰らったであろうが、ライムは立ち上がった。
「あはは。がんばるね〜」
「・・・轟け、破壊の象徴。今我が敵を打ち砕け“ライトニング”!」
「無駄、無駄〜♪」
ライムはまた雷を放つが当然ゴーレムに無効化される。
そしてまた、マキは左手の動作をしゴーレムにライムを殴らせる。
しかしまたライムはまた立ち上がり、
「轟け、破壊の象徴。今、我が敵を打ち砕け“ライトニング”!」
「だ〜か〜ら〜無駄だって。」
そしてまた繰り返される。
それでも立ち上がり、
「轟け、破壊の象徴。今、我が敵を打ち砕け“ライトニング”!」
「あはは、殴られておかしくなちゃった?」
もう説明もいらないだろう。
「轟け、破壊の象徴。今、我が敵を打ち砕け“ライトニング”!」
「・・・ねぇ、ちょっと。」
略
「轟け、破壊の象徴。今、我が敵を打ち砕け“ライトニング”!」
「あんた、いい加減にしなさいよ!!魔法が効かないってわかってんでしょ!!」
そしてまた左の動作をする。ただし、今度はほかにもいろんな動作をし、ゴーレムたちにライムをリンチさせる。
バキッ、べキッ、グシャ、ボキッ!
「あは!!あはは!あはははははははは!!!」
マキはこれでライムは立ち上がらないだろうと思った。が、
「う・・そ・・」
ライムは立ち上がった。
「何で・・何でよ!!何で立てるよのよ!!あれだけ喰らったっていうのに。ていうか何でまだ生きてんのあんた!!」
「昔から体が丈夫でね。」
「説明になってないわよ!!」
「ははは、まぁ気にすんな。それよりフウガ・・っとわりぃ、フウガ様か。そいつはカエデの宗主の息子だな。」
「えぇ、そうよ。でもよく知ってるわね。で、何で今更それを?」
「いや、お前喋らせなかったろうが、まぁそろそろ限界だからな。勝負を決める前にな。」
「あ、あはは・・それはもちろん私の勝ちでね!!!」
そしてゴーレムの攻撃の合図である動作をしようと左腕を振り上げようとする。
悪いけど場所変えるね
「・・・召喚。」
「「!?」」
そして、門が現れる。そして開き、
『グルルルルルルルル!!!』
大量のウルフが現れた。
「なっ・・」
「ははは、驚いたか?わいはサモナー(召喚師)なんや。」
「くっ、でもウルフ程度ならこの数でも・・」
「あっ、倒されたらその分また勝手に召喚されるよう設定してあるからな。」
「そんな・・」
「よし、じゃあお前ら・・殺せ!!」
『オオオォォォオオオンン!!!』
「おおおおおおおおお!!!」
「進め、侵略の象徴。いま我が敵を打ち砕け“バースト”!!」
ウィルは剣を振り回し、リンは火柱を放って、ウルフを倒していく。が、
『オオオォォォオオオン!!!』
倒したのと同じ数だけ召喚される。
「クソッ!照らせ、導きの象徴。今我が敵を打ち砕け“シャイン・ポール”!」
「はぁぁああ!!」
「ははは、頑張るな〜特別に教えたげるわ。扉さえ破壊すれば召喚は止まるで・・まぁ無理やろうけどな!!」
「ッ!!続けて、光の柱よ。今、無限に拡がれ“ホーネット”!」
「進め、侵略の象徴。暴君の怒りよ。今、解き放て“カイゼルブレイズ”!!」
実力においてはウルフが何匹集まろうとリン達の敵ではない。が、倒しても倒しても同じ数だけまた現れるなら勝てるわけがない。
それが分かっていながらも戦う二人を見ている者たちがいた。
最近思う。
リィ「また、行き成りなによ?」
武器出すのにも全部書いてるけど、
シーク「コードのこと?」
うん。アレ省こうかな。
ライム・ウィル・マオ・アス
『ぜひそうしてください!!』
リィ「何行き成り!?」
ライム「だってあれ、正直言うと、恥ずかしいし。」
書くの面倒だし。
ウィル「普通の魔法ならともかくな・・・それに俺は武器使う機会多いいし。」
というわけでこれからは武器を出す方法を変えます。
シーク「いままでのも?」
ちょっと時間ないんだよね・・・まぁ年明けるまでにはなんとか直す予定・・・
リィ「まったく・・・勢いだけでかいているからこうなんのよ。」
その通りでございます。
ライム「せっかく来たし俺たちで言ってみるか、このコメディなのに最近全然コメディがない駄文ですが・・・」
ぐっ!!気にしていることを!
ウィル「これかもよろしくお願いします。」
マオ「・・・感想待ってるよ。」
アス「俺のセリフは!?」