第十話 盗賊団亜風
はぁ・・・やっぱ感動系は苦手ですね、読んでくれた人も少なかったかし・・・
まぁ、またやりますケドネ。そんときにはもうちょっと文章力が上がってればなぁ・・・
まぁしばらくは戦闘がメインです。・・・前回ので見捨てられてなきゃいいけど・・
「光剣“グラジエル”!」
ウィルは剣を出し、リンは腰を落として構える。
「ふっ、やる気だね。」
「・・おそらく姉さんが集中して狙われるだろうから、下がって。」
「分かった〜」
これは何故かというと、魔法は術者が絶命もしくは気絶したりすると消えるからである。
「水鞭、“シャルス”」
「炎弓“ヂュアリス”」
マオとアスもそれぞれの武器を出す。
そして、マオがリンに鞭を振る。それは音速に近い物だった。
が、それをリンはバックステップひとつで避わし、一気にマオとの距離を縮める。
(・・速い!!)
そして、移動中に振り上げた腕をマオに振り下ろそうとするが、それを中断し横に素早くサイドステップをする。
突如、リンがいた空間に炎の一矢が、
「チッ!!」
それはアスの放った矢だった。
(地術師は、後方にいるし、まず、弓使いから倒すか・・)
今度はウィルがアスに向かって駆け出す。
「こっちに来たか!!進め、侵略の象徴。今我が敵を打ち砕け、“フレイム”!!」
「無駄!!」
アスの手から一メートルほどの火球が現れ、ウィルに向かうが、それをウィルは剣を横薙ぎに振ることで弾く、
そして、さらにアスとの距離を縮めようとするが、
「・・を打ち砕け〜“ストレス〜”」
いつの間にか出現した、いくつかの岩に阻まれ、進みを止められる。
「シッ!」
そこに弓の追撃が、ウィルはそれを避わそうとするが、さすがにこの距離では無理があり腹の一部分が抉れる。
「ぐっ!」
「ウィル!!」
それを見てリンは思わず、ウィルに駆け出そうとするが、
「・・余所見は禁物。」
その行為は最大の隙になってしまい、マオの鞭の一撃をくらってしまう。
「あっ・・」
そのまま、リンもちょうどウィルがいる方向に吹き飛ばされる。
「・・僕の鞭をくらったら普通は真っ二つになる筈なんだけど、どうやら君、獣魔法の使い手だね。」
説明は省略したけど獣魔法は自分の身体能力を上げたり、
「・・僕もそう、といっても僕は操るほうが得意なんだけど。」
生物をある程度操ったりすることが出来る。ついでにこれにはコードはない。
「・・!じゃあ、村を襲っているルウルウルフは・・」
「・・そう僕が操ってる。」
(それじゃあ、あいつも倒さないと。でも、それ以前に・・)
「くっ・・」
ウィルは抉られた場所を抑えて、呻いている。
(ウィルの怪我をどうにかしないと・・できるかな・・いや、やるしかない。)
そうして、ウィルの怪我した場所にてを当てる。
「湧け、癒しの象徴!彼の傷を癒せ、“ヒーリング”!」
すると、手から水が現れ、ウィルの傷口に流れていく。
(できた・・!)
ウィルの傷は完全にではないが塞がった。
「・・ふぅ、助かった、ありがとうリン。」
「どういたしまして♪さて、どうする?」
「うん、あの三人なかなか強いよ。数で負けてるし・・“アレ”やるか。」
そうして“アレ”とやらをするために詠唱をしようとする。が突如、
「リン!ウィル!ちょっと端よれ!!」
「ライム!?」
「・・?だれだ。」
とりあえず、言われたとおりにリンとウィルは端による。
「轟け、破壊の象徴!今こそ、審判の刻!今、その裁きを下そう。“ジャジメント”!!」
それとともに、壁が破壊される。
「なっ、う、嘘でしょ〜“ジンセイ”が〜」
「リン、ウィル。ここは俺に任せて、村の方に行ってくれ!」
「わ、分かった。」
「気をつけてね!」
「おう。」
そうして、リン達は村の方に向かっていった。
「・・バカな。」
「ん?どうした。」
「フウガ様と同等だと!?」
(フウガ?それって確か・・)
場所は変わって村の中、
『グルルルウルルルル!!!』
「進め、侵略の象徴。地獄の業火よ、生きとし者を燃やしつくせ、“ヘルフレイム”!!」
出現した黒き炎は、ルウルウルフを大量に燃やし尽くした。
「どう?ウィル!凄いでしょ!!」
「あ、あぁ。(さっきは疑問に思わなかったけど、なんでこんなに使えるんだリンは!?いままでやったことないはずなのに!)」
覚えているだろうか?リンは光魔法以外・・・正確に言うと獣と呪も除いて・・・教わってない。だから必然と使ったこともない。
さらに言うと、上級の発動コードになると指定コードも長くなる。そしてこれは長い方であるから、上級になる。それだというのに何故リンは使えるかというと・・・リンだからでいいじゃん。
「いや、よくないだろう!!」
『キャン!!』
ウィルはウルフ・・もう全部書くの、めんどい・・を倒しながらもツッコム。
「ねぇ、ウィル!」
「なんだい?シリアスそうな雰因気を持ってきてくれてありがとう。」
「大丈夫。出来るだけ、コメディにするようにするから。」
「ライムいないから、俺がツッコミなんだよね!?」
ついでに、ウィルはノリが良いだけで、本来はツッコミよりである(シスコン時除く)。
「まぁ、それはとんでけ〜として。」
「さっきまでのは小さい子の痛みと同レベル!?」
「明らかに多くない?ル(以下略)の数。」
「略すの速いし、それだけじゃ意味分からんし、労力あんま変わらんぞ!?・・・まぁ、確かにそうだな。」
「でしょ、第一・・」
『グルルルルルルル!!!』
「ルウルウルフの唸りが普通だし。」
「あぁ、これじゃあただのウルフだ。」
(全略)の特徴「何の!?」は変な唸りだけらしい。
「ははは!!何でか教えたろうか!!?」
突如どこからかやかましい声が。
「誰だ!?このやかましいのは!!」
ウィルもそう思ってた模様。
「そな、はっきり言わんといてぇなぁ・・ショックやぁ・・」
誰かの心に54のダメージ!!!
「中途半端だな、おい!・・まぁとにかく、何処だ!!出て来い!」
「上や、上。」
「!」
言われて、上を見上げる。そこには黒い髪を適当に伸ばした、眼鏡をかけた男が浮いていた。
「さぁて、早速名乗らせてもらうで。盗賊団亜風副団長フウキや!!」
「そ、そんな・・」
そんなリンの声は絶望に染まっていた。
「え?いや、どしたんや嬢ちゃん?」
本人も意外だった模様。
「こんなところに風紀委員がいるなんて・・」
「ははは、ここで会ったが運の尽きや・・て、なんでや!!なにフウキイイン?たしかにわいフウキやけど!」
「おぉ、ノリツッコミ。」
「もう、何、自分!?マキぐらい疲れるわ!!!」
マキもそんならしい。
「まぁ、えぇ。早速戦いましょか。・・・召喚。」
「「!?」」
そして門が現れる。
やっとこいつら出せた!!
リン「前々から考えてたの、あいつら?」
いや、フウキ以外即興。
リン「じゃあ、さっきの何!?」
いやぁ、即興なんだけど結構気に入ってんだよね、アス以外。
アス「酷っ!?」
シーク「初めて僕たち以外が出たね。」
たま〜に混ぜてく予定。まぁ、アスもいろいろ設定考えてんだけどね。
アス「そうだよ!僕にもいろいろ過去とかあるんだ!というわけで・・」
一章じゃ、影とても薄くするけどね。
アス「うわああああああん!!」
次回はほとんど完全にバトルです。
シーク「無視った!?」