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太陽は昇る  作者:
11/34

第九話 彼が真に望んだもの

基本土日更新です。

そして、翌日。あの後ウィルは本当にすぐ帰ってきた。なんとなくだが、俺の言った意味は分かったと思う。


 そして、今俺はついに確信を得た、この村の住人は本当に、自分のことしか考えていない。他人を信用していない。


 ある、女の子がどう考えても一人では運びきれないであろう荷物を運んでいた。

 案の定、その女の子は重さに耐え切れず転び、必死に荷物をかき集める。そこに差し伸べられる手はなかった。

それどころか、女の子が気づいてない荷物を盗んでいく奴もいた。


そして差し伸べたその手は振り払われた。


 リンとウィルはこんなところで何年も暮らしていたのか。ウィルがあんなになったのも分かる気がする。むしろリンがまだ純粋なのが不思議なくらいだ。


 あぁ、早く、ウィルとリンをここから、連れ去ってやりたい。


「うわああああああ!!!!」

 !?なんだ!?

『グルルルウルルルル!!』

 この微妙に変な唸り声は・・


 場所は村の入り口に変わって数分前、

「あっ、ウィル。」「あっ、リン。」

「「ちょうどよかった、話があるんだ。」」

「「・・・(ウィル)(リン)からどうぞ。」」

「「・・・」」

 気まずい雰因気が、

「あぁもう、いっせいのうでで、いくよ!!」

「聞き取りにくくなると思うんだけど!?」

 どうやら、ウィルもそれなりにはツッコミをやるらしい。

「いっせい・・「やるんだ・・」のうで!!」

「私ライムに着いて行こうと思うんだ!!それで、よかったらウィルもついてきてくれない!?」

「いや、もちろんいいけど・・・ってえええええ!!!!」

「ウィル!?」

 ライム、君の助言無駄になったみたいだ。

「ま、まぁ、最後の含めていいけど・・どうして僕もなんだい?」

「だってさ。ウィルは私の家族じゃん。」

「えっ・・」

「私は家族に会いに行きたい。大切な、新しい家族のウィルと一緒に。」

「リ・・ン。」

「ちょっとカッコつけちゃったね。本当はウィルと離れたくないんだ。優しくて、ちょっとお節介な所もあるけど、大好きなウィルとさ・・・わがままかな?」

「リ、ン.ご、めん。」

「ウィル?」

 そうして、俺はリンを抱きしめる。


 やっと、気づいた。あの時俺は、二つではなく三つ思ってたんだ。本当にまだ小さかったころだけど、あまりにも少ない時間だったけど、あの時母さんがいて、あの時は優しかった父さんがいた。暖かかくて、幸せな時間。それを、俺は。あの時もう一度過ごしたいと思った。家族がほしいと思ってたんだ。



「うわああああああ!!!!」

『グルルルウルルルル!!』

「「!?」」

「ルウルウルフ!?」

 そういう名前!?

「村の方だ!何で村の中に魔物が!?」

「とにかく行こう、ウィル!!」

「あぁ!!」

「いいえ〜あなた達は〜ここにいてください〜。」

「「!?」」

 後ろから声がし、振り返る。そこには三人の男女がいた。

「聳えろ〜守りの象徴〜。今、汝らの道塞ぐ壁となれ〜“ジンセイ〜”」

 それとともに、二人の背後・・村の方へ行く道に壁が出来る。

「あはは〜はじめまして〜」

「・・・ウィルにリン・トウノだな。」

「君達は結構強いからね、戻られると困るんだよ。」

「誰だ!?お前ら!!」

「あはは〜盗賊団亜風の双頭マキだよ〜」

 と、語尾が延びる。青色の肩まで伸びた髪が外にはねている女性。

「・・・盗賊団亜風の双頭マオ。」

 と、寡黙そうな、先ほどの女性と顔が似ている青色の髪が右半分だけ伸びて右目が隠れている男性。

「盗賊団亜風の双頭アスだよ。」

 と、冷静そうな、ブラウンの髪を三つ編みにしている男性。


 さて、読者の皆さん早速ツッコミたい事があるだろう。ではウィルと一緒に。

「何で、双頭なのに三人いるんだよ!!」

「「「「あっ、そういえば!?」」」」

「リン含めていま気づいたのか!?」

 

まぁ、とにかく今戦いが始まろうとしている。

「全然そういう雰因気じゃねぇけどな、そっちは。」

 律儀ッスね〜



 今回はそんなに遅くないぜ。

リィ「つうか、前回の更新した次の日に書いたじゃんこれ。」

 まぁ、すぐ更新してもよかったんだけど、念のため。

シーク「なんの?」

 お気になさらずに。

リィ「・・・あっ、そう。まあこんな駄文ですが、」

 もう、いいや。

シーク「これからもお願いします!」

 次回は増えるかも。 


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