第八話 性に合わなくてもやらなくてはいけないことがある。
久しぶりに更新できた!あと全体シリアス目です。
俺の父も最低な人だった。毎日働きもせず、酒ばっか飲んでて、気に入らないことがあったら誰であろうと構わず殴っていた。そして結局犯罪起こして捕まった。
俺と母さんはその隙に逃げ出した。そして辿り着いたのがここだった。
でも違った。ここでは誰も助けてくれなかった。母さんは優秀な魔術師だったのにまともな働き口がなかった。それでも母さんは俺を育てようと思って…せうして母さんは働きすぎて死んだ。葬式には俺しかいなかった。
それから俺も人を信用できなくなった。俺も自分のことしか考えないようになってきた。そしてどうせいきていてもなんにもないはずなねに、苦しいだけなのに、ただ毎日がむしゃらに生きてきた。
そして六年前、その時にはすっかり俺もこの村の住民になっていた。いや、そう思ってた。そんな時に出会ったんだ。村の入り口で虚ろな目をして倒れていたリンに。
村の奴らはそんなリンを無視していた。でも俺はリンから目が話せなかった。何故かは分からない。何故か俺はこの子の笑顔を見たいと、この子を守る騎士でありたいと思っていた。
それから、リンとの生活が始まった。リンはその時は今見たいじゃなかった。でもだんだん心を開いてくれた。俺も笑えるようになった。
だからこそ俺はリンを失いたくなかった。またあのころのようになりたくなかった。リンには生き別れの父親と姉がいるらしい。今は生きているかどうかは分からないらしいけど。でもリンは逢いたいらしい。だからこそ俺も着いていきたい、でも・・・
「怖いんだよ!リンなら俺も連れていってくれると思う。でももし、リンが俺を拒絶したら、俺はまた…済まない、今まで悩みを言えるもいなくて…」
あぁいらいらする。まるで俺を見ているようだ。いつまでも過去をひきずっていること。そしてそれを自覚していること。本当に俺そっくりだ。抑えろ、ライム・■■■■■■。“朱雷”になってはいけない。“ライム”として考えろ…
「ウィル、もう1日止めてくれないいか?」
「…?構わないが?」
「明後日、俺はリンを連れて行く。」
「!?」
「それまでに言うも、ずっと“もしかしたら”と思っておくのもお前の自由だ。」
「…」
「最後に一つ言っておく。お前はシスコンでいろよ。」
「は?」
「じゃ、先戻っとくわ。」 そうして俺はここを立ち去る。
「ま、待て!」
そうウィルが叫ぶが返事はしない。
シスコンでいろ?どういう意味だ?
俺はあの子の兄がわりを名のる資格も、あの子を守る騎士である資格もないんだ・・・リンすら疑っている俺には。
怖い。拒絶されるのも、またここで一人生きていくことも。
しかしやっぱり分からない。シスコンでいろか・・・!?そうか、そういうことか!くくく・・・ライムに真性だよって言われたが、否定出来なくなるな。
すこし古ぼけたドアを開き、中に入る。
「あっ、お帰り!ライム」 中ではリンが食事が並んだテーブルに座っていた。
「何してたの?」
「散歩。」
簡潔に返事をすると、リンは笑顔を曇らた。
「・・・村の人に会わなかった?」
「いや。」 この様子から見ると、本当にこの村はウィルの言ってた通りのようだな。
「そういえばウィルに会わなかった?ウィルもどっか行っちゃってさぁ、ご飯冷めちゃうよ。」
「あぁ、会ったぞ。多分そろそろ帰ってくるんじゃねぇか?」
「そうなんだぁ。速く帰ってこないかなぁ」
「ところでリン、ウィルから聞いたんだが。お前この村から出たいのか?」
「・・・うん。やっぱりウィルは分かっちゃたか、聞いたかもしれないけどお父さんとお姉ちゃんがいたんだ。まぁ、今は生きているかどうか分かんないんだけどね。でも生きているならどうしても会って見たくてさ・・・まぁ、他にも理由があるんだけどね。」
ん?なんだ、最後の方小さくて聞こえなかった・・・まぁいいか。
「なんなら俺が連れてってやろうか?」
「えっ、いいの!?あっ・・・でもウィルは反対するかもしれないし・・・」 あ〜、あいつにはシスコンでいろって言ったけど、それが原因でリンも言えなかったらしいな。
「じゃあ説得すればいいだろ。」
「で、でも・・・」
「やりもしないうちから諦めてんじゃねぇよ!俺が言うのもなんだけどお前らしくねぇぞ?それに、ウィルならきっと分かってくれるさ。」
本人から聞いたしね。
「そう・・かな。うん、分かったよ!じゃあウィルが帰ってきたら早速・・・」
「まぁそう焦んな。明日の晩ぐらいにしようぜ。」
「なんでそんな後に?」
「まぁいろいろと事情がアッテネ。」
「?・・・なに?」
「それは企業秘密。」
にしたゃあ最近俺、性に合わないことばっかしてんな。
リィ
「さて、言うことがあるでしょ駄目人間。」
更新遅くなってすいませんでした!
リィ
「まぁ待ってる人いるかどうか分かんないだけどね。」
グハッ!
シーク
「会心の一撃だったみたいだね。」
リィ
「遅いうえに、仕事放棄?まぁもっと早くさせますので、」
シーク
「これからもよろしくお願いします!」