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太陽は昇る  作者:
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プロローグ 深夜1

やっぱこっちから書きます。前のは削除して、いつか載せます。

血まみれの村に、同じく血まみれの子供がいた。

「どうして、みんな・・」

 そう言い、俯く。だが、すぐに頭を上げ、

「ははは・・、そうだ、そうだよ、僕がやったんだよな・・あは、あはははははは、あははははははははははははははははあははは!!」

 狂ったように笑う。


 白に塗られた、一見清浄なる教会の一室で、

「何で・・何で、僕が破門なんですか、マスター!!」

 マスターと呼ばれた男はめんどくさそうに、聞き分けのない子供に言い聞かせるように、

「お前が、■だからだ。」

「そんなことで・・「もう、しゃべるな。穢わらしい、とっとと出て行け。」

「は、ははは・・ふざけるなぁぁぁああ!!!」

 叫びとともに自分の武器を鞘から抜き、切りかかる。

「本性をだしたか?■■め。」


 どこぞともわからない、森で、いくつもの切り傷や、殴られた痕がある少女が死んだように倒れていた。その少女に中年ぐらいの男が近づく。その男にきづくと、少女は顔を憎しみに歪め、

「殺す・・殺してやる!!お前らが忌み嫌った、この力で!!!」

「ほう、ならば、この刀を渡してやろう。また来るがいい、我が敵よ。生き延びてみよ・・我が娘よ。」

 そして、男は去っていく。

「待て、待ちやがれ、クソ親父ぃぃいい!!!」


「こんのクズがぁぁああ!!!こんな、初歩魔法もできぬのかぁ!!」

「も、申し訳ありません、父上!!」

 私の父は、魔法の才能がなかった。それでいて、グズだった。母はなんでこんな奴と結婚したのだろうか。理解できない。しかも、こいつのせいで、

「へぇ、あいつの娘?じゃあ、君もだめかな。」

と、私まで、同じように見られる。そのたびに見返してきた。それでも父の名を言うたびにまた、同じような反応が。あぁ、なんでよ!!なんで、優秀な私まであんたと同類のように見られなきゃなんないのよ!!!


 小鳥がさえずり、木々は歌う。そんな森の一角で、少女が一人で、一人だからこそ、

「生きたい・・死にたくない・・死にたくないよぉ!!」

 泣き叫ぶ。しばらくして人が近づいてきたので、涙を拭く。

「・・儀式の時間です。」

「分かりました。」

 弱音はさっき吐き出した。覚悟はもう出来た。それでも、

「助けて・・リンちゃん。」


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