第8話!〜式神トーナメント2〜
めっちゃ久しぶりに月詠学園投稿です。
式神トーナメント当日。
月詠学園体育館には退魔科2年と3年合わせて30名のトーナメント参加者が並んでいた。
「諸君!儂が当学園の学園長の早乙女剛造じゃ!このトーナメントの目的は己が式神との絆を深める事にある!2年は初の、3年は去年に引き続き2回目のトーナメントになる!皆優勝目指して頑張ってくれい!それでは此より式神トーナメントを開催する!」
剛造が大声でトーナメント開催を宣言すると、トーナメント出場者達から歓声があがる。
「おぉ、そうじゃそうじゃ。大事な事を言い忘れておった。主らも気になっておるじゃろう優勝賞品の事じゃがの?」
舞台より降りかけた剛造は優勝賞品の事を思い出し再び舞台中央に戻ってきた。
「もう暫くすれば夏休みじゃ。そこで今回の優勝賞品じゃが、夏休みの課題免除はどうじゃろうかの?」
剛造がそう言うと先程より大きな歓声が沸き上がった。
『申し訳ありませんが火鳥先生。お願いします!』
「・・・・・・(汗)行ってきます」
剛造の発言に教師達は一斉に氷美湖を見詰め声を揃えて氷美湖にそう言う。
教師達の期待を一身に受けた氷美湖は汗を浮かべながら壇上に上がり剛造の後頭部を何処からか取り出した一斗缶で殴打した。
ガンッ!と言う音が体育館に響き渡ると同時に剛造は、
「くぴょっ!?」
と言う奇声と共に床へと沈んだ。
『あ〜。今の学園長の発言は忘れるように。優勝者は夏の退魔実習でトップクラス、正確に言えば四聖獣の早乙女龍一、白雷虎二の二人に教授して貰う事になる』
※早乙女龍一・白雷虎二は現役ハンターの中で最強(剛造は除く)と呼ばれ氷美湖とその旦那で月詠学園理事長『黒岩孔明』と合わせて『四聖獣(玄武・青龍・白虎・朱雀の四体の聖獣の事)』の称号を持つ退魔科に通う生徒達の憧れの的である。
尚、龍一は苗字で分かるように剛造の孫(龍一本人はまとも)である。
『以上、健闘を祈る!』
そう言うと氷美湖は床に倒れた剛造の足を持つとそのまま引き摺って壇上を降りた。
「・・・・・・良し。トーナメントを開催しようか」
気まずい空気の中、龍星が仕切り直すように言うと参加者達はぞろぞろと校庭に向かって歩き出した。
「龍星」
「ん?冬樹どーした」
「トーナメントは2年と3年に分かれてやるのか?」
「あぁ。そうしないと1日じゃ終わらねぇし作者がだれるからな」
『メタいっ!?』
龍星のメタ発言にその場に居た全員が声を揃えて叫んだ。
因みに、式神トーナメントは2年の部と3年の部に分かれて行われ双方の優勝者が決勝戦を行いその勝者が優勝者となる。
「2年の部の一回戦は・・・・・・(汗)」
「いきなり事実上の決勝戦だよね(汗)」
トーナメント表を見ていた初音と秋斗が汗を浮かべながら呟いた。
トーナメント表には『2年榊龍星VS2年速水慎一』と書かれていた。
「慎一とかよ・・・・・・」
「ふむ。久しぶりだな?龍星とやり合うのは」
微妙に苦虫を噛み潰したような表情をする龍星と楽しそうな表情をする慎一。
「出来りゃお前とは二度とやりたかなかったけどな」
「安心しろ。学園長にリミットかけられているから本気は出せん」
「お前が本気出したら世界が破滅するっての」
けらけら笑い声をあげながら談笑に二人はこれから戦い合うようには見えなかった。
「ふんぬぅ!」
「有無。良い試合になるといいな」
りゅーさんとアルガイダスは互いに握手をして健闘を誓っていた。
「他の試合はどーなってんだ?」
結華はそう言いながらトーナメント表を見る。
トーナメント表にはこう記されていた。
『第2試合・後藤冬樹VS佐崎信頼』
『第3試合・常村結華VS御厨初音』
『第4試合・工藤秋斗VS兼本秋儀』
『第5試合・佐野久吉VS山形茜』
『第6試合・神埼深紅VS金成共成』
『第7試合・木原明也VS山下颯真』
以上がトーナメント2年参加者である。
「わっちは第6試合やね」
「我は第2試合か。二回戦は第1試合の勝者とか。・・・・・・我、終わってないか?」
「僕は第4試合だね」
「あたしは初音とか」
「お手柔らかにね常村さん」
「俺は第7試合か」
『明也頑張ろうね♪』
龍星達は自身の試合を確認しながら会場に向かって歩き始めるのであった。
月詠学園より数十キロ離れた森の中、『ソレ』は静かに頭を上げ月詠学園の方向を向いた。
『グルルルルルルル・・・・・・』
『ソレ』はゆっくりと立ち上がると、自身の餌となる強い力を持つ者の魂を求めて空へと舞い上がる。
『ソレ』の名は『魂喰竜ソウルイーター』
嘗て冬樹・秋斗・初音が通っていた光臨館高校に現れ教師・生徒合わせて400名を襲いその魂を喰らい光臨館高校を廃校に追い込んだ邪竜。
眠りより目覚めたソウルイーターはその翼をはためかせ月詠学園に向かって進路を取るのだった。
いよいよ始まる式神トーナメント。
次回はもっと早く投稿したいと思います。




