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※あくまで場合の話です。

「えっと〜、なるとき、、たびびと、さん?」



「あっ、鳴門 旅人(なるとき たびと)です。」



「へぇ〜、苗字も名前も変わってるね」



「はい。そうなんですよ。よく間違えられる事が多くって」



「で、鳴門さん。ここが何処か理解してる?」



「まぁ、はい。多分ですけど死後の世界と言いますか、とりあえず目の前に居る貴方は神様ですよね?」



「そう。ここは死んだ人間しか来れない場所。天国か地獄か決める場所。んで、私は神様だ。君の死因は、交通事故による即死って事だけど、それで合ってる?」



「はい。間違いないです。あの、天国か地獄以外に来世を決める場所では無いんですか?」



「え、何?君来世送りたいタイプ?」



「はい。ちょっとこんな来世が良いなって言うのがあって」



「たまに居るんだよなぁ〜。人生何年何十年何百年生きたのに、また同じ動物になりたいです。とか、また来世送りたいですとかって変わった生き物が。君もその1人か〜変わってんね。」



「、、じゃあ了解。今から君の来世が何になるか私が決めるね。」



「えっ、俺が決めることは出来ないんですか」



「何言ってんの。自分の来世が何になりたいか決めれる奴なんて今世の君での善人評価が最高ランクS貰ってないと無理なんだよ。」



「嘘だろ、、」



「えっと?君の今世の善人評価は〜、S、、S?!」



「神様、って事は?」



「ら、来世何になりたいか決めれるって事だね」



「っしゃ、きた」



「しかも最高ランクなら生まれる場所も指定できるよ」



「まじ、、ですか」



「まじだ。君凄いね、善人評価Sなんて軽く300年は見てないのに。で、何になりたいの?どこ行きたい?確か来世何になりたいとかあるんだっけ?」



「はい。俺に人と変わった能力を授けて欲しいんです。例えば誰かの心の声が聞こえるとか、透明人間になれる、空を飛べるとか。それ以外はどんな俺でも結構です。どこで生まれても構いません。」






「、、君は、、馬鹿か?」



「はい?」



「君は馬鹿かと聞いてるんだ。そんな能力は漫画やゲームの世界にしか存在しない。この現実世界に非現実な事が起きることは無い。」



「でも、神様ですよね?」



「か、神様だって今までそんなお願い事されてこなかったから、、」



「出来ないんですか?あの神様が?できない?」



「、、で、出来ないことは無い。君の言う"人と変わった能力を授ける"ことは出来る。だが、少し君の想像と違うかもしれない。それでも良いか。」



「それが可能であれば俺は何も」



「分かった。じゃあ良い来世を」



「はい!ありがとうございます。俺の来世楽しんで来ます」



「うん。楽しんで来なさい。少し変わった世界で君を待ってる」



「はい?何か言いましたか?」



「いや、何も言ってない。良い来世を。旅人。」

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