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~ H side ~⑦このままキスしてもいいだろうか

こんなに彼女と長い時間一緒の時間を過ごせるなんて

ホントにホントに夢みたいだ。


彼女は楽しんでくれているかな。

まぁ、わかりやすい彼女だから、今見る限りは、楽しそうだけど。



いよいよだ!いよいよ、彼女を連れていくぞ!

喜んでくれるといいな。

いつか機会があれば、彼女を連れていきたいと思ってた。


「ちょっと寄りたいとこあるんだけどいい?」

「どこ行くの?」

「ついてからのお楽しみ♪」

「めっちゃ気になる~!」

なんて話をしながら、駐車場についた。


「あのさ、ちょっとあの柵を乗り越えるけど、大丈夫?」

ぼくは、柵を先に乗り越え、彼女がのぼって降りるのを支えた。



しばらく歩いて、「ここだよ!上を見てみて」

そう伝えるやいなや、彼女が大はしゃぎしていた。


「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!!すご~~~~い!!!」

「めっちゃ、キレイ~~~~~!!!!」


そう、ここは星がめちゃめちゃキレイに見えるところ。


大学時代、つるんでた奴らとしょっちゅう来てた

結構、お気に入りの場所だ。


夜は入っちゃいけないところだけど(笑)

見つからなきゃセーフってことでいいのだ。





星を眺めるのが好き

それは僕たちに共通する部分。


性格的には、真逆な性質をもつ僕たちだけど

好むものが結構似ているから、話が合うのだ。


積極的か消極的かな違いはあれど

好きなものが似ているってのはすごく大事な根幹だと思う。



目をキラキラさせて上ばっかり見上げているので

彼女がつまづいて転びそうになり、僕にぶつかってくる。


それすらも楽しそうで見ていて微笑ましい。


また転ばないように、ぼくの洋服の腕の部分をつまみながら

思いっきり体をそらして、上を見上げている。


大丈夫かな?そう思った瞬間、彼女の態勢がくずれる。

おいおいおい!すぐに彼女の腕をつかんで引っ張った。

「はしゃぎすぎ~!」




引っ張る力が強すぎて、彼女の顔が僕の顔の前までやってきた。

「だって、めっちゃキレイなんだもん」彼女がつぶやく。


抱きしめるような態勢になったまんま時が止まる。



僕は彼女を見つめたまま

彼女も僕を見つめ返したまま



このまんまキスしてもいいだろうか。

そんなことがふと頭をよぎった。


あと数センチ。


見つめあったまま、二人の距離が近づいて

ホントに、このままいけば、もうキスができる状況だった。


でも、やっぱり彼女の反応が怖くてやめた。

そのまんま、手をつないで歩いた。


何事もなかったように、ただ

「もうホントに危なっかしいなぁ。」

そういいながら、まるで危ないから手をつないでいるように。



ホントは、彼女の反応を知りたかった。

僕が、手をずっと繋いでいても嫌がらないか、

振りほどかないか、彼女がどんな反応をするのか見たかった。


帰りながら、僕は何度も何度も


キスすればよかった…。


そう後悔しながら歩いていた。


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