表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/30

_____

 ――――奪う?違うな。その男、クロード・オルデアンがもう二段落の山場を凌いだら、今度は少しばかり自分に力を数年程貸してほしいだけだ。……まぁ、クロード・オルデアンに依存という名の負担を与え続けるお前達に対する仕置きも兼ねて、だがな。……なぁに。しっかり返すどころかより良い状態で帰してやる。……それに、クロード・オルデアンの居場所は、ディザストレ……いや、お前達の傍以外あり得ないだろう?何を分かり切ったことを。クロード・オルデアンの事は、全世界において自分以上に知っている者はいない。


 何せ自分は、■■■■■■■なのだから。


 上下左右、辺り一面に大量の目と()()が蔓延る空間内で椅子のような()()()()()に座る、顔に陰がかかって見えない一人の男は、クルスの訴えを、想いを聞いても尚、眉根一つ、感情が一切揺らぐ事なくあしらった。しかし、クロードは近い内に帰すことを聞こえないクルスと自身に約束した。何故彼はクロードを誰よりも理解していると言い張れるのか、理由は雑音(ノイズ)に掻き消されて誰の耳にも届かなかった。


 ……彼の真意(ねらい)が判明するのは、まだまだ先のお話……。































 ……はぁ……()()()()()。さっきから自分の警戒網を掻い潜って()()()()()

 まったく。どいつもこいつも性懲りもなく自分の力を奪いに……って、なんだ。たまたま入ってしまっただけの()()()か。なら良いか……いや。悪いが、自分の存在を知るのは()()()()


 ――――ブッツン……ッ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ