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#7
あのあと、彼らは喫茶店から出、アスタキから受け取った地図を頼りにマンションに向かっている。
「確か……ここ辺りにコンビニエンスストアがあるはずです」
しかし、コンビニエンスストアはどこを歩いても見かけない。
「ないぞ」
「この辺なのになさそうですね」
「うむ……コンドロイ裁判所長は誤った地図を送ってきたのだろうか……」
「そうではないかと願いたいですね……」
不安になり、彼らは動きを止め、イルザはPHSを取り出し、アスタキに電話をかけた。
†
同じ頃、魔界裁判所では……。
アスタキはイルザ達とのテレビ電話を終え、部屋から出たところであることに気づいた。
「…………あっ…………」
彼の表情が凍りつく。
偶然、通りかかった探偵か裁判官かは不明であるが、女性が「どうされたのですか、裁判所長?」と声をかけた。
「他の者に間違えて違う地図を渡してしまった……」
アスタキは気づいてしまった。
イルザ達に間違えて駅近くのマンションではなく、とある観光地らしきところの地図を渡してしまったのだ。
「急いで正規の地図を送った方がいいと思われますよ?」
「その方がいいな。ありがとうな……」
彼は急いで、正規の地図のコピーを取り出すために部屋に戻るのであった。
今回は短くてすみません。
2016/10/22 本投稿




