表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神の余興により堕とされた異端の翼、その者、異界にて覚醒し神すら恐れる陰陽術を操る  作者: アマ研
第二章 異世界再誕:伝説の序章 ―Rebirth of the Chosen Hero―
33/177

第三十二話 「神童たる双子、世界に触れる」 The Prodigal Twins Touch the World

 5歳を迎えたルイとランスは、エルフ国でも選ばれし者だけが通える「大樹の学院」に特別入学を許可されていた。ハイエルフとしての素質に加え、精霊王すら興味を持つ双子の存在は、学術的にも国家戦略的にも注目の的だった。


【精霊魔法との邂逅】


 6歳。ルイは“風の精霊王シルフィード”との接触に成功する。

「我が声を聞きし子よ――汝に風の指先を授けよう」


 この契約を皮切りに、ルイは精霊たちの間で「契約者の王子」と呼ばれるようになり、精霊魔法の応用において学院でも異次元の才能を発揮する。


 一方、ランスは“炎の精霊王イグニス”と試練を経て契約。炎を刃と化し、踊るように斬撃を放つ剣舞は「紅蓮の風切」と呼ばれ、10歳にして教官すら圧倒する剣技を見せた。


【初めてのテイム】


 8歳。精霊だけでなく魔獣との邂逅も始まる。


 異種交流の旅で訪れた竜骨砂漠にて、ルイは瀕死の幼き「雷獣ライジン」を助け、無意識に“超高性能テイム能力”を発動。雷獣は即座に服従を誓い、ルイの背に乗るようになる。


「……名前は“イオ”でどう?」


 以降、ルイのもとには幻獣級の存在が次々と集い始め、彼の周囲は自然と“神獣の楽園”と化していった。


【壮大なる交流と予兆】


 9歳。双子は精霊界からの正式な招待を受け、古の神樹ユグドリアにて開かれる“精霊の大祭”に参加。そこで、世界の運命を示す“風見石”が二人にだけ反応し、精霊王たちがざわめく。


「この双子は、千年に一度の“精霊の導き手”……?」


 11歳。ランスは「剣精霊ノルン」との共鳴に成功し、剣と魔法を完全融合した“精霊剣術”を会得。王立騎士団がこぞって弟子入りを希望する事態となる。


 そして12歳、ついに王族円卓会議で“次代の精霊王候補”としてルイの名が記録される。


 それは同時に、「異世界の神童たち」が世界の運命に絡む兆しでもあった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ