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神の余興により堕とされた異端の翼、その者、異界にて覚醒し神すら恐れる陰陽術を操る  作者: アマ研
第六章 四国同盟、闇洞突破戦 — Shikoku Alliance: Dark Hollow Breakthrough
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第百三十一話 「冥界乱闘」 Hellbrawl

 ## ──予期せぬ訪問者たち


 死神と悪魔の大乱戦が続く冥界。

 その地の裂け目から、光の揺らぎとともに一人の少女が降り立った。


「──騒がしいわね。何よ、冥界ってこんなにうるさい場所だった?」


 登場したのは“月詠つくよみ”。

 背には輝く銀の**三日月型の神器**が浮かび、魔力がほのかに周囲の空気を凍らせていた。


 > ※月詠は神の観測者。神器の月は「現在の形状」が力の制御状態を表し、満月になると力が100倍に解放されるが、今は三日月=制限状態。


「今日は観光で来たのよ、冥界に。なのにこれ?静かにしてもらえる?」


 そう言って、彼女は冥界の空に**銀色の月光衝撃波**を一閃。

 数十体の死神が溶けるように崩れた。


 ---


 続いて、地の底から**地割れとともに現れたのはカーリー**。


「……また神々の茶番かと思ったが、これは違うな。殺し合いか? よろしい」


 六本の腕、血のような肌、瞳に刻まれた戦闘本能。

 カーリーは破壊の女神。元々、**ハデスとのタイマン**を目当てに来た。


 しかし、現場を見渡すなり彼女は鼻で笑う。


「全員敵でいいな?」


 冥界全域が“カーリーの戦場”と認識された。


 ---


 そしてそのハデス。

 死者を統べる神王は、玉座の上からゆっくり立ち上がった。


「まったく……厄介な者たちが集まった。処理を始めようか」


 ---


 ## ──乱闘開始


 ### メフィスト


 空間重力を操る。周囲に**重力場**を展開し、空間ごと圧縮。

 巨大な黒いレーザーが死神と悪魔を一掃する。


「静寂に戻すのは……これが一番早い」


 ---


 ### ベルゼバブ


 異常増殖した数万の毒蠅を放出。

 それぞれが肉食・腐食・溶解を備えており、数秒で戦場の空気ごと変質。


「全方位、生命反応ごと溶かすわ」


 味方さえ巻き込むその攻撃は、制御不能の領域へ。


 ---


 ### マモン


 地面から**亡者の手**を召喚。掴んだ敵を即座に**地獄の門**へ叩き込む。

 門の中からは呻き声、引き裂く音、黒い火柱──


「暴れさせてもらう……遠慮は不要だな」


 マモンの足元から黒炎が爆発的に拡散。

 直径百メートル規模の範囲焼却。


 ---


 ### サタン


 魔剣を地に突き刺し、冥界の大地ごと吹き飛ばす。

 煉獄の嵐と呼ぶにふさわしい黒い旋風が巻き上がる。


「いや〜これは寝起きには最高だな!」


 彼が振るうたびに地形が変わり、周囲の味方も敵も区別なく巻き込まれる。


 ---


 ## ──神々の猛攻


 ### 月詠の冷光斬撃


 * 銀の三日月を中心に**波状の冷光衝撃波**を連続展開。

 * ベルゼバブの蠅を一網打尽にしつつ、冥界地層ごと凍結させる。


「そっちの虫、気持ち悪いのよ」


 ---


 ### カーリーの神速連撃


 * 六本の腕がそれぞれ武器を持ち、**空間を切り裂く速度で同時多段攻撃**。

 * 一撃一撃が神一柱を殺せるレベルで、近づいたマモンの肩を吹き飛ばす。


「それでも神か?反応が鈍い!」


 ---


 ### ハデスの神域解放


 * 玉座を中心に「死の支配圏」を展開。

 * 触れた存在の“魂そのもの”を分離・封殺する空間。

 * メフィストの分身体3体が一瞬で無力化され、霧のように消えた。


「これは我が領域。お前たちの自由など許さぬ」


 ---


 ## 【結】──冥界、崩壊寸前


 重力、毒蠅、亡者の手、地獄の門、冷光、黒炎、死の支配圏、神速の刃。

 もはや誰もコントロールしていない。

 ただ、**全員が“全員”を攻撃対象と認識し**、誰も止まらない。


 そして、地平線の向こうから──

 冥界の構造そのものが軋み始めた。


「……この戦場、そろそろ限界ですね」


 メフィストは笑いながら、魔導書を開いた。

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