ラジオの規制について
ラジオはおもしろい。音声だけで楽しませてくれるもの。ときには、過激な言葉を口にする。ときには、エッチな言葉を口にする。だが、タメになるものが大半だ。音楽、お笑いから、通販まで、様々なことに触れられる。
ラジオを一番聞く場面は、たぶん車の中だろう。家事をしながら、農業をしながらなど、耳が寂しい場面で聞きがちだ。でも、車内は特別だ。車には、だいたいカ一ラジオが付いている。付けっばなしでエンジンを切れば、次にエンジンをかけたとき、自然とついてくれるのだ。
ときに、ラジオは危険を伴う。視覚意識は、聴覚の不安定さによって散らされる。耳が乱れれば、心も乱れ、目も乱れる。だから、昼から夕方のラジオに、刺激を求めない。滑らかな、平坦な放送を好んでいる。何回か、集中力が途切れそうな瞬間があった。だから、もう少しだけ、静かな放送がいい。ラジオが消せない状況もあるから。
ドライブ中は、落ち着きたい。なのに、変な音楽ばかりだ。もちろん、流行っている曲もある。美しいピアノ曲もある。しっとりとしたバラードもある。だけど、コミックソングは結構ある。コミックソングくらいなら耐えられる。でも、不安定さがあるものは、耐えられない。
音痴な人が歌っていた。絶対音感がある人だった。調子が狂ったとか、そういうことではない。あの不安定さに、笑いが止まらなくなった。今までにない、面白いもので、笑ってしまった。絶対音感があるという前振りから、急に音痴が流れてきたら、正気ではいられない。
車で帰宅した後、動画を見てしまった。それくらいファンになった。でも、心の準備をしないと、運転が不安定になりかねない。歌う前に、注意を呼び掛けるなどがないと、僕にはダメだ。予想外に、かなり弱いのかもしれない。説明を直前にしてくれないと、予期せぬ出来事を乗り越えられない人も、多くいるということだ。
変則リズムの曲が、流れてきた時もあった。その時は、5拍子の曲ですよと、事前に説明があった。なのに、リズムというのは、調子を狂わせる。4拍子主体の生活をしているから。3拍子でも、やや、オッとなる。その5拍子の曲は、5拍子を強調した形だった。だから、余計に変な感覚になった。
急に爆音になるロックの時もあった。その曲は、どこかで聞いたことあるよな、みたいな曲だった。でも、思い出せずに、サビに差し掛かった。爆音だった。そこで、危ないってなった。道路上には存在しないような、轟音だったから。パンクみたいな曲だと思うが、最初が静かすぎるから、高低差が凄かった。
走っているときには、チャンネルを変えられないこともある。だから、事前に【刺激がある曲ですので、注意をしてください】みたいなことを言ってほしい。だいぶ、前に言ってくれれば、信号待ちなどでチャンネルを回せるから。でも、絶対音感の音痴の人の歌は、聞きたいから、テレビにしてほしかった。
ラジオの人は、運転中の人の安定性を考えているのか、少し疑問だ。だが、楽しい放送をいつもありがとう。そう思う。