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始まりはいつも鐘の音で  作者: 蒼月よる
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プロローグ

初めての作品なので、おかしな文章があるかもしれませんが、ご了承下さい。

この国の一日は、鐘の音で始まる

ここは、魔法が溢れる魔法王国、ジラーティア。

首都がある東側は海に面し、西側には山がそびえ立っている。首都には大きな時計塔、王宮そして、魔法学校がある。他にも港や市場など人が集まる場が多数ありとても賑やかな国である。

 



私は、今日も鐘の音で目を覚ました。今日から魔法学校の一年生になる。

顔を洗い、朝食をとり、新品の制服に袖を通す。そして、誰もいない家に「いってきます」と声をかけ、家を出た。

私の家は、海に近い場所にある。魔法学校から二十分程度の所だ。私の父と母は二人で旅をしていて、滅多に帰って来ない。

しかし、一ヶ月に一度、生活に必要な物などを送ってくれるので、困ることはない。

私は、魔法学校に続く道をのんびりと歩いていた。


「おはよう!シアン」


後ろから聞き覚えのある、高くきれいな声に呼ばれ振り向くと、私の友人である三人がいた。


「おはよう。シロハ、コウ、ロク」


三人とは小さい頃から一緒に遊んでいた。つまり、幼馴染というやつだ。朝の挨拶を交わし、私たちは一緒に学校への道を歩き始めた。


「なぁ、シアンはどのクラスを希望したんだ?」


突然、コウが質問をしてきた。

魔法学校は水、炎、風の三つのクラスに分かれている。それぞれアクア、イグニス、ウェントと呼ばれている。

入学前に筆記試験と希望クラスの調査がある。

自分の学んでみたい魔法を選び、そのクラスに入学する。三年間学べば、ほとんどの人が自由自在に魔法を扱えるようになる。


「私はやっぱり、小さい頃お父さんから少しだけ教わった水の魔法を極めたいからアクアかな」

「本当に!シアンもアクアなの!」


私とコウの会話を聞いていたらしいシロハが突然話しに入ってきた。


「そうだよ。じゃあシロハとは同じクラかな。」

「いいなー。二人は一緒か。まさかコウも同じとかないよな⋯⋯」

「大丈夫。俺はイグニスだよ。ロクはどこなんだ?」

ロクは少しホッとした顔をした。

「俺はもちろんウェントだぜ!てかマジでホッとした俺だけ違うクラスかと思った。」

「いけない!八時まで、あと五分しかない!入学式始まっちゃうよ!!」


シロハが腕時計を見ながら叫んだ。そして、私たちは魔法学校に向かって走り出した。

 



この国の説明

極稀に生まれつき魔法を持つ者がいる。

生まれつき魔法を持つ者の魔法を『固有魔法』と呼ぶ。

固有魔法でも物によっては同じ魔法を持つ者が何人もいたりする。

そして、固有魔法には代償が存在する。代償は同じ固有魔法でも使用者によって違う。

例えば、二人で物体操作魔法を使っても一人は何事も起きず、もう一人は全身に傷を負うことがある。

このような事態を回避する為に、固有魔法所有者には魔法の代償を代わり負ってくれるペンダントが配布されるようになった。

しかし、ペンダントも無限に魔法の代償を負ってくれるわけではなく一定回数以上使うと使用出来なくなるが数日待てばまた使えるようになる。

そして、固有魔法を持たない者でも魔法を使えるようになろう!という事で出来たのが魔法学校である。

近年では固有魔法所有者も通うようになってきている。

 

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