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徒然枕物語 弐  作者: 緋和皐月
10/15

 閉まったカーテンの隙間から、眩しい光が細く、照らしてきて、目が覚めた


 涙が乾いた目許を引き攣らせながら、僕は、伸びてくるその光に触れる


 柔らかくて、暖かい

 まるで、明るく優しいあの(ひと)のよう


 昨夜枯れた筈の涙が溢れる



 少しだけでいいから、触れたかった

 辛い時には側に居て、笑わせてあげたかった

 楽しい時でも側に居て、一緒に笑いたかった


 ねぇ


 貴女は何故その男を選んだの

 僕は、僕なら、貴女を幸せにできるよ


 どうして僕じゃ無いの

 どうして僕じゃ駄目なの



 ……ふと、目を開ける


 溢れた涙はとっくに乾いて、僕は光に照らされて居た


 その光に手を伸ばす




 貴女は


 僕にとって



 触れているのに掴めない


 こんな光のようでした


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