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スーパーポジティブのおっさんが宇宙を救う話

おっさんは不幸でした。


おっさんには二人の子どもがいました。娘と息子です。

おっさんは離婚していたので、子どもたちはおっさんをさげすんでいました。

娘は

「パパ、会社帰りにパン買って来て!」

とパシリ扱い。

息子は

「親父、高卒なんでしょ?」

とダメ人間扱い。

という事で、おっさんは不幸でした。

でも、おっさん個人としては幸福だったのです。

なぜなら、おっさんはスーパーポジティブだったからです。


「今日は昇給するぞー」とか

「これははげているのではない! 成長過程なのだ」とか

「今日こそ!私はナンパされるだろう? なぜなら今日の私はイケているからだ!!!」

といった感じでいつもひとりごとを言っていたくらいです。


しかしある日突然、そのおっさんのスーパーポジティブは終わりを告げました。

「君!そこの君!」

「はい! 私の事でしょうか?」

「そう、君だよ、君。君今日でクビね。」


こうしておっさんは十年勤めていた会社をクビになりました。

その会社をクビになったおっさんは、毎日やる事もなくその会社がよく見える緑ヶ丘で

「あーあ。あの会社まじでつぶれないかな・・・。・・・死のうかな?」

と言っていました。

スーパーネガティブになってしまったのです。


しかしある日、おっさんのいる辺りに隕石が落ちてきました。


ゴォォォオオオオオオン!!


すごい轟音が鳴り響きました。

しかし幸いにも、緑ヶ丘にいたおっさんは無事でした。

代わりにおっさんが毎日、見ていた会社は隕石でつぶれました。

文字通り、つぶれたのです。


「やったぞーーーーー!!!」

と言って、歓喜の声をあげるおっさんである。


実は、この会社。宇宙を牛耳る海賊の本拠地でした。

地球はその隠れみの、つまりゴミ箱のようなものだったのです。

宇宙中がその海賊に迷惑をこうむっていました。

しかし、会社をやめさせられたおっさんは子どもを思うあまり(じつは思っていたのです!!!)、超能力を開化したのです。

その力によって隕石を呼び寄せ、うらんでいたその会社をつぶしたのです。



真の意味で、自由になったおっさんはその後、宇宙のごみ処理班の仕事につきました。

ごみ処理班は地球にいながらも出来る仕事だったからです。


・・・愛するこの☆のために・・・


おっさんはいつも、そう思ってその仕事に従事していました。

はてさてこの先どうなります事やら。


おわったーーーーーー

ふざけすぎました。ごめんなサイヤ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] おっさん、おっさん言うな(笑) [一言] 元気が出ました
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