200文字 公衆電話(200文字) 作者: ぼっち球 掲載日:2015/09/28 夜の公衆電話が苦手だ。 静かに浮かぶ冷たい光。 ガラスに囲まれた空間。 今どき誰も使わないのに、佇んでいる姿。 そのどれもが薄気味悪い。 丁度一年くらい前の話だ。 時期も時間帯も丁度今くらい。 気味の悪い光景を見たんだ。 誰もいないのに受話器が外れていたってだけなんだけどな。 その受話器にまるで血濡れた手で触った様な跡があったんだよ。 しかも振り子みたいに揺れてたんだ。 ま、それだけの理由なんだけどさ。 でも俺は苦手だ。