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よくある無意識ハブられ inトイレ

R-15ですが暴力的表現は控えめにしたいと思ってます。あくまで予定ですから控えない日もあります。

なんなら話が続きません。

 ちょろろろろ……

 誰もいない空間に静かな水音がちょろじょぼぼと響き渡る。ここはそう、トイレである。


 俺の名前は笈田郁穂おいたいくほ、どこにでもいる普通の高校生さ。今はわけあって女子トイレで小便をしている。別に授業を抜けだして女子トイレに入る計画を3ヶ月前から練っていたりはしない。

 つまるところ極秘ミッション中だから、集中しすぎてゾーンに入っちゃってる。隣のクラスの河井さん(かわいい)とかが話しかけて来ても気づかないレベル。いやそれは気づくわ。むしろ「さいてー、死ね。」とか言われて興奮が加速する。もっと先へ……《加速》したくはないか、少ねn



 ――――バゴン!


 びくぅっっとトビウオばりに体が跳ねる。それもう滑空してんじゃないの。

 いやそんなことよりも、問題は音の正体だ。もしかして誰かにバレたりしちゃったのか!? もうだめだぁ……おしまいだぁ……。いや、いや待ていや俺よく考えろ、クールになれ。今の音は尋常じゃあない。校内一のゴリラ不良が思いっきりドアを殴ってもこんな音はならんだろう。不良ゴリラならあり得るけどな。もしかして俺の眠っていた能力が女子トイレを鍵に目覚めちゃったのか、そうなのか。


「キャーーーー!!!!!」


 爆音から少し遅れて悲鳴。さっきの音に並ぶくらいに馬鹿でかい声。その音が何によって彩られているのか理解するのに時間がかかりそうだった。だから実際は即理解できた、できてしまった。その音は人が目の前で弾け飛んだシーンとかでよくあるあの感じで、明らかに恐怖に満ち満ちていたのだから。

 違う、多分だけど絶対にこれは俺の能力ちからとかじゃないわ。なんでって俺はこんなに悲鳴上げられるほど酷い顔はしてないって母ちゃんが言ってた。鏡に映った俺を見ろよイケメンだって一目でわかるぞ。あー映像でお届けできなくて残念だわー。


「ウルセエテメエラコロスゾボケ!!」「ウゴクナッツッテンダロ!!」

 バァン!!

「キャーーー!!!」「ヒトガシンデルンダゾ!!」


 何ですかこの世紀末感たっぷりな音……こわいこわいこわい。時は21世紀! 海は枯れ、地は裂け……。

 もしかして教室が核の火に包まれたりしたのか。なんてこった今ちょうど肩パットを切らしててな。これじゃあ教室に戻れないぜ。仕方ないからもうちょっとここにいよう。女子トイレにもうちょっとだけいよう。

 誰だって不良が暴れてる教室に戻れやしないだろう。ましてや今俺は女子トイレにいるのだから。

 ホントさっさと授業受けたいんだけどな嫌だけど仕方ないよな。そういえばさっき河合さんトイレ入ってたなあ……。



 俺の耳には都合の悪い音を拾わない機能でもついていたのだろう。もしかしたら脳の方かもしれない。普段からちょっと頭おかしい節はあるものの、今回ばかりは看過できないくらいには重要な音声を処理し損ねていた。

 『人が死んでいる』

 画面の前の皆はこの変態バカはヤバそうなのに何をやっているのかと思うだろう。俺も思う。

 俺は何も分かっちゃあいなかった。世紀末なんて比じゃなかった。エンドオブザセンチュリーとかもはや赤子同然に可愛いレベルだった。

はじめまして、わたしです。

タイトルがタイトルなのでR-15入ってますが全年齢対象な柔らかい表現を目指しています。表現が下手とかでは断じて無い。

そう言えば、小学生でもこういう漫画読んでたりするし正直別にR-15じゃなくてもいいんじゃないかなと思うんですね。とはいえルールはルールですからしっかり守るあたり伊達に十数年社会の歯車として回転してませんねわたし。

小説を書かせてもらうのは初めてなのですがネタ決め失敗したかなと早くも投げそうです。ボスケテ。

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