全員集合!
お気に入りが2つに増えてたよ!
ヤッター!してくださった方ありがとうございます<(_ _)>
ありがたや、ありがたや
「おい!みんないるーー」
ハルアキが走りながら呼びかけるとすでに自分の寮の玄関前に皆あつまって
おり、寮長である自分を今かと待っていた。
「「おそーーいーー」」
ぽこぽこと小さい顔のよく似た二人に足を叩かれながら人数確認をはじめた。
「ごめん、挙手で人数確認!アイリス」
「ここにいますわ」
国語辞典サイズの魔道書片手に後ろのほうからいつものゴスロリにゆるいカーブを描いた黄金ツインロールの髪型を風で揺らしながら手を挙げていた。
「よし、双子はいるから・・さく、リリア!」
「僕とリリーはこっこだーよー★」
元気よく手を挙げている猫耳がついたパーカーを被ったぱっつん前髪の「自称」霊感女の子さく(本名;朔太郎;男)と、長い銀髪と十字架のピン止めが特徴の少女リリアが横で恥ずかしそうに俯いている。
「リリア何も恥ずかしいことじゃないから・・ね」
ハルアキも苦笑いするほど困ったことに毎回何かやってしまったかの様に真っ赤な顔をしてしまうほど恥ずかしがりやさん、だけれども素直な頑張り屋さんなので優しく注意すればきちんと直す。
「はい・・・すみません」
リリアはぺこりと一回お辞儀をするとオズオズと今度は自分でゆっくりと手をまっすぐと掲げた。
それを周りの皆は暖かかく微笑ましそうな視線で見ている。
はっと事態が逸れているのに気づき、顔の付近で手を二回叩き視線を再び自分に集めて次の人の名を呼んだ
「はいっと、ジンさんー」
「おうよー」
気だるげに返事をし口にタバコを咥えてのを携帯灰皿で消して、顏の横に手をあげた。
緩いオールバックに前髪だけピンで止めてある皆の兄貴。
ただし少しおつむが弱い
「こらタバコは没収――カイル」
「はーーーい」
特徴的な水色の髪をボサボサにしながら杖片手に笑顔ではしゃいでる犬のように楽しそうに飛び跳ねている。
「ちょっ、落ち着け・・・・・最後!剣バカツインズ」
「俺らの扱い酷くないっスか?!」
「まあまあ、寮長さんの考えもありますし・・ね」
少しイラついてる隆をそう言って年長者である燕が説得するも、ハルアキは首を振りサムズアップしつつ良い笑顔で言い放った
「いや・・・・個人的恨み♪(^v^)b」
まさかの発言にバカ二人が騒然とする中、リリアが周りを見渡し何かに気が付いたらしく首を傾げて手を挙げていた。
「ん?どうした、あっユウの事か?七寮に貸してるから大丈夫だ」
呼ばれなかった、よく転んで顔面スライディングするドジっ子犬耳少年ユウはもしかしたら七寮の手が足りなくなる可能性のために一時的に手伝いに行かせている。
その説明を聞くと一安心したらしく腹の前で組んでいた指をほどきホッとした様子が見られた。