プロローグ④
かれこれ30分後、缶ジュース片手に帰ってき明らかに機嫌が悪い様子に正座してる二人の額から汗が流れてる。
「えぇっと・・・寮長さん?」
おずおずと燕が話しかけるも半眼で睨んだまま一言も口を聞いてくれない。
流石にこれは本気でまずいのではと内心ヤバいと考えてると無言で二人の足の上に石板を何枚か乗せた。
「ちょっ?!」
「えぇえ!!」
その行動に驚きながらも長い時間の正座で足がしびれて動くと痛い、けれど積まれた石でもっと痛い。
「痛い痛い!!何っスか」
膝の上に30キロ分の石を置かれながらも戦闘員なのでまだ余裕はある。
けれども今のこの寮長には逆らえない何かがあった。
「あのさ、この状況なに?」
ハルアキが指をさし示す促すと周りは林の木々薙ぎ倒すか半ばから折れているかの二つで、
大地は隕石が落ちたかのようにクレーターと亀裂が無数に存在している。
「ねぇ・・・説明は?あとさ。。これで何回目だっけ?」
両手で二人の頭を掴み、視線をこっちに向かせようとするが顔はむいても
視線は逸らすため、最初は説教だけにしようかと考えていたがブチ切れた。
「そっちがその気なら・・・わかった」
ハルアキはそう言うと二人の背と腰の武器を抜き取り冷たく告げた。
「これから二週間、預かるし何があっても返さないから」
告げると自分の指輪型収納箱にしまうと流石に焦ったのか引き止めようと必死になり始めた。
「ちょっと困ります返してくださいっス」
「同じくです」
さすがに収納箱に入れられると持ち主以外に出し入れは不可能なので二人が慌てた様子でまくしたてるが全く聞き耳も持たず、お前たち以外は困らない反省しろと言い残し去った。
ため息をつきつつストレスで痛い胃の付近を押さえつつ歩いてていると今度は火柱と問題常習犯の第五寮のために全寮長召集とスピーカー越しに呼ばれる。
これは平和な日が一日もない学園と、問題児を束ねる苦労が絶えない寮長達の話である
ようやくプロローグ終了!!」
次から本編だぜ☆ヒャッハ―