プロローグ②
まだプロローグ1個だけなのにお気に入りがされててちょっと嬉し泣きしそうになりました
あと7/22にまちがって投稿していました!本来のはこれです
ため息と文句をつきつつベランダ戸を開けると柵越しに約三人ほど目の前にたっている
「よっ!大変そうだな猟犬じゃねぇや、ハルアキ」
「カイルはいました?・・・ドンマイとし言いようないわ」
「「ドンマイww」」
上から前髪をピンで留め、ほかの髪をオールバック気味にした漢のジン。
小柄で金髪ツインテールに本を小脇に抱えているゴスロリ少女アイリス、
140より小さい身長で目は若干死んでて髪型以外がよく似た二人が無表情に口だけで笑いながらが言いたい放題していた
「猟犬言うな!あとあまりにも皆他人事すぎるでしょ」
「だって多少は迷惑ですが本当に寮長以外には他人事ですもの」
嫌そうに寮長が呟くとアイリスに首をかしげ何がときょとんと不思議そうな顔で本気で言われマジかと若干凹んで肩を落としていた
「ってかカイルの世話係の隆次はどうしたの?」
確かにと皆であたりを見渡しても姿が見えず皆で不思議に思っていると向かって右側の奥の方角から爆発音が響いた。
「「「「なっ?!」」」
突如として発生した爆発に一同驚くがすぐに落ち着きを取り戻した。
「いったい何が」
ハルアキが呟くと爆発方面から勢いよく誰かが走ってきた
「りょぉおおおううちょおおううううぅぅ」
「「「「あっ」」」」
犬耳が頭から生え学ランを着た少年が叫びながらこちらに向かってかなりの速度で走ってきたが、途中石につまずき皆が危ないと思うもその速さのため助けることもできない。
急には止まれず顔から10メートルほど土下座スライディングのまま足もとまで滑ってきた。
「「アイタタタ」」
明らかに痛そうな光景に双子?はお互いを抱きしめ痛そうに悶えているがそのほかは唖然と固まっていた。
「痛った・・・あっ!寮長大変です!あとすいません」
「おぅ…痛そー、んで何?えっ・・・まさか!」
苦笑いし謎の謝罪に首を傾げるのも一変、嫌な予感がし、一瞬で青ざめた
「はい、隆治さんと燕さんが・・・」
そこまで聞くと踵を返して部屋に戻り、脱いでいた漆黒のコートを着靴を履いてベランダから一目散に爆発地点へと走った。
「いってくるけどアイリスはカイルがちゃんと片づけするか監視しといて!あと戸締りよろしく」
一回振り向いて念を押してアイリスに告げると全力で走りだした。
基本的にハルアキの足は速く1500メートルほどはなれた現場にたどり着くのに若干疲れるが30分ちょっとすぎぐらいだろう。
「ああああーーーもう!」
愚痴をこぼしながら足を動かしていると斜め前に授業が終わりか始まりの鐘が鳴り、移動途中らしき
仮面を顔につけた生徒たちの姿がちらほら見えた。
「あっ!グッとタイミング」
いまから問題児を捕まえるのにちょうど「使う物」を生徒がもっている。
一言どのクラスの学年かを確認し、断りを入れてちょっと「モノ」を貸して
もらい再び走った。