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戦闘中4


普通は海生生物はめったに浅瀬まで来ないし体が大きいから砂で動けなくなるから

絶対に来ないはずだった。

しかしイカやタコなど足がたくさんあれば別。










「さぁ出番と行きますか?」



溜息をこぼし指輪を起動させ中からを刀引き抜き構えるハルアキ

腰に手を当てて己の武器を引き抜く燕

ケラケラ笑い声を上げる咲

全員参加によるラストバトルが幕を開ける


初めにジンと燕が飛び出し後からハルアキが続く形となる。

互いに短い言葉とアイコンタクトのみで行動した。





タイヤほどにもある大きさの吸盤は固く切り込んでも深くは入らず

痛みは感じるらしく勢いよく口から液体を広範囲に撒いた。



「ちょっ、バカ墨飛ばしてきた!!」

「うあああああああ」

「「うにゃぁあああ」」


阿鼻叫喚な光景が広がっているのを気が付いてるが無視して

巨大なイカ足を少しずつ切り込みを入れボロボロに



咲太郎がガリガリと流木で地面に模様を描いていく


「えーっと、出てきて♡クーちゃん」



きらりと地面に描いた模様が光ると巨大な髑髏が這い出でき

腕でイカを取り押さえようとするも、激しい抵抗にあってもみ合いにあっている。

二体とも体が大きいので大きな波を起こし離れていても水しぶきが飛んでくる。




「映画見たいっスね・・B級の」

「はぁ?!がしゃドクロかよ」

「ってかクーちゃんて・・・」

「じょ・・女性?」



はっきり言って妖怪大戦争な事態をしりめに足はしつこく燕へ足はせまる

さすがに変だと



「これが欲しいのですか?」

燕が小さなケース開きを見やすいように上にあげて見せると浅黒い体の平たい部分を

真ん中からバコバコ折り頷く感じで返事をしている。

明らかに必死な様子が目に見てて伝わる。


「どうしましょう?」

「あーげちゃえー☆」


ここまで必死に取り返そうとするクラーケン

近くによって比較的小さめな腕?に渡すと嬉しそうに受け取って帰っていくかと思いきや

じょうず吸盤をつかい近くにいた三人が海に引きずり込まれて水底へと沈んでいく











ごぽり。ごぽり

水音で意識が戻り一瞬気を失っていたことに気づく

目を開けるとシャボン玉状の空気の中荘厳だが禍々しい門が開いてあり 

その隙間より黒い靄状のものが中央からあふれ出て、先ほど

倒した魚人の姿を取っている。




「(これを見せたかったのか)」




視線とジェスチャーで問うとクラーケンはべコリ頷く

視界の端に何か浮かんでいる。

ふと顔を横に向けるとぐったりと吸盤に巻かれる後輩の姿。




「ちょっとおおおおおおおお」


驚きのあまり口から思いっきり息を吐き出してしまった。

酸欠で頭痛とで眩暈が。

ふいに吸盤ごとを空気の層の中に突っ込みそこにの咲を

入れ息ができるようにと配慮してくれた。





息ができるなりひと段落すると回らない頭を必死に

必死に後輩の呼吸の蘇生にかか


「死ぬなああぁぁぁ」


人口呼吸・ビンタ・足を持って頭を下にしたりと考え付くかぎりの事を

試すと咳とともに飲み込んだ水が吐かれ呼吸が再開された




燕さんはなんとか自力で水を吐いて意識を取り戻した。

少しボーっとした様子だったが、はっと目を見開き。



「ぼくのはじめてを……責任を取ってください」

「黙らっしゃい!ノーカンです」

一発引っ叩き説明すると頷き門を閉ざす儀式の準備を始めた。








水に強いチョークで扉に×を描き自分たちの指先をすこし傷つけ血をマークの上に擦り付け

封印の処置をとる。









「我ら異界の門を操る者」

「我ら黒き覇者の末裔なり」

「この血により繋ぐ道を今閉ざさん」

「「「閉門クローズ」」」











重々しい音をたてゆっくりと扉は閉じてゆく

それと同時に海上では灰色だった空も美しい青へと変わっていく。




「「「疲れたーー」」」


封印処置をしてから海の中でまたひと悶着あったが無事に陸へ着き

砂浜に大の字に倒れ込み


不意に電話が鳴り要件を聞くとめんどくさそうな顔で溜息一つ。

びしょぬれで磯臭い体を引きずりつつ腹から声を出す。





「午後から遅れた授業再開するから帰るよ!」

原因一致の嫌だ―コールを受けながらも帰り支度を整えた。

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