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第26話 魔性の女

倉橋よりこ その8



 皆は呆れ顔だったけど、翔ちゃんからのキスを貰う事に成功した私。


 理由なんてなんでもいいや。なにはさておき翔ちゃんからのキスの甘さに比べたら、この世の全てはどうでもいいのかもしれない。


 でも、一体何なのリリィちゃん?

 皆が居る前でディープキスとか......。皆ビックリしてたよ! 私だってもちろん、見てるだけで顔が真っ赤になっちゃったよ。鏡を見てないけれど流石にわかってしまうくらい顔が熱くなっちゃった。



 気を取り直してお弁当を食べる事にする私達。2組のクラスの子は一同ポカーンと口を開けてたけど、いくらかしたら皆またざわざわとそれぞれのお喋りに戻っていった。


……あのキスコールといい、この切り替わりの良さといい、このクラス何気に凄いクラスだよね翔ちゃん......。



 私はお弁当を広げた。ダイエット中だから小さなお弁当箱の、その更に半分くらいしか入っていない。いつもはやっぱり足りなくて満足出来ない量だけど、翔ちゃんからのキスやリリィちゃんの大人のキスを見てからドキドキして、食欲が無いから全部食べられるかわからないくらい。まあ、結果オーライ? かな?

……あんまり他の女の子が翔ちゃんとキスするのはいただけないけれど。


「え? よりちゃんそれだけなの? 体調が悪いとか? 大丈夫?」


「え? うん。大丈夫だよ。翔ちゃん心配してくれるの? ありがとう。でも私はいつもお昼はこのくらいだよ。」


 本当は嘘だけど。食べる時は食べるしね。それにこんな少ない量がダイエット中だからだとは口が裂けても言えないよ......だって翔ちゃんに大喰らいな女の子って思われたくないもの......。やっぱり男の子にとって、女の子は少食なのが良いよねきっと。


 次は翔ちゃんのお弁当箱が開いた。

 いつもそうだけど、今日は特別な私の自信作だ。二つの大きなお弁当箱にハンバーグと唐揚げとウィンナーとコロッケと玉子焼きと焼き鮭とデザートのオレンジが入っている。そしてご飯は全部海苔で巻いた俵型のおにぎりになっている。おにぎりは梅、おかか、若菜、わかめの混ぜご飯のおにぎりで、見た目も鮮やか色とりどりだ。


 え? ありきたりなお弁当メニューですって? 確かにそうかも......。でもこのメニューは皆翔ちゃんが好きな物、それに冷凍食品は一切使っていない、全て私の手作りだ。

 流石に朝からハンバーグをこねたりは出来ないから、下ごしらえをしたものを冷凍やチルド保存して使っているけれど、そんじょそこらのお弁当と一緒にしないで欲しい。味は絶対絶対保障するよ。だって家族の保障付きなんだもん。味にうるさい私のお母さんや妹にお墨付きを貰ってるしね。良い奥さんになる為には当然のたしなみだよねっ!

 でも、いつもはこんなにおかずが入っていないし、翔ちゃんの健康を考えて野菜も結構使っているけれど、今日は特別な日だから、一日くらいいいよね?


 私の力作弁当を見て、翔ちゃんとリリィちゃんが「うわぁ~」って驚いた。


 へっへーん♪ どうだ! 凄いでしょ~。


「うわぁ、凄い! 今日のお弁当は凄いね翔太! やったぁ!」


「う、うん......凄いよね.......。」


 何が「やったぁ」なの? というか翔ちゃんどうしたの? 


 何故か無茶苦茶喜んでいるリリィちゃん、そして何故だか急に元気が無くなった翔ちゃん。


「いやぁ~、今日は色々あったけど、でもやっぱり最高ね。もうお腹ペッコペコ、さあ、早く食べましょ。」


 ドンッと食べ盛りの男の子がよく使うお弁当箱を机に置いたリリィちゃん。アルミ製の、確かドカベンって名前だったと思う。

 蓋を開けると、中にはご飯だけが、お米が可哀相になってしまうくらいミッチリギュウギュウと敷き詰められていた。


 凄い......こんなにご飯だけのお弁当箱って見た事無いよ、しかも凄い量だ。もしかしてこのお弁当をリリィちゃんが食べるの? 嘘でしょ? こんな小さな体に入るわけないよ。はみ出ちゃうよ。


「あ、リリィ......今日は少ないんだね......。」


 少ないのっ!? これで!?

 普段はどんななの!?


「そうなんだ......ママが私に内緒でまた変な健康グッズ買ってきちゃって、だから今月はご飯だけになりそうなの......本当、給料日にお米を買い溜めしておいて良かったわ。」


「そ、そうなんだ......それは、大変だね......。」


「ま、いつもの事だけどね。さっ、食べましょう。」


 リリィちゃんはそういうなり、おもむろに翔ちゃんのお弁当箱から唐揚げと取り、口の中に放り込んだ。そして自分のご飯をパクパクと食べる。


 え?


「いや、リリィ......ちょっと待って。このお弁当は、実は......。」


「え? 何? お弁当がどうしたの? そんな事より、ほらそのおにぎりもよこしなさい、まったく、翔太のお弁当は最高だわ!! それに今日は私の好きな物ばかりね。一体どうしたの?」


 一体どうしたの、ってそれはこっちが聞きたいわ。


 驚く私を余所に、箸を一切休める事無く、翔ちゃんにそう聞くリリィちゃん。

 みるみる翔ちゃんのお弁当が減っていく。


「ちょっとリリィちゃん!? 何してるの!? それは翔ちゃんのお弁当でしょ!?」


「え? 何よよりこ。急にどうしたの?」


 私の大声に流石のリリィちゃんも手を止める。


「急にどうしたじゃないよ。何で勝手に翔ちゃんのお弁当食べてるのよっ!」


「そんなのよりこには関係無いでしょ。第一こんなに一杯食べたら、翔太ますます太っちゃうよ。だから私が翔太の分食べてるの。……それにこんなのいつもの事よ、ね? 翔太。」


「へぇ!? う、うん......そう......かも......。」


 リリィちゃんの同意を求める声に力無く答える翔ちゃん。


 こんなに一杯って......それをリリィちゃんが言うの? 翔ちゃんのお弁当と同じくらいの量のご飯を食べてるリリィちゃんが? それにいつもの事って、もしや?


「も、もしかして、毎日翔ちゃんのお弁当を食べてるの?」


「え? そうだけど?」


 私がどんなに愛情を込めて作っているとも知らないで、簡単に言ってくれる。


……そうか、だからか、だから翔ちゃんあんなに元気が無かったんだね。

 知らなかったとは云え、私が作ったお弁当をリリィちゃんにあげていたのを心苦しく思ってくれたんだ......。

 ありがとう翔ちゃん、やっぱり優しいんだね。

 でも翔ちゃんは悪く無いよ、だから気にしないでね。だって悪いのはこの子、リリィちゃんだもん。ちょっと言ってやらないといけない。


「そうだけどって......あのね、ちょっといいかなリリィちゃん。」


「う、うん......。」


 私の怒ってるって雰囲気を察してくれたのか、リリィちゃんの声が少し遠慮がちになった。


「このお弁当は、私が翔ちゃんの為に作ったお弁当なんだよ。それも毎日。」


「……は? 翔太本当なの!? 何で今まで黙ってたのよ?」


「いや......僕も今日初めて知ったわけで......。」


 私の言葉を聞いてリリィちゃんは目を見開いて、物凄く驚いた顔をした。

 私はその顔を見て、少し自分の胸がすっきりしたのがわかった。溜飲を下げるってやつ。


……やっぱりリリィちゃんはこの事を知らなかったんだね、それなら仕方が無いかも。

 だけど、それでもやっぱりここはきちんと言わないと。


「まあ、それはいいや、でも翔ちゃんがお腹一杯食べられるように作ってるの。だからリリィちゃんが食べちゃうと翔ちゃんお腹が空いちゃうでしょ? だから食べないでよ。」


「そんな! じゃ、じゃあ、私。もう翔太のお弁当食べられないの? そんなの......そんなのって無いよ! そんなの認められないよっ! だって......だったら私死んじゃうよ!? 餓死しちゃうよ!? ショッケツジドウだよ!?」


 ないわー。そんだけ食べて餓死とかないわー。

 それに食欠「児童」って......もう私達16歳だよね?……まあ、リリィちゃんの場合、見た目はそうだけど......。


「それは無いよ。そんなに食べて食欠児童は無いよ。そういうなら私のお弁当見てよ? これをどう思う?」


「凄く......小さい......です。」


「でしょ? これが普通なの、これで十分なの。」


 本当は十分じゃないけど、リリィちゃんてば食べ過ぎだよ。このくらいは言っておかないとね。


 それにしても、この子......これだけ食べてるのに、全然痩せてるよ......私がこんなに頑張ってダイエットしてるってのにどういうことなの!? 翔ちゃん......世の中不平等だよ......。


「……何!? 十分......だと?」


 ところがリリィちゃんは私の言葉を聞いてカチンときたって顔をした。そして何故か私の胸を睨みつける。

 でも直ぐに何かを思いついた様な顔になり、そしてまた表情を変えた。

 今度はニタニタと卑屈な作り笑いを浮かべた。


……急に何? 一体なんなの? 何をする気?


「いやいや~、へへへっ、よりこさんいくらなんでもそれは無いっしょ? こんなの食べないのと一緒でしょ?  翔太がいるから遠慮してるんでしょ? 家ではガッツリいってるんでしょ?……へへっ、それにそんなの維持するのに、それだけじゃ無理でしょ?」


 リリィちゃんは「それ」つまり私の胸を指差して言う。視線も私の胸で止まっている。

 そのリリィちゃんの視線を、とてもいやらしく感じてしまい、私は何だか恥ずかしくなってしまって、咄嗟に腕で胸を隠し、その視線から逃れるように身を捩った。


「いや......これは......。」


「へへへ、いやぁ~、隠したってわかりますよ~、その大きさですもんねぇ。いや~ウラヤマシイナ~アコガレチャウナ~」


「リリィ? 一体何を言って......。」


「翔太はちょっと黙ってて!」


 けんもほろろに一蹴いっしゅうされた翔ちゃん、シュンとしちゃった。

 そんな翔ちゃんを慰めたいけれど、私はそのリリィちゃんのただならぬ雰囲気に嫌な予感を覚えそうする事が出来なかった。緊張感で喉をゴクリと鳴る。


 だから一体何をする気?


 するとリリィちゃんはまた表情を変えた。今度は悲しそうな顔をしている。


 本当にこの子って表情が豊かだ。コロコロコロコロ顔が変わる。


「でも......私には無理......だよね? そんなに大きくなんか絶対なれっこ無い......よね。」


 そう言って瞳に涙を溜めてこちらを見るリリィちゃん。


 え!? ちょっと! それってさっきのと同じじゃない!? 何をするかと思えばそれ?

 翔ちゃんにキスを強請った時と同じだよ! 緊張して損した。


「こんなに頑張って食べてるのに、全然大きくならないの......。ねえ、どうしてだと思う?」


「さ、さあ? わかんないよ。」


 適当に相槌を打っておく。


 この子は......人の事馬鹿にして......何度も同じ手が通用すると思うなよ。

 だけど、何か理由があるのかしら? どうして大きくならないんだろう。そんなリリィちゃんが羨ましいとか思ってたけど、もしかしたら何か重大な秘密があるの!?


「わからない、か......そうよね......私にもわからないもの。」


 わからないんかい! じゃあ聞かないでよ! 知ってるわけないでしょ、そんな事っ! ちょっと心配しちゃったじゃないっ!


「だけど、これ以上小さくなりたく無いの......だからよりこ......駄目?」


 リリィちゃんは瞳に涙を溜めながら、眉を八の字に曲げて小さく小首を傾げる。


 無茶苦茶な理屈だ。そんな理由で騙されるなんて思わないでよね!

 それにそんなに可愛くお願いしても駄目なんだからねっ! 翔ちゃんのお弁当はあげられないよ。


「ねえ~、よりこ~お願~い。ねえってば~。」


 尚も続けるリリィちゃん。

 私の手を握ってダダを捏ねるようにする。


「駄目。」


――全く、だからそんなに可愛くおねだりしても、駄目なものは駄目。第一、女の私にそんな事しても不快に思うだけで意味無いよ。そういうのは男の子にしなさい。


「ねぇ~よりこ~。」


「駄目駄目。」


「ねぇ~ってば~。」


「駄目駄......。」


 ああ......可愛すぎる。

 こんなの反則だよ。卑怯だよ。

 流石チート、格が違った。

 前言撤回だ、やっぱりリリィちゃんのおねだりは女の私にも効果絶大だ。

 嘘泣きだってわかってるのに、リリィちゃんの言葉にその悲しげな表情に胸がきゅんきゅんしちゃうよ。

……ああもう、この際何でも良くなってきた。だってこんなに可愛い女の子のお願い、聞いてあげたいよ。いや、聞いてあげるべきなんだ。


……でも翔ちゃんのお弁当はあげられないし......一体どうすればいいんだろう。


 あ、そうだ! 翔ちゃんのお弁当があげられないんなら。


「わかったよ。リリィちゃんの分のお弁当作ってきてあげるよ。」


 そうだよ。そうすれば良いんだよ。

 手間は掛かるけど、でも今までも二人分作ってきたんだし、これが三人分になってもきっとそんなに違わないよ。


「え......いや、そこまでしてもらわなくても......。」


 リリィちゃんの表情が引きつった顔にまたコロッと変わった、でもあれが嘘泣きだって知ってるから今更そんな事で驚かない。


「じゃあ、いらないの? 因みに翔ちゃんの分のお弁当は食べちゃ駄目だからね。」


「う、うん。そっか......やっぱり流石に翔太のは駄目だよね......いくらなんでも......。」


「うん駄目だよ。」


「……じゃあ、申し訳ないんだけど、お言葉に甘えようかな? ごめんねよりこ。本当はダメモトのつもりだったんだけど。でも私......。」


「ううん、別にいいよ。」


 やっぱり自分が無理言ってるって自覚はあるみたい。凄く申し訳無さそうにしている。でも背に腹は代えられないのかな? リリィちゃんは断りはしなかった。

 まあ、別に謝らなくていいよ、だって......今さっき思いついたんだけれど......。


「でもその代わり私のお願い聞いてくれる?」

 

「お願い?」


「そう、お願い。……ねえ? 今度の日曜日空いてる?」


「日曜日? え、えと......。」


 困ったように翔ちゃんを見るリリィちゃん。


 ああそっか、そういえば日曜日は翔ちゃんの部屋に行ってるって言ってたもんね。


「あ、あの、僕の事は別に気にしないでいいよ。……けど何なの?」


「……なら、翔ちゃんも来ればいいよ。私のうち。」


「よりちゃんの家? それは別にいいけど......。」


「よりこの家? まあ......翔太がいいんなら、私もいいけど。でもだから私に何させる気なの?」


「何って別に大した事じゃないよ。リリィちゃんには私の......いいや、秘密です秘密にしときます。」


「秘密? なんで、よりこなんで? もしかして、怖い事とかする?」


 そんなのしないよ。むしろ逆、リリィちゃん喜んでくれるといいな......。

……でも秘密にしときます。いわゆるサプライズってやつだね。


「しないよ。秘密にするのは、唯リリィちゃんをビックリさせたいだけ。」


「ビックリ? それって痛い事?」


「それはもっとしないよ。」


「絶対?」


「絶対。」


「神様に誓って?」


「うん、誓って。」


「絶対?」


「……」


 ああもう、何? しつこいな。リリィちゃんて怖がりなの? じゃあ仕方が無いね、ここはこう言っておくか。


「うん、翔ちゃんに誓って。」


「翔太に?」


「僕に?」


 当然の疑問だろう、翔ちゃんが声を上げた。

 でも私達は気付かないフリをして話を進める。


「そう、翔ちゃんに誓って、絶対怖い事も痛い事もしないから、だから安心して。」


「……翔太に誓うってんなら、そ、それならまあ、いいか......。」


「何で? 何で僕に誓うといいの?」


「じゃあ、日曜日にね。約束だよ。」


「うん......お弁当の為だもんね......わかった。」


「だから何で僕なの? どうして?」


 ああ、翔ちゃんそんなに食い下がらないで......そこは気にしないで欲しい所だよ。


「翔太ウルサイ、しつこいよ、ていうかデリカシー無さ過ぎ。」


「え!? デリカシー? でも、うん......ごめん、わかった。」


「翔ちゃん......。」


 リリィちゃんに怒られてしょんぼりする翔ちゃん。

 翔ちゃんごめんね。でもちょっと、理由を言うには恥ずかし過ぎるもんね。リリィちゃんも同じみたいだし。


 何で翔ちゃんに誓うといいのか。なんて当たり前すぎて理由も言うのも今更だけれど、つまり自分の一番大切な物に誓えるかっていう事なの。私にとっての翔ちゃんは神様みたいなものだし、きっとリリィちゃんにとっても同じくらいの存在だと思う。だからリリィちゃんは私を信用したんだろう。



「リリィちゃん、じゃあ今日は特別に翔ちゃんのお弁当を食べていいよ。翔ちゃんもそれでいい?」


「うん、僕は勿論構わないけど......いいの?」


「うん、いいよ。」


「よりこ......ありがとう......」


 リリィちゃんはにっこりと笑ってくれた。


 それが何よりのお礼になるよ。


 本当リリィちゃんは可愛い。

 食事が終わったら、ギュッとさせてくれないかな? きっとお弁当の先払いとか何とか言ったら出来るかもしれない。

 それじゃあ早くご飯を食べてしまわないと......。


 そう思い、私は急いでご飯を食べようとお箸を持った。するとそこへ。



「あの、倉橋さん。ちょっといいかな?」



――食事中だっていうのに、不躾ぶしつけな生ゴミの臭いがした。








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