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はじめての指輪

作者:
掲載日:2026/04/13

ねえねえ、あのね。

前に貰った指輪、本当に嬉しかったんだ。


記念日になるといつもプレゼントを交換し合ってたけど、初めて君から指輪を貰った。

無頓着な君は、指輪にサイズがあるなんて知らなかったんだ……

なんてもごもご言いながら照れてたよね。


私も嬉しすぎてテンションが上がっちゃって、ちょっといじりすぎちゃったかな?


とても細い可愛いデザインで、君にしてはセンスあるじゃん!

え?店員さんに相談したの?

なんて根掘り葉掘り聞いちゃった。


私の人生で1番の宝物はこの指輪になっちゃったね。

断トツでこれ!


最近ストーカーがいて不安だった私に、君は優しく「必ず守るから」って言ってくれた。

実際、あの男は見なくなったし。

本当に安心してるんだ。


これからも君のそばで守ってもらえるなんて、めちゃくちゃ嬉しい。

次の水族館デート楽しみだな。

私が水族館が好きだって言ったら、二ヶ月に一回は連れていってくれるようになったよね。

君の素直さが愛おしい。


でもね、本当はまだあいつがいたんだ、君に心配かけたくなくて、言わなかっただけなんだ。


こんなことになるぐらいだったら、君に心配してもらえばよかった。


お願いだから、この指輪にだけは触らないで!

あんたなんかに触られたくない!


私は、深く掘られた穴の底で。


もう二度と呼吸もできないのに、上から叫び続けていた。


土の下で、大事な指輪だけが光っていた。





ここまで読んでいただきありがとうございます。

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