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  作者: チキ
6/6

●●6


彼が、青い空以外をしかも人物画を描いた所を見たことがない。


あれ?この女の子…誰かに似ている。

もしかして…



「それあんたね」

「え?」

「見せたくなくて、冷たくしてた。ごめんな」


彼は座ったまま、私を見上げる。


「赤と青が混ざると紫になる。」

「…それぐらい知ってます…」

「ならあんたと俺が一緒にいたら紫になるのかな?」


私は頭の中が真っ白で何も考えられない。


「俺、青みたいだって言われたのあんたで2人目なんだ。」


あまり自分の話をしない彼が、自分を話そうとしている。


「そいつは黒がピッタリで。その黒に染まりそうだったんだが、そいつ所謂…俺は広がる青だから染まらないんだそうだ」


話の意味がイマイチ分からない…。

その黒い人は誰なんだろう?


「そのうちそいつに会わせてやるよ」

「あ、ハイ」


とりあえず頷いてみる。


「そいつに2人で会ったら紫だって言わせてやろう」

「ん?????」

「紫になるかどうか試さない?」

「その…比喩表現ばっかじゃぁ…」



次の瞬間。

私の腕をグイッとひっぱって、彼の方に引き寄せられる。


「混ざり合いたいって事。」

「!!!?!」

「まだわかんないか。一緒にいようって事。付き合いたいって事。」


私はようやく理解して涙を流した。







*********








目が合った瞬間





心が奪われた。








奪われた心を取り戻すには






あの青い空を










あの青い空の心を私が奪えばいい。




なんてのは無理だから。








紫になっちゃえばいい。




混ざり合うように、ずっと一緒にいればいい。








end



「青」の続編?

ですかね(*・v・)?

話的には少しリンクしてるぐらいですね。


ところで・・・この話では名前が出てきません。

なのでそれぞれの登場人物は

「青」

「黒」

「赤」

って勝手に私の中では呼んでます(*`-∀-)

名前は付けたくなかったんですよね。

幻想的にしたかったんです(*・v・)


現実的なような

非現実的なような

そんな不思議な小説書くのが夢です(*ノv`)+゜


最後まで読んでくださり本当にありがとうございました。

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