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遠いあの日の約束  作者: 藍凪みいろ


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12/12

エピローグ


 あの日の出来事を私は今でも覚えている。

 静かな暗い海に沈んでいく豪華客船であったアルディニック号。


 遠くに聞こえる沢山の人達の悲鳴と困惑の声。

 あの日、自分は助かったけれど、船に残り続けて沈んでいった者達もいるということを、決して忘れてはならないと強く思う。


 もし、あの日、私が船に乗っていなかったら、セレクとカイル。そんな二人に出会うこともきっとなかったであろう。


(カイル、貴方と出会えたあの日のことを私達はずっと忘れないわ)


「これからもずっと」


 ティーナはそう呟き、あの日のことを記した分厚いノートを丁寧に開いて最初のページに挟まっていたあの日、セレクが描いてくれた絵にそっと触れる。


「ティーナ、早く来てくれ。母さんと寝ないとやだって言って、中々、寝ようとしないんだよ」

「わかったわ。今、行くわね」


  困り果てたセレクの助けを求める声にティーナは苦笑し、返答し、部屋を後にした。


 机の上に残された開かれたままのノートが、部屋の窓から入ってくる心地良い夜の風によってパラパラと捲れる音がその場に響いていた。


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