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メインストーリーのおまけ

メインストーリーをお読みになってからのほうが楽しめると思いますが、お好きな時にどうぞ。

部署順番 

0LEI骨(中心)

1LORE(目)

2LIP(唇)

3LAV(口)

4LAB(尻尾)

5LAP(膝)



locus enim insectorum

昆虫類を司る場所

LEIレイ 直訳:絆、親愛、花冠


ルッカ:「親愛、花冠。温かそうな場所ですね。」

クロ:「うん!あと、他に比べて、女性が多いよ!」

ルッカ:「でも、虫が苦手な方は、大変ですね。」

クロ:「 ¨̮ 」



locus pro reptilium

爬虫類を司る場所

LOREロァ 直訳:伝承、知恵、ヘビや魚の目先


ルッカ:「伝承、知恵...。ここは物の名前じゃないんですね。」

クロ:「ここはね、とても息の詰まる所だよ...!」

ルッカ:「ルキさんは知識が豊富で、いい場所だって言ってました。」

クロ:「(´-`)」



locus ad imperium populi

I, II

人を司る場所 二つある。

略してLIPリップ 直訳: 唇


ルッカ:「なんで顔の部品の名前なんです?」

クロ:「Head, Shoulders, Knees and Toesって歌あるじゃん?あれに感動しちゃってさ!」

ルッカ:「じゃあ、mouthじゃないですか?」

クロ:「え?......!!なんて、ことだ。早急に変えなきゃ!」

ルッカ:「いや、急に変えたら他の方が混乱します」

クロ:「( ´_ゝ`)」



locus pro avibus

鳥類を司る場所

略してLAVラヴ 直訳:洗面所


ルッカ:「洗面所...。」

クロ:「洗面所って言われるのが嫌で、『愛』って言ってるやつもいるね!」

ルッカ:「もっと良い名前、なかったんですか?」

クロ:「( ¯ࡇ¯ )」



locus ad bestias I, II

獣(陸の哺乳類)を司る場所 二つある。

略してLABラボ 直訳:研究室 


ルッカ:「研究?」

クロ:「モフモフの研究をするんだよ!癒しを求める人が行く場所なんだ!」

ルッカ:「獣ってことは、チーターとか、危険な動物もいますけど大丈夫なんですか?」

クロ:「( ͡° ͜ʖ ͡°)」



locus ad pisces

魚類(イルカ、タコなども含む)を司る場所

LAPラップ 直訳:膝 


ルッカ:「膝...。あ、あの感動した歌からですか?」

クロ:「いや、偶然だね!ここは、凄い静かな場所でつまらないよ!」

ルキヴィア:「だからこそ、休憩、考え事する時にピッタリだろ。」←たまたま休憩しにLAPに来ていた

クロ:「( ー~ー)」


【冥界教科書】


第一章:死神とは何か?


●死神の定義

死神とは、冥界に属し、魂の回収・浄化・管理を任された存在である。ただし、中世の死神は人間ではない。元は地上に生きていた動物たちである。


●死神の誕生の仕組み

かつては「人工的に感情を排除した死神」が作られていた。しかし中世の革命以降、「生きていた動物の魂を擬人化する」ことで死神を生む方式が採用された。

現代では、擬人化すらせず、感覚・知性・意思疎通能力をもつ動物をそのまま死神として登用している。


●死神の選定条件

1. 生きていた存在であること

2. ある程度の意思疎通能力があること



●死神の役割

* 魂の回収

* 魂の仕分け(適正部署へのルーティング)

* 瓶への転送とノルマ管理

* 死神候補の監視

* “使い魔”の選定と再利用判定

* 時に、魂の“記憶”を読み取ることもある(高位任務)


●死神と使い魔の違い(縦に見てね↓表みたいに)

種別 意思疎通能力死神任務昇格可能性

死神  あり  高い ありなし(すでに死神)

使い魔 基本なし低〜中 補助任務のみ条件を満たせば昇格あり


●死神の命

* 死神は不老だが、ノルマ達成か、任務中の死でその生涯を終える。

* 終了時、「消滅」か「再契約(瓶のリセット)」の選択が与えられる。

* まれに、死神が「失敗作」となるケースもある(例:クロ)。


第二章:魂とは何か?


●魂の正体と見た目

魂とは、かつて「生きていた存在の記憶・感情・意志」の結晶である。冥界ではリボンのような形状で視認され、誰もが「耳」に下げている。

* 色:個体の性質や感情に応じて色が変化

* 形状:原則はリボン状だが、傷つくとほどけたり千切れたりする

* 質量:軽い


●魂の分類

魂は各部署(VL)により管理されており、以下のように分類される。

分類対象担当部署

昆虫類蜂・蝶・蟻などLEI骨

爬虫類・魚類の眼前種ヘビ・トカゲ・一部魚類

LORE

人類すべての人間LIP I・II

鳥類小鳥・猛禽類・オウムなどLAV

陸上哺乳類猫・犬・熊などLAB I・II

水中生物魚・タコ・イルカなどLAP


●魂の回収と瓶システム

魂はリボンの状態で死神によって回収される。1万枚のリボン = 液体1滴として死神のピアス状の「魂瓶」に自動で注がれる。

* 魂瓶の本数は部署ごとに異なり、回収対象の総量や難易度に応じて決定される。

* 瓶が満タンになると、死神は「解放(契約終了)」を選ぶことができる。


●魂にまつわる特殊現象

* 記憶読み取り:魂の中に眠る“記憶”を見ることができる死神がいる(例:ルッカ)


●魂の終焉

すべての魂は、“瓶の中”に回収されることで無に還る。ただし、罪や罰、魂の中に“未練・愛・怒り・強い誓い”がある場合、綿毛となり檻の中に閉じ込められる。綿毛がすべて自然に散る=「魂の感情が風に溶ける」まで、魂は投獄され続ける。

これは一種の保護であり、罰でもある。


第三章:死神の歴史


●古代の死神

古代の死神たちは「情を捨てる」ことを絶対の掟としていた。彼らはただの機械のように魂を回収し、生死に感情を持ち込まなかった。その姿は冷徹な働き手であり、感情を持たないロボットに近かった。

* 特徴:感情の欠如、迅速で効率的な回収

* 役割:魂を淡々と瓶に納めるだけの存在

* 問題点:生者や死者から恐れられ、忌避された

* 例外:クロだけ「情を得てしまった失敗作」が生まれた


●中世の死神革命

やがて一部の死神が「情を捨てるべきではない」と反旗を翻し、革命が起こった。トップの交代により、死神の作り方も変化した。

* 新たな死神:生きていた動物を擬人化し、情を持たせた死神を創造

* 結果:死神はより人間に近づき、感情や個性を持つように

* 影響:死神と魂の回収に複雑な感情が入り込むようになった


●近代の死神

擬人化だけでは数をまかなえなくなり、死神の製造方法はさらに変わった。

* 方針転換:生きていたものをそのまま死神に転生させる

* 特徴:死神は個々に生前の記憶や性格を残し、より自由な存在となる


●クロの逸話

クロは古代の掟に反し、情を持ってしまった唯一の死神である。彼の存在は死神界に大きな波紋をもたらし、他の死神たちに複雑な感情を呼び起こした。


●まとめ

死神の歴史は「情の有無」と「作り方の変遷」の物語でもある。それにより、死神の役割や存在意義は時代ごとに変化してきた。


第四章:瓶とピアスと、死神の終わり


●死神の装備:頭蓋骨ピアスと瓶

死神は、所属する部署ごとにモチーフとなる頭蓋骨のピアスと、ノルマを表す液体の入った瓶のピアスを身につける。

* 頭蓋骨ピアス部署のシンボルを象徴し、死神の階級や役割を示す。例:蛇(LORE)、猫(LAB)、ピラニア(LAP)など。

* 瓶のピアス魂を集めるノルマの量を示し、満タンになるまで液体が少しずつ溜まっていく。1瓶(高さ5㎝×縦横2㎝)につき約4,000,000の魂を意味する。(ピアス自体は6㎝)


●ノルマの仕組み

* 死神はノルマを満たすまで魂を回収し続ける。

* ノルマ達成後、死神は解放されるか、もしくは再び一からノルマを課される。

* 解放の方法は二通りあり、死神によって運命が分かれる。


●死神の終焉:解放と再生

1. 解放(消滅)

ノルマを終えた死神は、自身の魂を綺麗に浄化し、冥界から消える。

2. 再生(続行)

ノルマを満たした後も、選択により、液体の瓶を空にして再度ノルマを与えられる。死神は新たな魂集めを開始し、永く任務に身を投じることになる。


●ノルマ達成と死神の死

* 職務中に死ぬ死神も存在する。

* 死神の「死」は終わりの一つであり、魂の終焉とは別の概念。

* ノルマ未達成の死は、部署の混乱や魂の取りこぼしにつながるため、大変な問題となる。


●部署ごとの頭蓋骨と瓶の本数一覧

部署頭蓋骨モチーフ瓶の本数ノルマ備考

0 LEI 骨(中心)なし2本特殊部署、全体統括的存在

1 LORE(目)蛇1本知恵と伝承を司る

2 LIP(唇)人2本人間の魂を主に担当

3 LAV(口)フクロウ1本鳥類担当

4 LAB(尻尾)猫2本獣類担当

5 LAP(膝)ピラニア2本魚類担当

※魂の数により、瓶の本数は変動することがある。


●教訓と戒め

死神は、感情を持たず効率よく魂を集める機械でも、ノルマをこなすために無理をして死ぬ存在でもない。

彼らは“終わり”を待ち、時に生と死の境界を行き来する者。魂を運びながら、自らの生涯もまた刻んでいるのだ。


この教科書は改訂される場合があります。ご了承ください。

冥界教科書は、キピノォやルキヴィアたちが死神の歴史で中世になる頃に発行されたものです。メインストーリーでは、まだ先のお話...。

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