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ノリと勢いで異世界転生しちまった  作者: ぷるんプリン
異世界転生編!
6/24

幹部の下に

「やっっっっば!何も覚えてないんだけど?!」

優花も?!ちょっと覚えてること、言っていこう。

「異世界転生した」

「田舎に行ったことない」

「……」

これは、マジでやばいかもしれない!!

「いや、なんとかなるだろ。」

だから、なんで毎回お前はそんな余裕なんだよ!

「だって転生と言えば、生まれたてからのやり直しだろ?それと比べたらな!」

そうかもしれないけど……確かに。そうだね。

「私の想像の100倍早く受け入れましたね。」

「え?サンキュ。」

「それだけ鈍感って言ったんですよ。褒めてません。」





「諸君。夢魔法の入団おめでとう。ここにいるのは、選ばれし人達じゃ。今からどの隊につくのか……選別が始まるぞ。」

団長さんだ!

「なぁなぁ。選別ってなんだ?」

僕も気になってた!

「夢魔法は、団長を中心とし、7大幹部に別れます。その幹部の下につく、1級団員と、と誰にもつかない2級団員。2級団員の中でも、まだ幹部の下につく見込みがない新入団員を3級団員と言います。といっても、3級団員になるのにも、500倍の試験がありますからね。」

ありがとう。雲母さん。さすがだね!

「そんな!褒めても何も出てきませんよ!」

別に何も要らないよ?

「はい!私が隠し持ってる飴です!」

何も出てこないんじゃないんかい。ありがとう!

「ちなみにですが、7大幹部の下につくと、それぞれの幹部の個別指導を受けれるので、7人班になることが多いですね。今の7大幹部は、炎、水、闇、光、風、本、絵ですね。」

へ〜!最終的に選ばれたらいいなぁ。

「それと、異世界転生者に対する態度は人によります。中には異世界転生者は邪道と唄う人もいます。他には絶対漏らさないよう、注意してください。」

了解です!

「では、今から1級団員選別をする。成績優秀者から指名が入る。神楽優花。」

「おっ!俺だぁ!」

「なんで1位が貴様なんだよ!」

「君、誰?」

「おい!忘れんなよ!」

「あぁ。佐藤花子だっけ?」

「誰だよ9割女子!」

「俺のことか?」

「話の流れ的にお前しかいねぇよ!」

喧嘩しないでぇぇぇぇ!団長さん達の圧がえげつないぃぃぃぃぃぃぃ!

「ゴホン。神楽優花は、最年少夢魔法入団記録、最年少夢魔法1位入団などを獲得しているが……幹部達は選ぶのかのう?」

すると、僕達が立っているところと、10mくらい上の団長さんが座ってる椅子のちょうど間くらいに、7人の人が現れた。1人はどことなく悠火さん(?)を思い起こすような見た目だ。残りの人は暗闇で分かりにくいけど、とりあえず派手だ。

「トップ合格者ねぇ。」

《水の幹部!青髪を肩まで下ろしぃ、トレードマークの傘をさしている!タレ目が特徴的なアクア様!》

何この突然の実況!

「フン…結局は悠火と同じガキだということは変わらんだろうが。」

《炎の幹部!燃えたぎる炎を纏い、ローブは絶対に袖を通さないタイプ!漢の中の漢!朱羽様!》

また実況が!

「父上…」

「あっ。やっぱお前の親だったんだな。」

やっぱり!

「100年に一度の異世界転生者だけではなさそうだ……」

《闇の幹部!絶対に取らないフードの中の美形はいかに?!ミステリアスな雰囲気に包まれた蔭見様!》

実況さすがに爆音過ぎない?!蔭見さん?の言ってること全然わかんなかったんだけど?!

《ごめんなさい!これが一番小さい音量です!》

知らねぇよそんなん!つーか実況が返事すな!

「よく見たら顔は上の方だなぁ。まあ、俺様には叶わねぇけど?」

《光の幹部!ナルシストの性格にあった顔!声!オーラから全てが輝いている神日様!》

なんか実況どんどん雑になってない?!大丈夫?

《大丈夫大丈夫!幹部様に見とれてるだけだよ!》

ちゃんの教えてくれなきゃ、俺全くわかんないんだって!

「あの雲、動いてるなぁ。」

《風の幹部!薄緑の髪を遊ばせぇ、トレードマークのシャボン玉を吹いている!可愛いお顔の楓真様!》

あっ。実況の調子戻ってきた!

「フン……」

《本の幹部!七三分けスーツ!クールで真面目な性格!唯一眼鏡をかけた幹部!壮馬様!》

なんか、見た目も怖そう……

「可愛らしいですわね。お絵描きしたくなりますわ。」

《本の幹部!ベレー帽を被ったお嬢様!絵の出来前は誰よりも!美しさをつけた真璃奈様!》

確かに、美しい……お嬢様っぽい!

「では、幹部達に選んでもらおう。神楽優花の行方は」

《なんと幹部全員が一気に札をあげたぁ!こんなこと、めったにないですよ?!この素晴らしい能力は認められたァ!こういう時は、新入団員が選ぶことになっているぅ!優花は誰を選ぶのだ?!》

実況うるせーなぁ!でも、ありがたいね。

「幹部全員に。さぁ。誰を選ぶのかね?」

「俺、何も考えてないんだが?!ていうか、そんなのがあったのも今知ったんだが?!じゃあ……神日輝琉。お前について行く!」

「まぁ……あの口調……」

「幹部様に向かって……」

「どの立場で物言ってるのかしら……」

めちゃくちゃブーイング来てるぅ!ちょっと優花!何やってるの?!




「日南悠火。火の幹部の下に!」

「苑田理央。ここで札が無くなっておる。」

《幹部に認められなかったのは、3位からぁ!こうなると、3位以下に、その幹部が欲しい人が入れば、呼ぶというスタイルだ!》

やっぱ実況頭にガンガン響いてうるさいなぁ!ありがたいんだけどね?!

「俺、そこのやつ欲しい。」

どこのやつ?!空を向きながら言われましても分からないよ?!

「長沢祐太。闇の幹部の下に!」

いや、俺ぇー?!なんでぇ?!いや、嬉しいけれども!謎だ……



「……であ……か…………き…………いて……」

すみません……蔭見さん……何も聞こえないです。

「俺は喋るのが嫌いだから一言一句聞き逃すな……」

すみません……難易度ハードだけど頑張ります……

「俺は目がいいんだ……だから、お前を呼んだ。お前…異世界転生者だな…」

え?

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