18話 覚醒
名前と愛称が入り交じってますので紹介します
デイヴィット → デイヴ
ヴィクトリア → ヴィッキー
アンドレアス → アンディ
ティファニー → ティフ
ソフィア → ソフィ
フレデリック → フレッド
ギルバート → ギル
また随時、ご紹介します(•▽•;)
アンディが翳した右手とアザラシの間に起きた閃光は辺り一面を真っ白にした
閃光が治まると、アザラシは驚いたのか闘いを止めている
デイヴもヴィッキーもソフィもアンディを見つめている
「え?」
何の光だったの?
光に一番近かったアンディが、一番驚いている
だが、とりあえず転んだ子供を抱き起こし
「大丈夫?ケガしてない?」
と聞いた
「うん、大丈夫
ありがとう」
「「「アンディ!」」」
デイヴ達が移動魔法を使って、側に表れた
「「「「何、今の?」」」」
4人で同じ事を聞いた
「魔法?」
ヴィッキーが聞く
「魔法だった」
デイヴが答える
「魔法よね」
ソフィが確定する
だがアンディはホワイト帝国の人間で魔法使いではない
「誰かがアンディの翳した手を利用して魔法を使ったのかもしれない」
デイヴがそう言うと
「そんな事、出来る?」
とソフィが聞いた
「出来ない事もないけど…かなり高度だと思うわ」
そう、たとえば叔父様なら出来るだろう
デイヴとヴィッキーは同じ事を考えた
どこか近くにフレッドが居るのかもしれない
デイヴはアザラシの群れを見る
アザラシはもう平穏を取り戻していた
「とにかく、ケガ人がいないか確認しよう」
そう言うと4人で手分けをして、ケガ人を探した
♪♫♬ ♬♫♪
海での騒ぎは、大したケガ人も出ずに済んだ
夕方になり、アンディ達はホワイト帝国から来た時の魔法陣のある地下の部屋に来ていた
ティファニーがホワイト帝国に帰るのだ
「それじゃ、帰るわね
アンディ、いっぱい楽しんで!
アザラシも繁殖期じゃなかったら、とても大人しくて可愛いのよ」
そう言うと、魔法陣の中央に向かって歩き出した
魔法陣の中央に立つと、ティファニーは呪文を唱える
すると魔法陣が輝き出し、光が辺りを包み込んだ
眩しくて目を閉じたが、目を開けるともうティファニーの姿はなかった
「お風呂に入って夕食にしましょう」
ヴィッキーが部屋から出ながらそう言う
確かに身体がベトベトだ
「海は塩分があるから、乾くとこうなるんだ」
「そうなんだ」
アンディは早くさっぱりしたかった
♪♫♬ ♬♫♪
夕食はデイヴとヴィッキーとアンディの3人だけだった
フレッド大公は昨日のツケが回って、ギルの監視の元まだ執務室に閉じ込められているそうだ
「海でのあの閃光は叔父様かしら?」
ヴィッキーがデイヴに聞いた
「アンディの腕を使って魔法を使うなんて、叔父上しか出来ないだろ」
「でも叔父様の魔法じゃなかったわ」
アンディが不思議に思った
「誰の魔法ってわかるものなの?」
「人と一緒だよ
魔法の質にも個性があるから、誰の魔法かはだいたいわかるよ」
「ある程度のレベルの魔法使いならね」
ヴィッキーが付け加えた
きっとソフィにはわからなかったんだ
「でも叔父上の魔法じゃなかったけど、叔父上の魔法に近い感じだった
アンディの腕を使ったから、魔法の質がかわったのかもしれないぞ」
「その可能性もあるわね」
3人は食事をしながら憶測を巡らせた
だが何にしても
「叔父上に聞けばハッキリするよ
明日、聞いてみよう」
というデイヴの意見でまとまった
♪♫♬ ♬♫♪
今日は海に入ったので疲れた上に、あのアザラシ騒動だったので、3人は早々に部屋に戻った
だがアンディはなかなか寝付けないので庭園を散歩しながら、昨日来た東屋まで来た
アンディは東屋の中にある椅子に座り、自分の右手を繁々と見た
「魔法が気になるのかい?」
東屋の外から声がした
声がした方を見ると、フレッド大公が移動魔法を使って現れた所だった
フレッドがそう聞くという事は…
「やはりあの魔法はフレッド大公だったのですね」
アンディがフレッドを見ながら聞いた
東屋のテーブルは小さな正方形をしていて、一辺に人が一人座る様になっている
フレッドはアンディの左隣の椅子に座りながら
「僕じゃないよ」
と答えた
「え?」
フレッドは左手に顎を付き、右手でアンディの髪をつまんだ
「シルバーの髪は魔力の強さの象徴なんだよ」
「え、でも…」
アンディが言い終える前に、フレッドは摘んでいた髪を離すと、そのまま手の平をアンディの前に差し出した
「手を」
フレッドにそう言われて、アンディは訳がわからないまま、自分の右手を乗せた
するとフレッドから手を伝って何かが体の中に流れ込んで来た
アンディは身体の奥底から何かが湧き出る感覚がした
するとアンディから衝撃波のようなものが発せられる
まるでアンディから風が起きたかの様に草木がなびいた
「これは?」
アンディが聞くとフレッドは手を離した
「僕の魔力を入れたんだ
君の眠っていた魔力を起こす為に」
「え?」
魔力?どういう事?
アンディが困惑していると
「早いな」
とフレッドが呟いた
東屋の外にデイヴと少し遅れてヴィッキーが移動魔法を使って現れた
「何!?今の魔力は?」
現れるなりヴィッキーが叫んだ
「確かにここから…」
と言いながらデイヴが辺りを見回すと、東屋の中にフレッドとアンディがいる
「今の魔法は叔父上ですか?」
デイヴが東屋に入りながら聞いた
「僕じゃないよ
アンディだよ」
「「え?」」
皆、同じ反応をする
フレッドはクスリと笑うと
「座って
君たちにも知っておいてもらいたいんだ」
デイヴもヴィッキーもアンディも訳がわからなかった
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