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16話 魔法使い

名前と愛称が入り交じってますので紹介します


デイヴィット → デイヴ

ヴィクトリア → ヴィッキー

アンドレアス → アンディ

ティファニー → ティフ

ソフィア   → ソフィ

フレデリック → フレッド

ギルバート  → ギル


また随時、ご紹介します(•▽•;)


アヤカは困惑していた


信頼出来る侍女を使って人を雇い、別荘にいる妃候補3人を襲わせたのだ


襲わせたと言っても殺害などではなく、せいぜい辱める程度で良いと依頼した


だが、その依頼をした男達が襲撃後の報酬を受け取りに来ないと侍女から伝えられた


恐らく失敗したのだ


だが、この事は公になっていない

何故、公表しないのか?

男達は全員、殺されたのか?

自分の差し金だと、気づかれていないのか?


何もわからなかった


皇后は予定通り出発したが、ウィリアムズ大公が同行したのは、襲撃事件があったからだろう


自分の差し金だとバレても何とかするには、皇太子を自分に夢中にさせる事が手っ取り早いと考えた


アヤカは机に向かうと、皇太子に会いたい旨の手紙を書き始めた


  ♪♫♬ ♬♫♪


ライシャワー公国では夕食を取っていた


急遽ソフィも参加する事になり、6人で賑やかな夕食となっている


「アンディは海も見た事ないだろ?」

デイヴが聞くと

「見た事ないよ」

とアンディは目を輝かせながら答えた

「連れて行ってくれるんだろ?」

「もちろんさ」

「なら泳ぎも教えてあげなきゃ」

ソフィが言うと

「海に入れるの!?」

アンディには海は見る物であり、入るという認識がなかった


「みんな、泳げるの?」

「「「もちろん」」」

すごっ


するとティフが

「私も泳げるわ」

「泳ぎで僕に勝てる人がいたら、見てみたいな」

とフレッドまで言う


「すごいなぁ」

アンディは心底、そう思った


食事はとても賑やかに進んだ

こんなに楽しい食事をしたのは初めてだ

アンディは明日からの生活が楽しみで仕方なかった


  ♪♫♬ ♬♫♪


食事が終わるとテラスに出て、涼みながらお喋りをした


少しお酒も飲んでいる

ライシャワーのお酒はサッパリしていて飲みやすい


「夜は気持がいいね」

風に当たりながら、アンディが言う

「昼間は日差しがキツイからね

外に出る時はフードを被った方がいいよ」

フレッドが教えてくれた

「はい、そうします」


フレッドは微笑みながらアンディを見つめた

が突然、空を睨んだ


「!?」

アンディが驚くと空から黒い塊が落ちて来た


「えっ!?」

だが塊はテラスに激突する理由でもなく、フワリと着地した


人だ

頭からフードを被っていたので、人に見えなかった


立ち上がると「大公!」と叫んだ


「何の用だ?」

フレッドは明らかに嫌がっている

「『何の用だ?』じゃないでしょ!今日は1日中、逃げまくってくれましたね!!」


フードをめくりながら、男性はツカツカとフレッドに近づいて行く

赤い髪をした男性だった


すると途中で足を止め、ティファニーを見つけると

「ティファニー公女!?

お久しぶりです!!」

男はティフの前で跪いた


「あら、ギルバート、久しぶりね」

「本当に!」

「お兄さまを捕まえに来たの?」

「はい」


捕まえる?どういう事?

アンディは訳がわからなかった


「叔父上の補佐官だよ

叔父上が仕事から抜け出すとギルが大変だからな」


「若君、その通りです!」


若君って呼ばれてるんだ!

アンディはそっちの方に驚いた


ギルと呼ばれた男性は

「アンドレアス様をお迎えして、昼からは戻られると仰っていたのに…

追跡魔法でも追えなくて、探したんですよ!」

ギルは涙目だ


「今日の仕事は昨日、終わらせただろ」

「それでも居場所が分からなくては困ります!」

「わかった、すまない、謝るよ」

「全然、反省してないじゃないですか!!」


ホワイト帝国では考えられない主従の会話だ


このギルと呼ばれた男性も魔法を使って空から現れた


今、ここに居る人、全てが魔法使いなんだ

すごい!


アンディは羨望の眼差しだった

そんなアンディを見て、フレッドは

「魔法使いに興味があるのかい?」

と聞いた


「はい!羨ましいです!」


あ、またアンディのスイッチが入った

デイヴとヴィッキーはそう思った


「僕、子供の頃から魔法使いに憧れてて…

皆さん、魔法使いだなんてすごいや!」


ギルが「いや〜」とテレている


魔法使いは親から受け継いだ魔力を持って生まれてくる


なのでライシャワー大公の一族は皆、魔力が強い


「いいなぁ」

アンディはキラキラした目で皆を見つめた


  ♪♫♬ ♬♫♪


翌日、ティファニーはライシャワー公国での友人とお茶をすると言って、朝からどこかへ行ってしまった


街へはデイヴとヴィッキーとソフィが案内をした


昨日、フレッドが言っていた通り、日中は日差しが痛い


デイヴとアンディはフワリとしたフードマントを着て、ヴィッキーとソフィは鍔の広い帽子を被っている


街の女性はヴィッキー達のような胸当て1枚で、スカートは超ミニやホットパンツが多い

男性は上半身裸だ


良かった、服は着てる…一応


街を歩くと

「若君!」

「姫さま、帰ってたの?」

と大勢の人から声を掛けられた


「すごいね、みんな気さくに声を掛けて来るんだ」

アンディが驚いていた

「ホワイト帝国は違うの?」

ソフィが聞くと

「ホワイト帝国は身分を重視するんだ

だから平民が貴族に声を掛けるなんて出来ないよ」

「そうなの?変なの

民が居るから国が成り立つのよ

貴族はその民を守る者なの

ライシャワーでは民を大事にするわ」


その通りだと思った

何故、ホワイト帝国は貴族が全てで平民はぞんざいな扱いなんだろう?


ライシャワー公国が羨ましく思えた


「姫さま!姫さまの彼氏?」

子供達がヴィッキーに近づいて聞いてきた


「えっ!?

か、彼氏…じゃない…わ、まだ」

ヴィッキーがオロオロになっている


そんなヴィッキーを見て、アンディも赤くなった


「若君も姫さまもまだ彼氏も彼女もいないの?

私達はもう付き合ってるのよ」

女の子はそう言うと、隣の男の子に「ねっ」と言った


男の子は

「この前、キスもしたよ」

とサラリと言う


キス!?

まだ10歳くらいにしか見えないが、最近の子供は進んでる!


いい大人の4人は尊敬の眼差しで子供達を見つめるのだった



気に入って頂けたら、評価やブックマークをしていただけると、すごくうれしいです。◕‿◕。


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