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10話 撃退

名前と愛称が入り交じってますので紹介します


デイヴィット → デイヴ

ヴィクトリア → ヴィッキー

アンドレアス → アンディ

ティファニー → ティフ


また随時、ご紹介します(•▽•;)


ティファニーとヴィクトリアは皇后の私室を出て、帰路につこうとしていた


「ウィリアムズ大公妃」

と後ろから呼び止められた


若い男性が駆け寄ると

「皇后陛下がお伝えし忘れた事があるそうなので、お戻り願いたいそうです」

「あら、何かしら」

ティファニーは不思議そうな顔をした


「わかりましたわ」

そう言ってヴィクトリアと引き返そうとしたら

「ウィリアムズ大公妃だけをお呼びです」

と言われてしまった

「私だけ?」

ティファニーとヴィクトリアは顔を見合わせた


男性は

「すぐに済むとの事です」

と言うので

「そう…ヴィクトリア、ここで待っていて」

ティファニーはそう言うと、再び皇后の私室へと戻って行った


ヴィクトリアは廊下の窓から外を眺めた


この宮殿のどこかにアンディがいる

今、どこで何をしているのかしら

と考えていた


「これはこれは、ウィリアムズ大公女ではありませんか」



っと思った

振り返りたくないが、仕方ない


ヴィクトリアが振り返ると、そこにジェイムズ皇太子がいた


やっぱり…


ヴィクトリアはうんざりしながら

「皇太子殿下にご挨拶、申し上げます」

と挨拶をした


「このような所で何をなさっているのですか?」

そう聞きながらジェイムズ皇太子が更に近づいてきた


「母を待っていますの

すぐに戻りますので、ご心配なく」

ヴィクトリアはそう言うが

「このような所に公女を立たせておく訳にはいきません

あちらの部屋でお待ちください」

と言うと、皇太子はヴィクトリアの腕をぐいっと引っ張った


突然、引っ張られてヴィクトリアがよろけると、ジェイムズは自分の胸の中で抱きとめた


「危ないですよ」

ジェイムズはヴィクトリアの顔に自分の顔を近づけた


きもっ


ヴィクトリアはジェイムズをぐいっと押し戻すと

「ありがとうございます」

と言って下を向いた


この公女も男慣れしていないな

この程度で恥ずかしがり、下を向くとは…


とジェイムズはニヤついた


が実は違っていた


ヴィクトリアは下を向くと、誰にも聞こえないくらいの小さな声で呪文を唱えた


するとジェイムズはくらっと目眩がしてよろけた


突然、皇太子がよろけたので護衛の騎士が驚き

「皇太子殿下!」

と駆け寄り、支えた


ジェイムズは片手で頭を押さえながら

「目眩が…」

と言う


ヴィクトリアは

「まぁ、大変!

早く皇太子殿下をお部屋へ」

と騎士に言うと

「はい」

と返事をして、皇太子は騎士達に支えられながら戻って行った


ざまぁね

明日の朝まで目眩で苦しみなさい


ヴィクトリアはジェイムズに触れられた肩をパッパッとはたいた


するとまた後ろをから誰かが駆け寄って来る足音が聞こえた


今度は誰!?


と思っていたら

「ヴィッキー!」

と呼ばれた


「アンディ!?」

ヴィクトリアは驚いて振り返ると、アンディが慌てた様子で駆け寄った


「大丈夫!?」

アンディはヴィクトリアの両肩を抱えた

「えっ?」

「ウィリアムズ大公妃が兄上の付人に伴われていたから…

きっと兄上がヴィッキーと大公妃を引き離したんだと…」


ああ、さっきの男性も皇后の使いじゃなくて皇太子の回し者だったのね


ヴィクトリアは納得した


「大丈夫よ、アンディ

皇太子は来たけど、目眩がすると仰って帰って行かれたわ」


アンディの顔がホッと安心したのがわかった


「そうか…良かった」

アンディは安心すると、自分がヴィクトリアの両肩を抱いている事に気付いて

「あっ!ごめん!!」

と言うとパッと離した


「心配してくれたの?」

「あたり前だよ」

ヴィクトリアは嬉しくなった

「ありがとう」


ヴィクトリアが微笑みながら言うと、アンディの顔が赤くなった


「しっ心配だから、大公妃が戻られるまで一緒にいるよ」

「うん」


2人で微笑みあった


「今日、初めて皇后陛下とお近くでお話しをしたけど、とても気さくな方で驚いたわ」

「母上もライシャワー公国に行った事があると仰っていた

ライシャワー公国と触れ合った方は皆、大らかな方ばかりだ

元々そのような方なのか、ライシャワーの影響なのかはわからないけど…」

「ライシャワー公国は大らかな人が多いと思うわ」

「そうなんだ」

「お母さまと皇后陛下が幼い頃からの友人だって知ってた?」

「えっ!?それは初耳だ」


ヴィクトリアはふふっと笑うと

「お互いを愛称で呼び合ってらしたわ」

「そんなに仲の良い友人だったなんて知らなかった」

アンディは心底、驚いているようだ


「お父さまの事も愛称で呼んでらしたわ」

「ウィリアムズ大公も!?」


アンディの驚きが、さっきまでの自分だと思うと可笑しくなる

ヴィクトリアは悪戯っぽくて、笑ってしまった


「あら、アンドレアス皇子」

後ろからティファニーが声を掛けた


「ウィリアムズ大公妃、ご機嫌麗しゅう」

アンディはパッと態度を変えると挨拶した


すごっ


ヴィクトリアは関心した


「お久しぶりね、アンドレアス皇子」

「お母さま、皇后陛下は…」

とヴィクトリアが言うと

「皇后陛下はお呼びになってないと仰るよの

それにさっきの侍従の男性もいなくなったの、変ね」


ティファニーが不思議そうな顔をするので、ヴィクトリアとアンディはお互い顔を見合わせて笑ってしまった





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