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歴史学好き青年のレポート  作者: 空野 海月
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~始まりの物語~

幼い頃、歴史好きな祖父が寝物語で色んな歴史や伝説を教えてくれた。国の為に剣を取った英雄、王のために国を滅ぼした魔術師、悪王を倒すために立ち上がった聡明な民の話。それを聞いて何故そうしたのか、どうやってその案を思いついたのか、辛くなかったのか、楽しかったのか本人達に聞いてみたくなった。本当はそうじゃなかったのでは?自分がその立場だったら?と想像に胸を膨らませた。


大きくなって自分の目と手で歴史を紐解きたいと思う様になり、沢山本を読んで一冊の本に出会った。題名は『本当の歴史』歴史は勝者の良い様にしか書かれない。だから敗者は徹底的に悪く書かれる。でも本当にそうだったのか? 勝者が捏造し、改竄、淘汰したのでは? 勝者側だけでなく、敗者側の歴史や口伝、童話等を調べて纏めあげ、本当はこんな事をしていない、こんな事実があったのだと書いた本だ。ちなみに論文も出ていて、歴史学界隈で大きな話題になった。


この本を読んでますます歴史にはまって、自分で歴史を調べたいという気持ちが更に強くなり、この本を書いた人の下で学びたいと思った。だから、著者がいる隣国の大学に入学した。親には反対されたが、祖父が『やりたい事をやらせなさい』と言ってくれたため行く事が出来た。


祖父は『自分の学びたい事、やりたい事を全力でやって来い』と言って背中を押してくれた。歴史が好きになる切っ掛けをくれ、学ぶ事を応援してくれた祖父には本当に感謝しかない。祖父に、じいちゃんに誇れる様な歴史研究家になる為に、憧れの人の下で学びに行って来ます。

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