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登場人物紹介:その3

今回は人間のみの紹介です!


魔族は次に回します。

◆クラリア=パーシス(33・♀)


 東ルペラシオが王都、ジカルミアの誇る“ヴァイシア騎士団”の、十五代目にして初の女性騎士団長。


 一人称は『私』。


 身長は179センチ。

 体重は84キロと筋肉の分だけ重め。


 フェアトと同じく流麗な金色の髪と、その左目を潰すかのような縦一直線の刀傷が特徴の妙齢の女性。


 ほんの一時ではあるが、まだ彼女が一団員だった頃に勇者や聖女とともに魔族と戦った経験がある。


 ある日、信頼できる部下とともに王宮に招集された彼女に伝えられたのは、この国が誇る港町ヒュティカにて凶行を起こす何某かを拿捕せよとの指令だった。


 それを受けた彼女は勇者たちから受けた影響が今も残っていた為か、正義の怒りに震えつつも港町に向かい、町の衛兵や自警団が拿捕に苦戦していたイザイアスをあっさりと捕らえる事に成功していた。


 しかし、それは自らの守備力を証明する為のイザイアスの狂言であり、処刑用の裁断機の刃どころか自分の全力の【光斬スラッシュ】すら通用しない事実に驚愕する。


 結局、その後に突如として現れた処刑人セリシアがイザイアスを処刑し、一見するといいところを持っていかれたと思うかもしれないが、クラリアにとってのセリシアは勇者や聖女に次いで尊敬できる人物であるがゆえに、それを糾弾するような事はなかった。


 得意な魔法は火、水、風、土の四つに光を加えた五つであり歴代の団長でも随一の実力を誇るうえ、その剣術も王都では並ぶ者がいないと云われるほど。


 それゆえか、自分よりも更に魔法の扱いに優れる六花の魔女を尊敬し、また良き友人として接している。


 好きな食べ物は魚介。

 港町を荒らされて怒りを覚えていたのは……?


 嫌いな食べ物は脂肪がつきやすい菓子類。


◆トリィテ(26・♀)


 港町ヒュティカで妹とともに服飾店を営んでいた。


 身長は167センチ。

 体重はかなり軽めの50キロ。


 半年前の凶事を引きずっている為か、本来は綺麗な筈の赤い長髪を手入れもしていない状態で伸ばしており、その潤んだ赤い瞳もある意味で特徴的だった。


 たった一人の妹をイザイアスに乱暴されて殺されたうえに、大事に守ってきた店も半壊されてしまう。


 半死人のような状態で生きていた彼女に、ヒュティカの人々はどう接していいか分からず、まるで腫れ物に触るような扱いになっていた──と彼女自身は思っているが、町の人々にそんな意図は一切なかった。


 イザイアスの処刑当日、彼女は妹の仇が処刑人によって討たれたのを見届けてから、いつも利用していた食事処“ミールレック”にて献杯も兼ねた食事を摂っていたところ、偶然スタークたち二人と相席に。


 被害者だとか遺族だとか、そんな事を町の人ほど気にかけない二人との話は心地よく、多少なり落ち着けた彼女は二人に処刑人と六花の魔女の情報を渡し、いつか店を再開するから来てほしいと告げたのだった。


 魔導国家という事もあり、一般人である筈の彼女も適性は高く、水、風、そして光の三つに適性を持つ。


 実は総人口の一厘ほどしかいないと云われる光の使い手だったのだが、双子はそれを知る由もない。


 好きな食べ物は妹と一緒に作る料理。


 嫌いな食べ物は火や肉を使う料理。

 色々と嫌な事を思い出してしまうらしい。


◆フルール(34・♀)


 この世界でも有数の六つの属性に適性を持ち、まるで花のように咲き乱れる魔法を扱う事から【六花の魔女】という二つ名で親しまれている優秀な魔法使い。


 また、フェアトの魔法の先生でもあり、その母である聖女レイティアとは同い年だったりする。


 生まれも育ちも港町ヒュティカ。


 身長は177センチ。

 体重は内緒だが豊満な胸の分だけ少し重め。


 流れるような銀の長髪と菫色の瞳が特徴の美女。


 彼女がまだ幼い頃、魔導国家と機械国家との小競り合いで両親を失った事で戦災孤児となってしまう。


 両親以外に頼れる人もいなかった彼女は、その両親譲りの魔法の才能を持って、僅か九歳で今の彼女も続けているような薬師や大工といった仕事を始める。


 そんな彼女の働きは大人も顔負け──どころか王宮直属の魔法使いたちでさえ目を剥くほどであり、それを町の人々や国の有力者が見過ごす筈もなく。


 成長するにつれて力を増し、そして洗練されていく彼女を、人は【六花の魔女】と呼ぶようになった。


 まだ十代だった頃、自分の噂を聞きつけた勇者と行動をともにしていた聖女レイティアに一目惚れする。


 その時はまだ若く、積極性もあった彼女は一時的にでもいいからと勇者の一行に加わり、タイミングさえあればレイティアに想いを告げようとしていた。


 しかし、そんなレイティアの視線の先には、いつも勇者であるディーリヒトが映っており、それを察してしまった彼女は諦めとともに一行を離脱した。


 それから十年以上が経過した──そんなある日。


 魔王討伐の際に亡くなったという神託があった筈の聖女から、【光伝コール】による通信が入り生存を喜ぶのも束の間、聖女は()の指導者になってほしいと言う。


 どう考えても勇者の忘れ形見だろう──そう考えた彼女は断ろうとしたが、それでもレイティアに逢いたいという気持ちの方が強く、了承してしまう。


 その後、【光扉ゲート】によって辺境の地に連れてこられた彼女はレイティアの姿を見た拍子に感極まり思わず抱きつこうとするも、そんなレイティアが抱きかかえていたレイティアと瓜二つの少女に目を奪われる。


 ……この時にはもう落ちていたのかもしれない。


 それからは、イザイアスやアストリットといった元魔族のせいで辺境の地に赴けなくなるまでフェアトの魔法の先生として教えを授けていたのだった。


 結局、フェアトは魔法を使えなかったのだが。


 火、水、風、土の四つに加え闇と雷の六つに適性を持ち、魔法を使う際には花弁のような魔素が舞う。


 好きな食べ物は果物。


 嫌いな食べ物は脂っこいもの。

 フェアトの好き嫌いの大抵は彼女の影響。


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