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魔物の特徴・生態紹介:その7

一つ前に紹介し損ねていた魔物も紹介します。


次回更新はお休みをいただき、6/22(土)より新章〝魔闘技祭編〟がスタートしますので、どうぞよろしくお願いします。

獄災鳥ごくさいちょう


 分類:鳥種

 食性:雑食


 寿命:15〜20年


 全長:1.8〜2.5m (オス、飾り羽込み)

    60〜90cm (メス)


 適性:火


 火山地帯、或いは火山そのものを棲家とする鳥種の魔物。


 サイズ自体は外見の良く似たクジャクと大差ないが、適性の欄を見ても分かるように威力にも精度にも優れた火属性の魔法を手足の如く扱うという危険性と見目麗しさとを併せ持つ。


 また、この種だけが持つ特性として生命の維持が危ぶまれるほどの傷を負っても、ひとたび溶岩の中に全身を沈めてしまえば正しく生まれ変わったかのように傷が完治するらしく。


 不死鳥とも称される所以はその辺りにあるのだろう。


 本編ではピリ辛で美味しい料理と成り果てていたが、これでも鳥種の中では数少ない、竜種にも対抗し得る強さを持ち。


 生態系次第では頂点捕食者に位置付けられる事もある。



色瞠鬼いろどうき


 分類:鬼種

 食性:雑食


 寿命:30〜40年


 体長:1.8〜2.3m


 適性:闇


 他の種にはない唯一無二の特性を持つ鬼種。


 その特性とは、〝第三の眼〟と呼ばれる特殊な器官。


 色瞠鬼いろどうきが男であるか女であるかを問わず、その眼と自分の目を合わせてしまった他種族の異性は強制的に発情し、望むか望まざるかに関係なく性行為に及びたくて仕方がない状態に陥らされた結果、目の前の色瞠鬼いろどうきと事に及ばざるを得なくなる。


 眼とは言ったが全身のどこに発現するかは無作為ランダム


 額の中心、舌の表面、手の平、或いは性器自体に発現する事もある上に任意で隠せる為、発現部位の判断は難しい。


 一方で、その理不尽な特性ゆえか鬼種として見ると戦闘能力は決して高くなく、体型も他の鬼種より比較的スマート。


 第三の眼を見せる余裕があれば別だが、そうでないなら他の鬼種どころか一山いくらの魔物や冒険者を相手に苦戦し、挙げ句の果てに敗北を喫するという事態も少なくないのだとか。


 種の特性が〝繁殖〟に特化している為か他の鬼種はおろか人間と比べても寿命が短く、およそ獣人と同程度しか生きられないという知恵や文化を持つ生物としては相当に致命的な欠陥を有する残念な魔物である。


 本編では〝下半身だけで物を考えている〟とまで言われた序列十五位がこの種に転生していたが、そもそも彼は色瞠鬼いろどうきを遥かに凌駕する性欲の持ち主であった為、第三の眼がなくとも称号の力だけで好き放題していただろう事は想像に難くない。

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