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登場人物紹介:その15

◆ユアン (??・♂)


 武闘国家入国直前、突如として喧嘩を売ってきた青年。


 一人称は『俺』。


 身長は174センチ。

 体重は71キロ。


 一応、本職の武闘家ではあるらしくスタークをして『弱卒ではない』と言わしめるほどではあるが、【軽業の武闘家】を名乗る割には素人に毛が生えた程度の素早さしかない。


 本人は【始祖の武闘家】の一番弟子を謳っている。


 ……が、もちろんそれは狂言であり、キルファから認知されているかどうかも怪しいというのが周囲の認識である。


 身の丈ほどもある棍を巧みに操っていたものの、スタークには手も足も出ず、セリシアの不可視の斬撃で倒された。


 セリシアは何やら、彼に違和感を抱いたようだが……?


 好きな食べ物は不明。

 嫌いな食べ物も不明。


 いずれ再登場した時にでも。


◆ンゴクワ (23・♂)


 武闘国家の放浪部族、プロヴォ族の青年。


 一人称は共通語だと『自分』。


 身長は181センチ。

 体重は84キロ。


 放浪部族であり戦闘民族でもあるプロヴォ族の中での強さとしては可もなく不可もなく、全体で見れば上の下くらい。


 しかし、ひとたび同胞たちと連携すれば彼を中心として理想的な布陣を築いて獲物を翻弄、並以上の騎士や武闘家、冒険者などの集団相手でも一方的に略奪し得る実力を発揮する。


 また、プロヴォ族はとある鉱石が地中で生成される場所を本能で察知する事ができるという特殊な能力を持つが、その代償としてか一切の魔法を使用する事ができない。


 その為、攻防一体の戦盾(デュエリングシールド)だけではオブテインに歯が立たなかったものの、そもそも魔法が使えたところで並び立つ者たち(シークエンス)に食い下がれたかどうかと聞かれると微妙なところである。


 好きな食べ物は精魂込めて育てた作物を使った料理。

 嫌いな食べ物は略奪した相手の血がついた食糧。


 彼の略奪は、どちらかと言えば戦闘がメインらしい。


◆オブテイン (故28・♂)


 16年前、聖女によって斃された元魔族。


 一人称は『オレ』。


 身長は195センチ。

 体重は110キロ。


 今世では色瞠鬼いろどうきという鬼種として転生を果たしている。


 並び立つ者たち(シークエンス)の序列十五位でもあった。


 前世でも今世でも類を見ないほどの性欲の権化。


 人間だろうと獣人だろうと霊人だろうと関係なく、何であれば同胞たる魔族でさえ女と見るやいなやいきり勃ち、魔王からの命令も無視して己の欲を満たす事だけで考えて行動していた。


 序列九位、イザイアスもオブテインと同じ酒池肉林を地で行く男だったが、【金城鉄壁(インタクト)】による絶対防御能力を買われて城の護りを一任されていた彼とは違い、お荷物と言わざるを得ない存在であった。


 しかし何の因果か、そんな自堕落極まりない彼が魔王より賜った称号、【喧々囂々(オノマトペ)】はアストリットにも劣らぬほどの万能さを秘めており、担い手がオブテインでなければ勇者や聖女も苦戦するレベルの厄介な敵になっていた事だろう。


 16年前も、とある街の女性という女性を性的に食い散らかしていると聞いた勇者一行に出会したのも束の間、他種族全ての──というよりは女性の敵だと看做した聖女の無慈悲な一撃によって昇天させられていた。


 ……もちろん昇天というのは性的な意味ではない。


 好きな食べ物は強い酒に合うつまみ。

 嫌いな食べ物は吐き気のするような甘ったるい菓子。


 こんな性格である為、同胞からは煙たがられていたが、イザイアスとだけは好物を含めて馬が合っていたようだ。

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