こいつがしらお。
とある日の放課後。まだ日は高く気持ちのいい天気の帰り道にこれでもかというほど大きなため息をしている奴がいる。もう一人、一緒に歩いている友達に向けてため息をしているようだ。
「はぁ~あ」
「......」
ちらっと友人の方に目をやるがまるで反応が無い。もしかしたら聞こえてないのかもしれない。そうおもったのか、もう一度さっきより強めにため息をした。
「はぁあ~~あ」
「..........」
どうやら無視をされているようだ。しかし諦める気がないのか、さらに大きなため息をつく。
「はぁあ~~~ぁあ!」
「.............」
「ぉおい!友達がこんだけ大きなため息してんだぞ!何かしら反応しろよ!」
もうため息とは呼べないような奇声をあげたにも関わらず一貫して無視されたことに耐えかねたのかついに話しかけた。
無視していた友人もようやく話す気になったのか、口を開く。
「あぁ、ごめん。しらおがあからさまな態度とっている時ってめんどくさい時が多いから、思わず無視しちゃった。まぁ俺としらおの仲だろ?そんなに怒んなよ」
どうやら、ため息をついていた少年は、しらおと呼ばれているらしい。紺色の毛に垂れた耳と目、眼の色は黄緑色。猫の容姿でしっかり二本足で立ってる。どこにでもいそうな姿だが、特徴があるとすれば、尻尾だけ真っ白なことくらいだ。白尾が由来だろう。
これは動物たちも人間と同じように暮らしている世界で、しらおが主人公のお話。はてさて、これから先、お話するようなことが起こるのでしょうか?
物語は始まるのでありました。
あとがき
初めて書いた小説ですね。なろうのサイトでいくつかメモ代わりに書いたものはありますが。小説っぽさはないですし、読みずらいですよね~。
まだまだ慣れてないので勉強しつつだと思いますが。楽しんでやっていきたいと思います。