表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
負けないから  作者: コン
6/6

野球部二日目

放課後、授業が終わり、階段を駆け降り、校舎向かいの急いでマネージャー室へ

マネージャーの扉を開けると、中にはすでに先輩マネージャーが着替え終わり準備している

「こんにちは」


「どこでもいいから適当な場所で着替えて」


真穂は端に重たい鞄を下ろし、中から中学の頃使っていた練習用のユニフォームを取り出した


着るのは、中学の夏休み以来


真っ白のユニフォームの胸のところに黒のマジックで藤原と書かれている

真穂は気にせず忙しいでユニフォームに着替え、タオルと水筒を持ってグランドへ

校門の辺りには授業を終え、たむろしている生徒たち


生徒たちが真穂を見つめるが、その視線を気にすることなく、春の心地のよい風邪と太陽の下をグランドへ


グランドにつくと、すでに野球部の先輩、同期が集まって、練習開始までの時間を過ごしている



「女が来たぞ」先輩が冷やかす


しばらくして監督が車でマネージャーと共にやって来た


「こんにちは!」

「今日から一年は本格的な練習になる。とりあえず今日は軽くグランドの周りを10周、その後に筋トレ、素振り200回その後は考える」


ざわつく部員たち


「これぐらいできるやろ。いいか藤原お前もだ。」監督の話が終わると、練習スタート



「おい!藤原お前大丈夫かできんのか」


「大丈夫。」しかし、不安でたまらない。


スタート地点に着くなり柔軟体操から


ところが誰一人真穂と組もうとしない


みんなお互いに恥ずかしい。

柔軟体操はマネージャーが手伝い


柔軟体操が終わると、スタート


不安で心臓の鼓動が早い


男子が真穂を見つめる


「よいスタート」


同級生の男子が一斉に駆け出す


真穂も必死に腕を振り走る、


必死に走る


一周がとても長く感じる


途中何度も男子に抜かされ、最後は真穂一人


「藤原しっかり」同級生の男子に後押しされ、

なんとか走りきったが、息があがってきつい

「おいおい、大丈夫か!藤原まだはじまったばっかりだろ。もうへばったのか」

「ほら、無理なんだよ。女は」


うるさい、心の中で叫ぶ


休憩してその後、筋トレだからな


真穂は近くにゆっくり腰を下ろし、水を口に加え、潤す


「藤原!やっぱりやめとき。な女は無理なんだよ。野球なんか」男子が詰め寄る

「やってみなわからんやん。女でも野球できるって見せるから。」

「バカ!無理無理」明らかに見下した態度


絶対認めさせてやる心に強く誓い練習の続き


練習が終わる頃には辺りも暗くなっていた


真穂は、ついていけず、立ってるのがやっと


しかし、それでもマネージャー室へ戻らないといけない


ゆっくりゆっくり歩き、マネージャー室


すでに帰る支度をはじめている


「真穂早くしてな」真穂は急いで着替えて学校を後にした


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ