三月の風
始まりの鐘が鳴り響く 祝いに舞い踊る
神々も夜 深く 盃を交わし 笑い合う
良いも悪いも良いものへと 願う運試しに
弾け飛んだのは 今までの悪い想いかな
新しい年に新しい自分と こんにちは
大人になった自分と こんにちはしようか
後悔の日々も 失われたものも 取り戻せるように
襲う悪にも 負けじと奮い立つとき
福が訪れるようにと 年月を頬張るとき
求めていたものが すぐ近くにあり
当たり前のことが もうすぐ失われる
変化のときが訪れたことを知る
清々しさと祈りで酔い痴れた新種さえ
今となっては罪悪感と恐怖を流すための
それだけのものにしかなれないと知るとき