004 いろんな工程がすっ飛ばされました。
2013/04/28 修正。
熊さんの正装にリリーが反応しています。
パパンの服装描写が詳しくなっています。
どうも、結婚式会場から花嫁がお送りします。
どゆこと!?
寝て起きたら結婚式!?と誤解を招くので、ちゃんと説明します。
パーティーの翌日、畑を耕していると我が家に森から熊さんが来ました。まさに森の熊さんです。なんかよくわからんのですが、ひげもじゃなのに正装した熊さんが(ダブレットにブリーチズってなんだよ、くっそだせぇなオイ、バロックかよバロック。ガチでラフは止めて下さいお願いします。ルネサンスじゃないだけマシだけど、っくそ、せめてロココだろ、ジュストコート万歳。つうか私ヴィクトリア朝時代風のテイルコート広めたじゃん!なんで、なんでチョイスがバロックなの!!)が、お父様と一緒に我が家に入っていきます。
ちなみにお父様はもちろん農民ルックです。ツギのあてられた薄水色のチュニックに紐縛りのベスト(ボタンは高いんです。何げに高級品なんですよボタン!)、太めの長ズボンの膝下を紐で縛って足元の靴はボロボロのガマシャって靴です。これ、靴底がないんですよね。革を二枚縫い合わせただけの代物です。パパンの服装で一番高いのってベルトかしら……?まぁ、一回ぶちっと逝っちゃったのを私が指貫装着して縫い合わせるとか荒業かました一品ですが。いや、服から靴から繕ったのママンと私ですがね?まぁ、そんな訳で、そんな感じの超農民ルックなのですよ。畑を耕してましたから。
そうそう、我が家もちゃんとお屋敷です。でも見せられるのは広間と談話室ぐらいです。後はボロボロでくもの巣張ってます。親子三人じゃ管理出来ないんだよ!
まぁ、そんな中に熊さんが入っていって、出て行って、晩御飯を食べる時にお父様が言いました。
「熊さんの言うことにゃ、お嬢さん、結婚しよう」
お父様が私が昔教えた歌に乗せておっしゃいます。意外と茶目っ気あるお父様です。でも音痴です。
「あなたったらお茶目さん」
お母様、それどころじゃないです。
「はぁぁぁぁぁ!?」
お食事中だと言うのに、思いっきり叫んでしまいました。
なんか色々と聞きたいことがあったのですが、お父様にぬるぬるかわされよく分からないまま結婚が決まりました。まぁね、貴族だからね、しかもあのひげもじゃさんは侯爵でした。
おまっ、子爵より、伯爵より上の侯爵かよ!?とびっくりしたのは言うまでもありません。
ただの男爵ですからね、うちは。侯爵からの縁談を断れるわけがありません。位が上過ぎて何もいえません。むしろありがとうございますって言うべきです。三十数人の王位継承者が一斉に何がしかあると、王様になれちゃうらしいです。遠いな。
まぁそんなわけで、よく分からんまま、いろんなお祝いの品がうちに続々届きました。祝い金?だかなんかで、お金もがっぽり貰いました。使用人まで来ました!
あれよあれよと言う間に、我が家が底辺貴族から、下級貴族まであがり、お屋敷は綺麗になりました。でも、お父様もお母様も畑を耕しています。私はと言うと行儀見習いさせられました。
結婚式が一ヵ月後と決まり、使用人と一緒にやってきたマダムサ○マン的なご婦人がニコニコしながらビシビシ私のことを指導しました。
ちなみにだんな様になるひげもじゃさんはたまに現れるのですが、業務連絡的な事を伝えるとそそくさと帰っていきます。一回も会話しませんでした。たまに遠くから目が会うと、ビクッてして顔をそらされます。なぜ、私と結婚するんだ、熊さん……
まあそんなこんなで、結婚式です。
そ ん な こ ん な で 結 婚 式 で す !
貴族って怖いよね!本人の意思とか一切聞かれなかったよ!まぁ、私も特に嫌がらなかったからなんだろうけど。
いずれ、同じ男爵家から婿でもとるんだろうと思ってたし、一応でも貴族だから恋愛結婚は出来ないだろうって思ってたからね。それが、侯爵さまに見初められて(?)お嫁に行くんだからいい事だよね。たとえ旦那さまとの会話が「申し訳ない」「いえ」だけだとしてもね!
ちなみに一人娘だったので、婿取るって思い込んでたんですけど、どうやら命卵ワンセット残してあったらしく、お母様は今から子作りするそうです。散々兄弟が欲しいって言ってたのに、なぜいまさら……
この白の世界での結婚式はさり気に現と変わりません。多分大昔に現れた「現示者」から伝わったんだろう。バージンロード歩いていって、神父っぽい人から結婚の宣誓をさせられて、指輪嵌めて、あ、ちゅーはしない。外でそういうことするのはとても恥ずかしいことらしい。
まぁ、そんな感じです。
で、私は今、父と腕を組んでバージンロードを歩いてます。
絶賛、歩き中です。
顔を伏せて、静々と歩みます。実は若干緊張してます。うぉぉ、旦那様の白い靴が見えました。お父様から、旦那様にバトンタッチです。それでも私は顔を上げず、一緒に静々と歩きます。
神父もどきの前で宣誓をします。そして、二人向き合い指輪の交換です。
つつつ、ついに指輪の交換です。はじめてみる、ヒゲ面じゃない旦那様です。ドキドキです。私は顔を上げました。
そして私は、驚きのあまり、その後の記憶がすっぱ抜けることになったのです。
服の用語がさっぱりでどんなか想像出来ないんですけど!って方は、ごめん調べt(ry
要望があれば、絵、描き……え、描くの……?
一つだけ説明するとラフってのは要するに白いエリマキです。まさにエリマキトカゲ!




