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転生チートの意味がない。  作者: おうさとじん
1章:奥様になりました。
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001 プロローグと言う名の状況説明?

 私の身に起きたその事件は、転生チートという言葉が流行る前のことでした……


 まぁ、簡単に言えば自分がその転生チートしちゃいましたってな訳なんだけどね?

 そもそも転生って言葉は「生まれ変わる」って事でしょ?で、チートってのはあれよね、ほら、あれ。うん。まぁ、最強的な?

 あー!自分ではわかってても言葉に出来ないことってない!?今までだったら、すぐに携帯とかPCで調べれば良かったけど、この世界にはそんな便利道具存在しない。

 そう、私が転生チートした世界は、私が居た地球ではない。

 そう!憧れの異世界なのである!!!


 だけど、とっても…とぉぉぉぉっても残念なことに、私の元の頭のせいで、チートしようにも出ない状態。だって、電気の流れる仕組みを知っていても、私にはそれを流すための装置を作る知識も技術もないんだから。

 数学は苦手だったし、理科は言わずもがな。歴史なんてテスト用に覚えてテスト明けには耳の穴から抜け出ていた。得意と自負していた(あくまで自負なところが自分で空しい)国語は、この国では意味がない。

 覚えるべきはこの世界にたった一つしかない共通言語のみ。

 あぁ、懐かしき「ありおりはべりいまそかり」……

 誰だ!国語が得意?ぷぷっ!とか笑った奴!


 って、そんな話はおいといて……

 この世界には魔法があって精霊が居て、魔物もドラゴンもいる。

 そして転生チートのこの私。やったねヒャッホウ!夢にまで見た冒険譚の始まり!

 って思ってたのに、私には魔法を使う力が微量だという事が、生まれた瞬間判明していた。

 理由は簡単。私の髪と目の色がパステルカラーだったから。

 この世界では、自分の持つ魔法属性の色が髪や目の色として現れる。つまり、真っ赤な髪の毛で生まれてきた人は火の力に長けている。青なら水、こげ茶なら土ってな具合。

 まぁでも、落胆はしていない。うそ、してる。

 私が転生チートしたのはこの世界の所謂、人間。まぁ、エルフとかドワーフとか居るわけじゃないらしいけど、人型をした人間じゃない種族は魔法の力を強く持つらしくて、原色の色彩を持っていることがほとんど。

 でも、「人間」である私達は、魔法の力が弱くて、髪の色も淡くなる。

 お母様はピンクのほわほわした髪の持ち主。誰が見ても可愛らしいお嬢様って感じの容貌で、しかも髪の毛ピンクだよ!?どこの乙女ゲーの主人公か!って思うわ。でもね、ピンクって結局「赤」の属性なのよ。つまり「火」なわけ。

 オ カ ア サ マ 、 キ ケ ン 、 オ コ ラ セ ル ナ

 これは我が家の家訓。

 お父様はとってもきれいな水色。要するに「水」ね。お父様の特徴は……特徴は……わけがわからない!ね!!なんて言うか、厳しいときは物凄く厳しいし、怒ると怖いし、でも静かで優しい時もあって、気がつくと居なくなってたり、逆に探さなくても存在が目についたり、ある意味お母様より厄介なのは確かだわ。

 そんなパステルな両親から生まれた私の髪はなんと「薄紫」!

 感嘆符いらなかった。そりゃ、赤と青混ぜたら紫になるわよね。

 原色ではなく混ざった色の持ち主の魔法属性はどうなるかわかる?まぁ、混ざってるわけだからもちろん火と水の魔法は使えるわ。

 イメージしてみて。薄紫…いいえ、紫を!


 …………そう、「毒」よ!「毒!」


 転生チートしてみたら、持った属性は毒……


 ――これは、そんな残念な転生チートをした私の物語――



 あ、そうそう忘れてた。

 一つだけ良いことがあって、私なんと、貴族の御嬢令なの!


 ただし、貧乏貴族だけどね……

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