第9話 帝都崩壊
さっそく俺達は帝都に向かうことにした。
だが、帝都の一つ前の街で呼び止められた。
「お前は悪魔を呼ぶエルフだな、なぜ帝都に向かっている!」
「ただ、北から南へと下っているだけだ、龍の森に興味がある」
まあ、嘘じゃない。その途中で帝都に用があるだけだ。
「帝都の姫巫女が予言したのだ、帝都は悪魔に滅ぼされるとな!」
それを聞くと俺は人狼化した。サンダーボルトで殲滅してやる。
軍隊は南の同盟諸国と西のアルヴァ帝国へと散っている。この街にはさしたる戦力はないのだ。
次々とサンダーボルトで黒焦げにしていく。雷の雨を降らせてやる!俺にはトールの加護が付いているのだ。いくらでも撃てる!サンダーボルトを並行発動していく。逃げていく兵達も滅ぼしてやる!
そして、この街の兵達はいなくなった…。
帝都へと向かう城門には誰もいなかった。俺達はそこを抜けて帝都に向かった。やがて帝都が見えてきたところで軍隊とぶつかった。帝都を守るために軍隊を残していたらしいが4千くらいか。
俺は雷の召喚魔法を詠唱した。
「雷の化身たるサンダーバードよ、我が敵に稲妻の裁きを与えよ!」
さらに詠唱をした。合計6羽の巨大な雷の鳥が軍隊に襲いかかる。
空には雷雲が集まっていた。雷の雨が軍隊に降り注ぐ。
「ぎゃああああああ!!!!」
悲鳴がこだまする。どんどん死ね!千人程焼け死んだところで軍隊は崩壊した。帝都に向けて逃げ出したのだ。
俺はサンダーバードを引き連れて帝都に向かった。帝都の城門を雷の雨で吹き飛ばす。城門は粉々になった。
もはや、俺を止める者はいない。そのまま帝城とやらに向かった。そこに皇帝がいる。
敵を殲滅するまでサンダーバードは攻撃をし続ける。そして、ここには敵だらけなのだ。
帝城に入るとサンダーバードを消した。後は、このまま向かえばいい。
豪華な部屋があった。ここが皇帝の謁見の間というやつだろう。この奥に皇帝がいる。
「なぜ、イシュトヴァーン帝国に牙を向くのだ!悪魔を呼ぶエルフよ!」
自ら皇帝が出てきたらしい。都合がいい。ここで悪魔を呼びだそう。皇帝に答える義理もない。
「サタンの呪いよ!今こそ我に力を貸せ!我に仇なす者たちを全て滅ぼせ!」
辺りが冷え切った。闇が埋め尽くす。そして、悪魔達が現れた。そう殺戮が始まるのだ。
「それが答えか、悪魔を呼ぶエルフ!うぉああああ!」
皇帝は悪魔達に殺された。じきにこの街も滅ぶだろう。
帝城を抜け出したところでシルビアが俺の手を振り払った。
「やはりあなたは蜘蛛よ!これ以上付き合っていられないわ!」
シルビアの周りに闇が現れた。シルビアも敵になったのだ。
じきに悪魔に殺されるだろう。俺は悪魔の代わりに双剣をシルビアの胸に突き刺した。
「私はあなたを呪って死ぬわ!」
シルビアは血を吐いて死んでいった。俺はサタンに呪われたのだ。これ以上呪われたとしてもなんの意味がある?
俺は一人で帝都から抜けだした。
主人公の呪いは、ヒロインにまで不幸をまき散らしたようです…。
シルビアが好きだった人すみません…。




