第19話 王
俺とサタンは最後まで戦い抜いた。王宮で雷神トールをレーヴァテインで殺したのだ。そして、トールを食った。
サタンは言った。やけに機嫌がよさそうだ。
「さすがは呪われし蜘蛛よ!忌まわしい神々を殺すことができた!我が積年の望みが叶ったわ!」
俺はそのサタンの胸にレーヴァテインを突き刺した。
「お前の思い通りにはならないよ。サタン、お前も死ぬのだ!」
「蜘蛛よ!裏切ったな!お前を救ったのは我だぞ!」
「だが、俺をここまで追い詰めたのもお前だ!お前が全ての原因だった!」
サタンは死んだ。サタンも食った。俺は神も悪魔も殺したのだ!だが、そのおかげで呪いは解けた。
もう、俺は神や悪魔に惑わされることはなくなったのだ。俺は完全に自由になった。俺の運命は俺が決める!
《シルバージャイアントタランチュラ》レベル∞
<スキル>猛毒レベル∞、擬態レベル∞、不老不死、闇の化身、神属性(∞)、神、暗黒神
<限定スキル> 古代魔法、精霊魔法、回復魔法
<擬態可能>一角ウサギ、雷大狼亜種、大鎧熊、ヒューマン、エルフ、銀龍、金龍、黒龍、ヴァン神族、アースガルド神族、悪魔
<ステータス> エルフ(名称:アディスフィア・ジル・ジオベルク)∞(レーヴァテイン装備)
俺はゾルガースの世界に戻った。俺は神であると共に暗黒神となった。
そして、俺は相変わらずウォフォールの王宮で暇を潰している。頼まれればゼフィーロの願いも聞いている。
やがて、俺はこのゼフィーロと結婚した。ゼフィーロは嫌がっていたが周りから押されて仕方なく納得したようだ。政略結婚というやつだろう。
俺はウォフォールの王となった。大して仕事はしない。汚職を働くものを殺して、無能なものは首にして有能なものをつけるくらいだ。俺には神の目があるのだ。後は学校と魔導院を作ったくらいか。俺はこれ以上は働く気がない。
すぐ北にあるイシュトヴァーン帝国から割譲を受けた領地の経営がうまくいってないので俺が奪った。5つの国による共同統治にはやはり無理があったのだ。ウォフォールと同じように経営している。有能なものに任せていれば万事うまく行くのだ。
俺はしばらくこの世界にいるだろう。飽きたら他の異世界にいってもいいが当分はここにいるつもりだ。




