第16話 天界
俺は森の中で目覚めた。ここはどこだ?
やけに木が巨大だ。巨人の世界か?俺はアースガルドの神々と契約した。
巨人といえば、ヴァナヘイムかムスペルヘイム、ヨトゥンヘイムあたりか?だが、ここは寒くもないし暑くもない。
恐らく、ヴァナヘイムだろう。とすると俺の敵はヴァン神族なのか?神と戦えとおっしゃりますか、雷神トール…。
俺は森を彷徨った。やがてウサギに出会った。あの懐かしい一角ウサギだ。ここにもいた。俺は旅の途中に20匹はウサギを食べた。しばらくウサギであのぬくぬくとした生活を送ってもいいんじゃないか?とりあえず変身した。
《シルバージャイアントタランチュラ》レベル1140
<スキル>猛毒レベル760、擬態レベル570、トールの加護、テュールの加護、不老不死、闇の化身、サタンの呪い
<限定スキル> ジャンプレベル1
<擬態可能>一角ウサギ、雷大狼亜種、大鎧熊、ヒューマン、エルフ、銀龍、金龍、黒龍
<ステータス> 一角ウサギ(名称:不明)71250
一角ウサギになって、一緒に草をもぐもぐと食べる。ああ、懐かしいな。体をすりすりとしてみる。気持ちがいい。
やはりウサギが最高だ。夜になったので一緒に寝ぐらで体を寄せ合って寝る。暖かくて気持ちがいい。
まさに天国だなぁ。まあ、ここは天界なんだが…。
朝起きたらいきなり声が木霊してトールに怒られた。
「何をしているのだ、蜘蛛よ!ヴァン神族と戦え!」
俺は反抗してみた。この無茶ぶりは無理だろう。
「雷神トールよ、ここは敵だらけの上にみんな神だ、どうやって戦えばいいんです?」
「仕方がない、神具を授けよう、レーヴァテインだ、これで戦うのだ」
なんかが落ちてきた。ガントレットのようだ。これ一つで俺にどうしろと…。俺はウサギで戦う気はない。蜘蛛に戻ってガントレットを付けてみた。さすがに魔法は使えるようにしておいた。
《シルバージャイアントタランチュラ》レベル1140
<スキル>猛毒レベル760、擬態レベル570、トールの加護、テュールの加護、不老不死、闇の化身、サタンの呪い
<限定スキル> 古代魔法、精霊魔法、回復魔法
<擬態可能>一角ウサギ、雷大狼亜種、大鎧熊、ヒューマン、エルフ、銀龍、金龍、黒龍
<ステータス> (エルフ化)(レーヴァテイン装備)
レーヴァテインって剣じゃなかったのか?こんな形だっけ?と思っていたらガントレットから剣が突き出てきた。
どうやら好みの武器に変身するようだ。俺は体を守るハリネズミのようなものをイメージしてみた。
ガントレットから無数の刃が突き出てきた。剣山のようだ。まあいい。これで戦える。
いやいやいや、俺は闇の化身とやらになったはずだ。これを試さないと。貴重な戦力かもしれないのだ。
まずは体が闇になるイメージをしてみた。…、体が黒くなった。手を伸ばすと伸びた…。闇になって変形できる能力らしい。とりあえず、銀色は目立つので黒いままにしておいた。レーヴァテインも黒色になった。闇に包まれているのだろう。
とりあえず、戦わないとトール神に怒られる。無茶ぶりすぎるがしょうがない。
森の出口で巨大な人間とであった。1キロはあるだろう…。これがヴァン神族か…。黒龍よりもでかいじゃないか。
俺は体とレーヴァテインを巨大化させた。巨人の胸に突進する。巨大な剣山が巨人の胸を貫通した。いきなり血を吐いてる。レーヴァテインはやはりすごい武器らしい。トドメにグラビティストームを発動したら、巨人の頭が砕けた。
そして、巨人を食べた。
《シルバージャイアントタランチュラ》レベル1640
<スキル>猛毒レベル1093、擬態レベル820、トールの加護、テュールの加護、不老不死、闇の化身、サタンの呪い、神属性(闇、雷)、神
<限定スキル> 古代魔法、精霊魔法、回復魔法
<擬態可能>一角ウサギ、雷大狼亜種、大鎧熊、ヒューマン、エルフ、銀龍、金龍、黒龍、ヴァン神族
<ステータス> (エルフ化)(レーヴァテイン装備)
どうやら、スキルが増えたらしい。神属性とやらが増えた。闇と雷の魔法で倒したからか?次で試してみよう。
すぐ近くに仲間がいたらしい。こちらに近づいてきた。
俺はそいつに向かってジャンプしたつもりがすごいスピードで巨人の胸に突き刺さった。どうやら闇の化身は飛べるようだ。トドメにフォースディメンションで首を切り落とした。空間を切り裂いて防御する魔法だ。接近さえすれば攻撃にも使えるのだ。そして、食べた。
《シルバージャイアントタランチュラ》レベル2140
<スキル>猛毒レベル1426、擬態レベル1070、トールの加護、テュールの加護、不老不死、闇の化身、サタンの呪い、神属性(闇、雷、風、聖)、神
<限定スキル> 古代魔法、精霊魔法、回復魔法
<擬態可能>一角ウサギ、雷大狼亜種、大鎧熊、ヒューマン、エルフ、銀龍、金龍、黒龍、ヴァン神族
<ステータス> (エルフ化)(レーヴァテイン装備)
やはり、攻撃する属性で神属性は増えていくようだ。
どうやらヴァン神族は人間のように街を作って生活しているようだ。ヘーニルという王がいるそうだが、そこまで辿り着けるかどうか分からない。というかヴァン神族を滅ぼすのは無理だ。
どういう意味で雷神トールは戦えといったのだろうか?
王を殺せば許してくれるだろうか。
天界編です…。




