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第13話 軍神テュール

俺はしばらくワリャーグとヴォルフの魔導院で魔法の資料を漁った。禁書も含めて俺は読んだ。

そして、召喚魔法が最も発達していたのがウォフォールだと知ったのだ。

マジで使えないウォフォール…。帰還する方法は失われていたのだ。まあ、蜘蛛のままで帰還しても俺は生活できない。

この世界の方が都合がよかった。魔導院では主に古代魔法について特化していた。俺の苦手な分野なので助かった。


ワリャーグとヴォルフでの用は済んだ。俺はウォフォールに戻った。俺は今後について考えた。

俺にかけられた呪いは解かれた。俺はもう災いを撒き散らすことはなくなったのだ。


程無くして、ザフィーロがやってきた。俺になんの用だ?


「ジオベルグ殿が銀龍を倒してから、どうも龍の森で異変が起きているそうなのです。龍の森から龍が出没するようになったのです」


銀龍はラスボスみたいなものだったから、それがいなくなって雑魚どもが暴れるようになったようだ。雑魚といっても龍だ。やつらはやたら強いんだが…。俺と龍との闘いが始まったようだ…。


そして、俺は今、アルヴァ帝国の北の森にいる。龍との闘いの前に炎の精霊と契約をする必要があった。ここまでは雷大狼の姿で走ってきた。


さあ、炎の精霊と契約するのだ。


「炎の大精霊よ、我と契約を結べ!」


「数奇なる運命を持つ蜘蛛よ、お前と契約しよう、我が名は軍神テュールなり!」


いやいやいや、また神様が来たよ。精霊と契約したかったが、しょうがない…。

ちなみに火曜日(Tuesday)の語源がこのテュール神だ。そんな豆知識があってもしょうがない。


《シルバージャイアントタランチュラ》レベル400

<スキル> 猛毒レベル267、擬態レベル200、トールの加護、テュールの加護、不老不死

<限定スキル> 古代魔法、精霊魔法、回復魔法

<擬態可能>一角ウサギ、雷大狼亜種、大鎧熊、ヒューマン、エルフ、銀龍

<ステータス> エルフ(名称:アディスフィア・ジル・ジオベルク)179770


俺は契約が終わるとさっさとウォフォールに帰っていった。


準備は終わった。俺は龍の森に行った。最初に見つけたのが灰龍。土属性の龍だ。黒龍じゃなくてよかった。


さっそく、火の精霊を召喚してみた。


「炎の化身たるファイヤーバードよ、我が敵に火炎の裁きを与えよ!」


4匹だ。これでいけるか?


俺は人狼化してサンダーボルトを撃ちまくる。既にレベル180にもなる雷だ。くらえ!


灰龍の攻撃は石の柱を突き立てる。足元が揺れるとすぐそこから離れた。そこから石の柱が突き出てくるのだ。

体が石でできているのが灰龍だ。ガチで堅い。そして、石の固まりを撃ち出してくる。地味な攻撃だか強い。


それでも銀龍ほどの生命力はないようだ。4時間程の戦いで沈んだ。齧ってみたが石の塊だ。硬くて食えなかった…。


しばらくは、灰龍との戦いが続いた。もう3匹も相手をしている。最初のを入れたら4匹だ。


ファイヤーバードは頑張っている。俺もサンダーボルトを撃ちまくっている。最後の灰龍が沈んだ。もう16時間も戦い続けたのだ。俺は疲れた。


《シルバージャイアントタランチュラ》レベル560

<スキル> 猛毒レベル373、擬態レベル280、トールの加護、テュールの加護、不老不死

<限定スキル> 古代魔法、精霊魔法、回復魔法、サンダーボルトレベル320

<擬態可能>一角ウサギ、雷大狼亜種、大鎧熊、ヒューマン、エルフ、銀龍

<ステータス> エルフ(雷大狼亜種化)(名称:アディスフィア・ジル・ジオベルク)251671


ウォフォールに帰った。そして、風呂に入ってぐったりとしてベッドで寝た。ウサギだったころの懐かしい夢を見た。

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