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第10話 ウォフォールの奪回

俺は街道を外れて雷大狼になって走っていた。荷物は袋に入れて口に咥えている。

逃げるならこちらの方が早いのだ。


あとは、ワリャーグまで行けばいい。途中でウサギ探して食べた。俺がウサギだった懐かしい思い出ももはや遠い昔だ。


この姿なら寝床にも困らない。


1週間でワリャーグに着いたので俺はエルフに変身して装備を着た。


王宮に向かった。途中で誰何されたがジオベルグと名乗ったら通して貰えた。


王の間というところに通された。やはりここも天井には煌びやかなシャンデリア。床は大理石で豪華な絨毯だ。どこも同じようなものだ。やがてお偉いさんがやってきた。


「そなたが悪魔を呼ぶエルフか?私はワリャーグの王、アークテリクスだ」


「そちらの使者の依頼通り、イシュトヴァーン帝国の帝都を滅ぼしてきました」


「まことか!?それは大義じゃ!褒美を取らす!」


なにやら金貨の入った袋を渡された。そして、しばらく王宮で過ごすことになった。まだ俺に用があるのか?

程無くして、イシュトヴァーン帝国にいた間諜も戻ってきたらしい。俺はレベルを確認した。帝都を滅ぼしたのでやはり一気にレベルがあがっていた。200年近くエルフでいられる。


《シルバージャイアントタランチュラ》レベル200

<スキル> 猛毒レベル133、擬態レベル100、トールの加護、サタンの呪い

<限定スキル> 古代魔法、精霊魔法、回復魔法

<擬態可能>一角ウサギ、雷大狼亜種、大鎧熊、ヒューマン、エルフ

<ステータス> エルフ(名称:アディスフィア・ジル・ジオベルク)71899


帝都は殲滅した。そして、皇帝を殺されて混乱しているようだ。反撃のためにウォフォールの国を取り戻すことになった。

そこの女王様とやらがここに亡命しているらしい。俺に会いたがってるそうだ。俺は了承した。


「妾はウォフォールの第一王女ザフィーロといいます。あなたがあのジオベルグですか」


「そうですが、俺になんの用ですか?」


「一緒に、ウォフォールの国を取り戻して欲しいのです」


「相手はどのくらいなんですか?」


「このワリャーグとウォフォールとの国境沿いにイシュトヴァーンの軍隊が4万います」


「分かりました。その軍隊を滅ぼしましょう」


南の同盟国の軍隊は3万いる。国境沿いで抵抗しているようだ。


俺はその最前線にいた。見晴らしがいいところを選んだのだが、敵の軍隊は多い。これは殺せばレベルがあがりそうだ。


さっそく殺すことにした。


「サタンの呪いよ!今こそ我に力を貸せ!我に仇なす者たちを全て滅ぼせ!」


イシュトヴァーン帝国は既に俺の敵に回っている。俺の敵になることがどういうことか思い知るがいい。


やがて辺り一帯が冷え込んできた。闇に包まれていく。敵の軍隊がざわめき始めたがもう遅い。悪魔達に蹂躙されろ!


4万もの軍隊が闇に包まれた。悪魔達による虐殺が始まった。瞬く間に4万の軍隊は殺され消えていった。


戦場に付いてきたザフィーロに会いに行った。


「イシュトヴァーン帝国の軍隊は滅ぼしましたよ」


ザフィーロはどうやら4万の軍隊が殺された惨劇に真っ青な顔をしていた。


「ジオベルグ、感謝する…、国を取り戻した暁には報酬を出しましょう…」


どうやら嫌われたようだが、もう気にしない。どうせ俺は蜘蛛だ。こうなる運命だったんだ。


南の同盟国はウォフォールの首都アルカイゼルに向かって進撃を始めた。敵はいない、ただ進むだけだ。

敵なき道を突き進んでいくうちにアルカイゼルに辿り着いた。どうやら残党がいたようだがそれも駆り出され殺されているようだ。


俺はウォフォールの王宮に足を踏み入れた。どうやら結構荒らされたようだ。金になるようなものは奪われたのだろう。同盟国はそのままウォフォールの各地に散って残党刈りをするそうだ。


しばらくは、イシュトヴァーン帝国は軍隊を出せないだろう。全滅したのだ。

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