第7話 素材集め
「よし……」
俺は森の中で深呼吸した。
さっきはオークに遭遇して死ぬかと思った。
「無理な敵には近づかない」
これ、大事。
ゲームでもそうだった。
レベルが低いのにボスに挑むと――
普通に死ぬ。
ゲームならやり直しは聞くけど
この世界では…
「まずはゴブリンの欠片集めだな」
俺は木の棒を握り直した。
ゴブリンの欠片。
そして木の欠片。
これを集めれば――
???で伏せられてる物と交換できる。
その時だった。
「ギャギャ!」
茂みの奥から声が聞こえる。
ゴブリンだ。
俺はゆっくり近づく。
木の陰から覗くと――
ゴブリンが一匹。
木の枝をいじっている。
(ラッキー)
俺はそっと近づいた。
距離、3メートル。
「……」
そして一気に飛び出す。
「うおお!」
ゴン!!
木の棒を振り下ろす。
「ギャ!」
ゴブリンは慌てて武器を振るう。
だが遅い。
俺はもう一撃。
ドン!!
「ギャア!」
ゴブリンはそのまま倒れた。
数秒後――
動かなくなった。
「ふぅ……」
まだ少し緊張する。
でも戦い方は分かってきた。
すると頭の中に声が響く。
⸻
《ゴブリンを討伐しました》
《ゴブリンの欠片 ×3》
⸻
「おっ」
欠片を拾う。
その時。
近くに落ちていた枝が目に入った。
「そういえば……」
俺はそれを拾う。
そして折った。
パキッ。
すると――
《木の欠片 ×2》
「おお!」
ちゃんと欠片になる。
「これなら木の欠片も集められるな」
俺はステータスを開いた。
⸻
ステータス
名前:ユウマ
種族:人間
年齢:18
レベル:1
冒険者ランク:なし
HP:100
MP:20
筋力:10
敏捷:10
防御:9
魔力:6
器用:12
⸻
スキル
欠片化
交換所
⸻
所持欠片
木の欠片:7
石の欠片:2
ゴブリンの欠片:8
フォレストウルフの欠片:3
⸻
「いい感じだな」
あと少しで――
必要素材は
ゴブリンの欠片 ×10
木の欠片 ×10
「もう少し狩るか」
その時。
また森の奥から声が聞こえた。
「ギャギャ!」
「ギャ!」
今度は――
二匹。
俺はニヤッと笑った。
「いいね」
「素材タイムだ」
俺は木の棒を構えた。




